2007年12月30日

フランス大統領の休暇、そしてご挨拶

フランスのサルコジ大統領が、冬休みで恋人とエジプトへ行った。
最初聞いたとき、てっきりムバラク大統領の別邸もある紅海のシャルム・エル・シェイクあたりかと思ったら、なんと「ルクソール」だと!

「KY」という流行語が脳裏に浮かんだ。
ワタクシ本人の本名の関係でちっとも嬉しくない言葉なのではあるが、コレはまさしくその類だろう。だって、リゾートならば警護に囲まれたプライベートな場所を確保して日光浴するくらい何のことはなくても、ルクソールではそういうわけに行かないからだ。
ルクソールまで出かければ、観光はするだろうからね。
この二人がVIP待遇でクスクス笑いながら王や貴族の墓の片隅を指差して笑っている間、世界各国から押し寄せた一般庶民は足止めを食って待ちぼうけなのだ。

確かに観光客大移動のトップピークはまだだとしても、ルクソール人口が膨れ上がる季節なのは間違いない。
迷惑を被った旅行者は少なくあるまいよ・・・ああ、なんと罪作りな!
あの国は、こういうVIPが遺跡に入ると、お見事なほどに一帯全てを貸切状態にしてしまうのだ。
まあ、フランス自国の観光客ならば、ルクソールにへたをすると5泊もして一日一箇所見学・・・なんという暢気なことをやっているから、自国民に影響はなかろう。
一番割りを食ったのは、日本と韓国だろうなあ。
何しろ半日狂えば全てがオシャカになるようなツアー行程が多い。
二時間ほど拠点になる一箇所をクローズされただけで、一生一度の観光スポットに辿り着けなくなるグループもある。

こういうマイペースさを「フランス人らしい」などといったら怒られてしまうのだろうか?
あのシケたルクソール空港も、サルコジ大統領のお出入りでダイヤが狂ったりしたのだろうか?

しかもホテルのベッド数は限られたところなのだ。
いったいどこに泊まったのか、ご存知の方がいたら教えてください。

サルコジ大統領の前任者とはスタイルの違うフットワークの軽さは、案外面白く見てはいるのだけれど、こういうのは単に「軽薄」というやつだよなあ、と思ってしまう。

その後カイロに移動して、公式訪問としたそうだ。
確かにフランスが権益を握ろうとしているエジプトの国家プロジェクトはけっこうありそうだから、いいパフォーマンスになったのかもしれないし、ビジネスマンとしては面白い動きだが、国家元首としてのノブレス・オブリージュはまったく意識していないようだ。下品だ、と思う。

まあ、エジプト政府としては、来年以降のフランス人観光客来訪数急上昇は間違いなし、と算盤弾いているのだろうがなあ・・・ちょっと割り切れない気持ち・・・!

さて、話変わって・・・

今年は記事がすっかり不定期になってしまった。
そんなに熱くなれないのなら、いっそ止めてしまいなさいよ・・・と思う自分はいるし、実際「こんなことなら潔く止めてしまえよ」と言った知人もいた。

しかし、なぜずるずるこのブログを継続しているかと言えば、いまのところ縁が薄くとも、またなにかのきっかけで何か氏らの縁ができる可能性もなくはあるまい、と思うからなのである。

そもそもブログという形式は、無理にクローズするよりはそのまま放っておくほうが簡単だし、過去ログが何かで誰かの役に立つこともある。
まあこのまま当分この調子で、気が向いたときに記事をあげるような形式でやって行こうと思う。

年末年始は香港・マカオ出かける予定。
なにか面白いものがあったら、またご報告します。

皆様、今年もお世話になりました。
心より御礼申し上げます。



  

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2007年11月23日

エジプトへの邦人渡航者、ついに10万人越え

日経ネットの記事によると、エジプトへの日本人渡航者がついに10万を超えた由。
以下引用。

「エジプトへの日本人訪問者、初めて年間10万人超す
エジプト観光庁によると同国への日本人訪問者数は今年1―10月で10万9000人(前年同期比63%増)と初めて年間10万人を超えた。過去の最高は1997年の9万1000人だった。同年11月17日にイスラム過激派により日本人を含む外国人58人が殺されたルクソール事件以来、10年で回復した形だ」

この「10万」という数は、ずいぶん前から日本エジプトを問わず関係者の悲願だったから、大変嬉しいことだ。

記事にあるように、過去最高は9万越えくらい。
この年は年末年始を控えて「今年こそ10万達成!」と関係者一同が非常に盛り上がっていた時期だった。
JATAという日本旅行業協会主催の大イベント開催の年でもあり、この年エジプト政府観光局は相当な資金を投入して巨大なブースまで設営していた。
当時は私自身も在カイロのホテルの人間で、関係者ということでカイロから日本に出張してきていたのだった。

あのときの勢いは凄まじかったと思う。
初日の客先回りでは、各大手代理店の担当者が新規予約のファイルを積み上げて待ち構えていてくれた。
この数年前に、冷たい目で腕組みして「エジプトねえ・・・まあねえ・・・」と、いかにも気乗りのしない口調であしらわれていたことなど嘘のようだった。
一体どうしてしまったんだろう?!と面食らうほどの熱烈歓迎ぶり。
その日の仕上げは、夜の大手代理店との会食で、高いワインを気前よく抜いた。

