御紹介を。
以下記事、ご参照下さい。
女に磨きがかかるというベリーダンスの魅力とは?
日本でも最近人気の「お稽古事」としてのベリーダンスの実態を取材、という記事で、
取材先は友人もたまに出ている『シェヘラザード』という東京は四ツ谷のクラブ。
詳しくは記事のほうを読んでいただくとして、欧米などで一気に人気が出た背景と、
事情や動機が似ているのが面白い。
「女性らしい、柔らかで官能的な動きが身につく」ということだ。
ずいぶん昔、欧米で女性らしいエロスを求めて、ベリーダンス教室に通う女性達が大勢いると
聞いたとき、さすがは性的にオープンなヨーロッパだなあと妙に感心したことがある。
別にレズビアン系の女性、ということではなく、「女性らしい動きを学んで、フェミニンさを磨きたい」ということだ。
私本人は、腰をくねらせたり色っぽいしなを作ったり・・・という仕草とは、
実にまったくもってキッパリと「無縁」(というのも見栄で、単に「無能」)なのではあり、
考えただけでコッパズカシイわい!ということになってしまうのだが、
そういうフェミニンさを美しいものとする感覚は、まあわからないでもない。
特にドイツ辺りの女性は、そういうところがあるかもねえ、などと他人事のように思いつつ
まあ日本で一般化するのは難しいだろうなあと感じたものだ。
一時代前の日本の感覚では「官能とエロス=隠微にして男性専科」だった。
こういうオープンな官能性を、女性が明るく健康的なものとして前向きに受け止める空気は
まだまだなかったと思う。
しかし、最近はそういったフェミニンな官能性を、一部とはいえオープンに受け入れて
身につけようと考える女性が日本にも現れた。
まるで時代遅れのオッサンのような感慨だが、「日本の女性も変わったなあ」と、
しみじみ思う。
言い方を変えれば、性に対する感性が、ポジティブな意味で強く逞しくなったのだろう。
一方で、男性の方はどうなのかしらん、とつい思ってしまう。
まあこれも個人的な感慨にすぎないし、余計なことだが、こっちは「相変わらず」
なんじゃないの、と思えてならないのだけれど。

ダンサーは日本人とヨーロッパのハーフ、とのこと。
エジプト辺りで見かけるダンサーは、
こういうイメージの体型の人が多い。
東京・目黒のエジプト料理レストラン
『ネフェルティティ』にて。
しかし・・・記事冒頭にある
「たるんだお腹を“ビシッ!と引き締めたいなら“ベリーダンス”がいいらしい」
というのはどうなんだろう?
その辺、筋肉質に引き締まっちゃうと、揺れるベリーが無くなっちゃうんじゃ・・・?
エジプト辺りのダンサーも、お腹回りはけっこう「ふくよか」だった記憶がある。
そもそも、あの界隈で本来「美しい」とされるのは、筋肉質に痩せたタイプよりは、
豊満でふくよかな肉体の女性だ。
本来ダンサーとしての訓練をつんでいる人が、引き締まった筋肉質な肉体美を身につけていることはあろうが、ベリーダンスだけでお腹がびっしり締まる、ということは、
どうもなさそうな気がするのだが・・・。
は、ワタクシ?
美醜体型以前の問題だろうなあ(・・・無論そういう問題もある。当然ある)。
こういう人こそがやるべし、などという内容も記事にあるけど、仕事の取材で体験レッスンに
強制的に通わされたフラですら、身の置き所のない思いで迅速に撤退した、うっすら女の皮をかぶったオッサン型キャラクター(・・・自分で書いていて情けないわい)。
こんな奴から「官能とエロス」なんざ振っても蹴っても出てこないもんであり・・・嗚呼。
だから、前向きにベリーダンスに向かう女性達は、私の目にはちょっと眩しい。