なんで突然『中東ぶらぶら』にそこいらの花が出現するか、というと、意外に海外在住の方が、拙ブログをのぞきにきてくださることもあるらしい、とある時知ったからだ。
海外在住時、いつも花の季節には気がもめた。
特に、梅や桜の頃になると、どうにも花が恋しくなったものだった。
とりわけカイロにいた頃など、季節感が温度差と砂嵐くらいしかないようなものだから、
こればかりは本当に侘しかったのを覚えている。
日本にいると、少なくとも四季折々の花が見られて幸せだ。
でも、見られるならば見られるで、あの花はまだか、この花は見そこねてしまった・・・
などと、これはこれで気が揉めるから困ったものだ。

もう盛りはとうに過ぎて、
散り残りがぽつぽつと。
雨上がりの陽光はすっかり春だが
この数日は意外に冷え込む。
花冷え、というにも早すぎるのだけれど。

花という花が
今年は早々と咲いてゆく。
実家の庭ではミモザが満開だった。