2007年03月09日

カルツームより 〜特派員レポート〜

ただいま、中東ロードに出ている特派員より・・・(オットです。要するに)

「ドバイも涼しかったが(日中でも27-28℃くらい)、ここカルツームも今の季節は
過ごしやすい。
朝晩は非常に涼しく長袖が必要なくらいで日中でも30-31℃くらいまでしか気温が上昇
せず。
今回は当たりだな。未だ青ナイルがブルーに見える時期です。」

*注:
スーダンのカルツームは、ウガンダにあるビクトリア湖を源流とする「白ナイル」と
エチオピアのタナ湖を源流とする「青ナイル」が合流する街。
ここで一本の「ナイル川」となって、エジプトに流れていきます。
なぜ「白」と「青」かと言えば、そういう色に見えるからだそうだけれど、実際に色がわかる季節は限られているそうな。
サイドバーにある写真のように、どんより茶色っぽいのが普通らしく・・・
うっすら夢を持っていたので、初めて話を聞いたときはちょっとがっかりしたものですが。

で、カルツームはアフリカらしく大変に暑いそうで。
湾岸辺りも暑いけれど、ガンガンに空調が効いているので「体感温度」というか「実感気温」
は、カルツームの比ではないそうな(・・・そりゃあ辛かろう・・・)。


「今回は取引先の会社が手配してくれた、安くてこじんまりしたホテルに泊まっているが
インターネットの接続に手間取りやっと繋がった次第。
確かにこのホテルは便利で融通も利くホテルで、しかもヒルトンの半額以下(三分の一くらいか?)で朝食も付いているので文句は言えないのだが...。

でも部屋くらい毎日掃除して欲しい。

今日で三日目になるが、実はまだチェックイン手続きもしていない。
まだパスポートの登録もしていない。
それで良いらしい。」

*注:
カルツームのヒルトンは、おっそろしく老朽化が進んでいるのだけれど、他に競合がない
という理由でかなり強烈に高いそうな。
開発途上国の高級ホテルには良くある話ですが。

でも、そのホテルものんびりしてるなあ。
いいのか、それで?!

尚、カルツームの風景などはこちらをご参照あれ。
エジプトの田舎の方や、1990年代初頭のカイロの町並みなどが思い出されます。
ちなみに、カルツーム市内は撮影禁止です・・・。


「ドバイは高層ビルが空高く伸びるにつれて、ドンドン醜い街になっていくなー。
街の混雑、渋滞、空気の汚さもそうだが、何といってもサービスが悪い。
国の文化や習慣(と言ってもドバイに威張れる程のものが在るとも思えないが)を尊重しないイン・パキ連中を主流とした出稼ぎが中心なのでサービス面での充実を期待する方が無理かも知れないが。
まだ、カイロやカルツームの方が感じが良いよ。」

まあ「元カイロ土着民」には「冷たいコンクリートジャングル」なんですね(熱いけど)。
私は空港しか知らないのですが。

以上、特派員レポートでした。  

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2006年09月26日

スーダン産のカルカデ

カルツームヒルトンのランドリーバッグスーダン土産。
カルツーム・ヒルトンのランドリー入れもついてきた。
引っ付いているのは、全長25センチほどの「トトロの猫バス」だ
(巨大なスーダン産ゲジゲジではない)。
比較対照用。



カルカデ確かに、オットに「カルカデ、たくさん買ってきてね。スーダン産の!」と、頼んであった。

買ってきた。
「たくさん」だった。
現地の知己に頼んだら「荷物になるといけないので少なめに」と配慮して買ってきてくれたそうだ。

彼の地のホスピタリティーは、まことに厚い。


カルカデの葉っぱこちらは、カルカデの茶葉。
ハイビスカスの花弁に見える部分(実はガク)を乾燥させたものだ。
いい加減な写真で申し訳ないが、ご参考までに。

最近、美容によいということでティーバッグにしたものなどは愛好者が増えているらしい。

本式には、茶葉を煎じて淹れる。
私は中に大きな茶漉しの入った薬缶で、たくさん作っておくことが多い。
冷やすこともあるし、温かいまま飲むこともあるが、現地ではたいがい冷やして飲む。
きれいな紅いジュースのような飲み物だ。
ただし、甘味をつけないとかなり酸っぱい。
だから現地では、かなり砂糖を入れる。
時に歯に沁みるほど甘いが、暑気と熱気に疲れた体には意外に美味しくいただける。

