詳しくは、喰いもん関係中心の別ブログをご参照いただきたいが、そちらに書くまでもないが
一応補足したいところを以下に・・・。
写真も撮ってきたのでご参考までに。

エジプトで言う「エーシュ」
アラブ圏によくある平たいパンを
エジプトではこう言うのだが、
その他アラビア語圏では「ホブス」になる
注意が必要なのだ。
(尚、湾岸では「エーシュ」が「米」になるところもあるらしい)。
どっち道、エジプト以外のアラビア語圏で「アイザ・エーシュ」(パンが欲しい)
などとエジプト弁で口走ると、プッと笑われて「アンタ、エジプト人かなんか?」
と、言われる。
エジプト弁というのは、アラビア語圏では日本でいう大阪弁のイメージがあるのだ。
そして、この方言はアラブ世界あまねく通じる。
笑い乃至は軽蔑を招くにせよ、とにかくよく通じる。
「だから、エジプト弁をとりあえず覚えると便利です」などという人もいるらしいが
(神戸を地盤にする「某議員さん」も、そんなことを御著書で、あくまで軽いタッチながら書いている)、やっぱりまずは「正則アラビア語(フスハー)」をやっておくに越したことはない。
とにかく、エジプト国内では「パン=エーシュ」となる。
「エーシュ=日々の稼ぎ」という意味あいにもなる。
日本語でいう「おまんま」という意味あいだろうか?

このスープは実に豆マメしい代物で、
このスープに郷愁を覚えはじめたら
アナタのエジプト化もかなり進んでいる。
どろりとしているのに
妙にボサボサした口当たり・・・
豆類が苦手な人は、まず喰えない、レンズ豆(Lentil)のポタージュだ。
エジプトの場合、スープをきちんと取ってさえいれば、慣れるとしみじみ旨いと思う
ようになる。
こちらの店の場合、日本人向けに口当たりは軽かったが。

エジプト名物のデザート。
西洋式に言う「パン・プディング」の一種で、
パンと干しぶどうなどをミルクで煮込む料理。
単純なものだが、何故か好き嫌いはわかれる。
なぜだろう?
こちらのレストランは、味付けは比較的現地に近い。
ただし値段はかなり強気だ。
近隣大使館(特にエジプト大使館)や、接待での利用を見込んでいるためか、と思う。
ちなみに、謳い文句になっている「五つ星ホテルのシェフ」は、わかる人には
わかるだろうが、カイロはザマレクにある「サフィール・ザマレク」というホテル出身。
いい加減な「なんちゃってアラブ料理シェフ」の作るものよりはかなりよいが、それだけに余計なことを言わなければよいのにな、と思ってしまうのではある。
特に何もいわなくても、そこそこ現地に近い味のものが出てくるので、なにか特に
エジプトらしいものが食べたいならば、予約の時点で相談しておくとよいと思う。
それにしても、この日に限ってなのかどうだか、店にいるお客の8割以上は女性だった。
私も女性3名のグループで行ったのだが、中東地域は本当に最近女性に人気なのだな、
としみじみ思った次第である。