この酸味は、クエン酸などの有機酸。
ビタミンCも豊富だ。

肉体疲労、眼性疲労、夏バテ、美肌などに効く。

カリウムも豊富で、二日酔いやむくみにもよいそうだ。
胃もさっぱりするし、のどにもいいという。

他にも色々薬効があるが、酸っぱいからと砂糖を入れすぎて糖尿病などになってはいけないので、日本で常飲される向きは、どうぞお気をつけあれ。
  
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2006年08月22日

カルツームのファーストフード店

私設特派員、この日のお昼ご飯は「高級ファーストフード」です。

カルツーム ファーストフード店3メニューは、サンドイッチ中心。
結構色々な姿の人がいます。
洋装の人は、長袖が目立ちます。
白いターバンに白いガラベイヤは現地に特有のもの。

椅子やテーブルの様子など見ると、確かにちょっといいお店のようです。



カルツーム ファーストフード店2女性は別席、という国も多い中、ここは同席可のようです。

衣服はカイロとあまり変わらないように思えます。
若干アフリカ風なイメージですが。

こちらと比べてみてください(カイロの高級住宅街です)。


カルツーム ファーストフード店添えられている青い野菜は、エジプトで「ガルギール」といわれるもの。
日本ではイタリアンなどでよく出てくる、ルッコラの香りをもっと強烈にしたような野菜。
栄養満点ですが、イタリアのものよりもちょっとくせがあります。


本当は、こういうローカルな店で生野菜の生食はお勧めできません。
本人は「懐かしい味だった」と喜んでいましたが、よいこの皆さんは真似をしないで下さい。

サンドイッチ二種。
手前は現地のチーズを挟んだもの。
奥ははっきりわかりませんが、カイロで良く食べる「ターメイヤ」のような、豆のコロッケかな?、と思います。

「食事はホテルでして下さいね」というワタシのアドバイスは、キレイさっぱり忘れ去られているようですが、六月の炎天下を過ごして元気で帰ってきています。

人類にも色々な種類があります。
だれがやっても大丈夫、ということではないと思いますので、現地に行かれる方は
お気をつけ下さい。
  
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2006年08月16日

砂嵐のカルツーム

スーダンでは、砂嵐を「ハブーグ」と呼ぶそうだ。
カイロでは「ハムシーン」。
各地で呼び名は違う。

カルツームでは、六月頃によくあるそうで、たまたま夫の滞在中に一度強烈なのが来た。
カイロのハムシーンよりも、重くて厚い感じがしたそうだ。

スーダン ハブーグ来襲中でもまあ、今回のは街が歩ける分ましなほうなのかなあ、と思う。
カイロでひとたび「凄いやつ」が来ると、目をあけて前を歩けないし、風で吹き飛ばされそうな勢いなので、外など歩けなかった。

確かに人通りは減って、砂塵が空を覆うので薄暗くなる。
面白いのは、そのおかげで陽射しが弱まるから、真夏の暑い盛りでも少し気温が下がって楽になる、という話。

スーダン ホテルの部屋よりスーダン ホテルの部屋よりヒルトンの部屋から撮影。
高みの見物?

こうしてみると、エジプト同様に、川沿いは緑が濃い。



看板はちょっと絵柄が古めかしいが、何やら若い女性が意外に肌の出た格好をしている。
この看板、読み解けた方、是非教えてください。

黄色い車はタクシーらしい。

ところで、砂嵐はエジプトだと3月頃に多い。
「だから、三月のエジプト旅行は避けたほうがいいのでしょうか?」という声をよく聞く。
簡単に例えてしまうと、これは「九月の日本は台風が多いから、旅行は避けたほうがよいでしょうか」という質問と似たり寄ったりだ。

確かに砂嵐の直撃(特に強力なやつ)が来ると、交通機関は全面ストップするわ、外は歩けないわで、大変な思いをするが、別に毎日毎日、というわけではない。
日本にいて台風直撃にあうのと同じだ。

しかもこの砂嵐は、エジプトの場合は三月だけに限って起きるわけではなくて、一月だろうが五月だろうが、来る時は来る。

実際、まるっきり問題のない日のほうが多い。
日本の秋頃の台風より頻度が低いかもしれない。

だから、是非三月に行きなさい、とはいえないけれど、当たったら当たったで「はあ、これが噂の砂嵐か・・・」と、珍しいものをみた気分になればよろしいのではなかろうか。
お天気のことだけに、私にはなんとも申し上げられないけれど。

カルツーム・ヒルトン ロビーこんな日は、ロビーでサッカーでも見るぞ、と集まってきた人たち。

古めかしい高級ホテル、というイメージ。
確かに、設備の老朽化は激しいけれど、でもここが一番マシなのだそうで。

背中にイングランドの旗を背負ってる人がいるから、これはイングランド戦でしょうか?  
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2006年08月14日

カルツームで魚を食べる

実は6月頃に、我がオット兼私設特派員はスーダンはカルツームにオデカケしておった。
よりによって6月。
実にご苦労なことだ。

そんな写真はさっさと上げればいいのに、なんとなくいままで持ち越してしまった。
スミマセン。

武運長久を祈って、タクシーが見えなくなるまで礼をしていた妻の鏡・・・などはどこにもおらず
「じゃあ、いってらっしゃい。拾い食いするんじゃないのよ」程度で送り出したのはワタシだ。

もうたぶんお馴染みの、朋友にして「中東ジャーナリスト界のパパイヤ鈴木」こと金子貴一によれば「街のレストランなどでの食事は避けた方がいいです。僕ですらホテルなど決まったところ以外では食事はしません」とのこと。

「あの」彼がそこまで言っている、という貴重なアドバイスは、最初にいった時にきちんと伝えてあったのだが、オット本人はホニャララリンと現地のパートナーが行く、普通のローカルレストランで食事をしていたそうである。

まあ、現地のパートナーも教養の高い立派な人だそうだから、ローカルとはいえ衛生状態のよい店を選んでくれていた、の、だろう。
そうに違いない。

今回は、現地で「魚でも食べるか」と、連れていってもらった魚料理のローカルレストランの風景。

毎度のコトながら「なにかをとくに撮る、というのでなくて、その辺の風景を適当によろしく」といってあるので、どこかにピントを絞ったりしていない。
写真はクリックすると拡大するので、皆さんそれぞれの目でみていただければ幸い。

カルツームの魚料理店立て襟の白いガラベイヤ(現地の衣服)は、エジプトのアスワンあたりでよく見かけるが、カルツームでは短いものの下にズボンをはいているのが面白い。
ガラベイヤのよいところは「とにかく風が通って涼しい」と、そこに尽きるのだが、
どうして下にズボンをはいてるんだろうか?
これがお洒落なのかなあ??
わかりません。

背後にこっそり、カメラに向かって手を振ってるおじさんがいます。
なんとなく可愛いですね。
店の入り口では、ビジネスマン風の男性が携帯電話でお話中。
ちょっとした、社会のコントラストに見えます。

カルツームの魚料理店2一番うまそうなのは、パンだ、と思う。
魚は、何らかの魚(たぶんスズキの類じゃなかろうか?)を揚げたものだ。
見た通り。

キュウリのヨーグルト和えは、トルコやレバノンあたりではハーブなどが複雑にはいって、さっぱりと美味しいものだが、アフリカ大陸を進んでゆくと、このように究極にシンプルになります。
塩と赤唐辛子(一味)で食え、と。
質実剛健。

ワタシの別ブログ関係のアミーゴは、アメリカ中西部の食事に音を上げて、ヘロヘロロン状態で帰ってきたが、やっぱりソレは贅沢である!と、思った次第である。
でも、我がオットが食べものへの「質実剛健忍耐我慢」を学んだのも、くしくも同じアメリカ中西部だった。

ワタシは行ったことがないからなんとも言えないが、こういうところにすんだら大変そうだ。

カルツームの魚料理店3お食事風景です。
おそらくテーブルの上には紙のテーブルクロスが敷いてあるようで、骨などの残骸はテーブルにポイポイと放るようす。
一見お行儀悪そうだけれど、床の清潔さにご注目いただきたく・・・。

このへんまで来ると、なんとなく「写真撮られてる」と意識した人が増えてきている。
写真というのは、彼の国では特別なものだから。

こういう風に、勝手にカメラを意識している場合は別だけれど、お願いして撮らせてもらった写真は、できるだけ現地に送ってあげたいものですね。
そういうところに限って、案外住所はシンプルだったりしますし。

尚、見ておわかりの通り、エアコンなどというものは「ない」。

ところで、なにか強烈な病に倒れて、妻が現地に呼び出されたら、いつでも動けるようスタンバイしてはいるのだ。

・・・が、実際に、無茶苦茶な強行スケジュールで疲労しきったオットが、カルツーム現地で体調を崩すことは一切なかったようだ。

なにしろ、うちのオットの売り物は
「往時のアントニオ猪木ばりの蛇のような回復力」
なので、よいこの皆さんは決して真似をしないで下さい、と、一応申し添えておく。

まるで日常の風景ですが、なにか気になること、気がつかれたことなどあれば、是非お知らせくださいまし。

(続く)  
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2006年06月18日

カルツームにて「特派員レポート」

実はスーダンに特派員を送り込んでいたのである。
最近帰ってきた。

カルツームのヒルトンで、フロントにコートジボアールの試合の日程を確かめようとしたら、ちょっとしたパニック。

「出てない!そんな馬鹿な!!」
「ところでなんだ、この『アイボリー・コースト』ちう国は?!」

わいのわいの、と騒いだ結果、要するに「同じ国」。

日本語では昔『象牙海岸』と読んでたこともあった気がする。

フランス語で"Cote d'Ivoire "、英語で"Ivory Coast"、日本語で『象牙海岸』というわけです。
ヒルトンのフロントでは、しばらくスタッフがわいのわいのと言ってる声がしたそうで・・・。

なお、スーダンやエジプトでは「アフリカ同士」と、各アフリカ・チームの応援で盛り上がってるとか・・・エジプト人のみなさん、あなたたち「アフリカ人」ていわれると、目を吊り上げて怒ってませんか、普段は・・・?



  
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2006年04月21日

巨大スイカ〜カルトゥームにて

060416巨大スイカスイカです。12月というのに、甘くておいしいんですと。
こうしてみると、確かにスイカって「西瓜」というだけに瓜科なんですね・・・。
  
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2006年04月20日

街の屋台〜カルトゥームにて

060416街の屋台食べ物の屋台です。
でも、これもれっきとした町の中心部。  
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2006年04月19日

果物屋さん〜カルトゥームにて

060416果物屋さん

さすが、果物が豊富!
一年中いろいろな果物が並んでいます。

ところで、特派員によると、本当のところ「市内での写真撮影は禁止されているのだ」とのこと。
川のそばで写真をとりまくっていたら、おまわりさんに叱られたそうで・・・。
  
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2006年04月18日

ナイル河岸の船〜カルトゥームにて

060416ナイル河岸の船

川を中心に町ができているのはカイロと似ているけれど、水際はコンクリートで固
まっていたりはしません。
こういうところで舟を一艘交渉して借りて、川の真ん中辺に行くと、青ナイルと白ナ
イルの色の違いが見える、ときいたことがあります。
  
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2006年04月17日

カルツームの町の中心部

060416カルツームの町の中心部まごうことなく、スーダン首都カルトゥームのダウンタウン、だと特派員は主張している。
まあ、町で一番のヒルトンに夏場エアコンが効かないというから、そうかもしれないな、と思う。
町の中心部の雑踏、です。
  
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2006年04月14日

カルトゥームの風景(1) ナイルの合流点(12月)

春に浮かれているうちに、あまりに『中東ぶらぶら』からかけ離れてしまった。
おおそうだ、冬に私設特派員が撮ってきた、スーダンはカルトゥームの写真でも!
(とってこさせておいて、今まで忘れていました、すみません)

以前は夏ごろのナイル合流点で、今回は冬。
大差なく見えるけれど、よぉく見れば夏場よりも若干色が違う気もしないではない。

060412-12月のナイル合流点
青白ナイル川の合流点。スーダンで夫が撮影(12月)。

向かって左が青ナイル、右が白ナイル。
源流は、青ナイルがエチオピアのタナ湖、白ナイルはウガンダ、ケニヤなどにまたがるヴィクトリア湖だ。

船に乗って川に出れば、もうちょっと色がよくわかるらしい。


  
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