座は勢いよく盛り上がり、さて二次会でもしましょうか・・・というタイミングで、同席していた部長氏の携帯が鳴った。
絶句して青ざめる氏の顔は今でも忘れられない。
中座して戻った時に告げられたのは「ルクソールのハトシェプスト葬祭殿で・・・」という信じがたいようなニュースだった。
テロ勃発、である。

そのまま会食はお開きで、ホテルにもどって情報収集に追われた。
CNNをつけっぱなしでカイロに電話をかけたら、どうも話が今さっき聞いたようなことばかりだ。
「ところで、そっちの情報源は?」ときいたら、なんとCNNだったので電話を切った。
今はどうだかわからないが、当時のエジプトの場合は政府からの「大本営発表」など誰も当てにしていなかったのである。
かなり脱力感と徒労感があったが、おかげでここでばたばた情報収集に走っても、結局は自分の気を紛らわせているだけで特になんの役にもたちはしない、ということに気付いてベッドにもぐりこんだ。
しかし一睡もできなかったのをよく覚えている。

直後のJATA会議では、立派に出来上がったエジプトのブースがやけにがらんとして、呆けたような顔つきでぼんやりしている関係者の姿に胸が痛んだ。
こういうと他人事のようだが、私も呆けた顔つきの関係者の一人だったのだ。

そんなこんなで日本からの観光客はしばらく途絶えた。
数年後には何とか持ち直して勢いをつけはじめた雰囲気は感じていたが、ついに今年念願の10万人を達成したわけだ。

あれからもう10年たってしまったのか、という思いと、10年もかかったのだなあ、という思いが交錯して感慨深いものがある。  
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2007年05月26日

トール、ダーク、ハンサムの謎 〜ニュースのお時間です〜

「インドの花嫁、相手が「色黒」で結婚を嫌がる」というニュースが、ロイターから。

この記事の趣旨は「女性が結婚相手を自由に選べない社会」という、ところなのだが、
私はむしろ「やっぱりインドでもそうなのかぁ」と、違うところに目が行った。
「色黒の男はいやだ」というくだりである。

欧米のロマンス小説など見ても、日本でモテる男性のタイプ類型を見ても、モテる男の
大事なキーワードは「トール、ダーク、ハンサム」ではなかろうか。
もちろん「リッチ」の一語は通奏低音のようにキッチリと根幹を決めてはいるが、
とりあえず「容姿」ということに限れば「背が高くて、肌が浅黒くて、堀の深い顔立ち」
の男性は、日本でも欧米でも女性に人気にちがいない。
直接リサーチしたことはないのだが、ホストクラブのホストの皆さんの多くは、
皮膚癌も怖れず日焼けサロンに通っている、とも聞く。

実に即物的に「そういう男性」を求めてエジプトにやってくる欧米女性も少なからずいる。
別にあからさまにそれが目的でなくても、日本人始めとしたアジアの女性たちも、
やっぱり現地の男性に言い寄られてあっという間に「恋に落ちる」パターンは多い。

別にそれはよろしい。
個人の自由なので。
真剣な恋に燃えるなり、割り切って遊ぶなり、お好きにどうぞ。

以前の記事で触れたこともあったと思うが、実はこの「肌が浅黒い」というポイント、
中東一帯では取り立てて美点にならないのである。
「まあ、そりゃあみんな浅黒いからねえ」などといってしまえば身も蓋もないが、
実際のところ現地の女性たちに色々聞いてみると、やはり「肌の色が白い男性」が
「ハンサム」という感覚らしいのだ。

「ここのオフィスで誰が一番ハンサム?」という質問を数箇所でぶつけてみた結果、
ベスト3に入ってくるのは「生白いヨーロッパ風」なオトコばっかりで、しみじみと
彼我の差(?)を感じたものである。

はるかグレコ・ローマンの時代から、支配階層は肌の白いヨーロッパ系の人種が
多かったせいだろうか、などと想像してみる。
特にエジプトに限れば、旧支配階級はトルコ系だった、ということも大きいのだろう。

尚、女性はどうかといえば男性よりも極端で「美人=色白」の図式はもっと強烈だ。
湾岸のほうの知人が「エジプトの女性は色が黒くてイヤだ」とはっきり口にするのを
聞いて「へえ」と驚いたこともある。

もっとも「じゃあ、結婚するなら?」の問いには、全員声をそろえて

「お金持ち!」

ということなのではあった。
ここで「そうねえ・・・」などとふと考えてみるのは、間違いなくたいそう立派なお宅の
お嬢様ばかり。
まあ、そんなものなのかもしれない。

ともあれ、このニュースを聞いて、インド辺りでも、同じような感覚があるのかなあ、
と思いをめぐらせた次第。

ところでこの記事で、色黒の花婿氏は花嫁の家の前でハンガーストライキを行って
抗議した、という話。
結局どうなったのかなあ、と少し心配してみたりする。
余計なお世話だろうが。
  
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2007年03月16日

古代エジプトのビールを再現? 

ちょっと古いニュースではあるが、古代エジプトのビールを再現したものが、密かに
売れているそうだ。

詳しくは以下参照。

京大と早大が共同開発 アカデミックビール「ホワイトナイル」

以前から、早稲田大学の吉村作治教授が、キリンビールと共同で研究を進めている話は
あったのだが(「キリンビール大学」の「古代エジプトビール研究所」は面白いサイトだ)、
京大農学部が原料となるエンマー小麦なる古代種を提供して、共同開発した結果、
販売が始まったもの。
両大学の生協などで販売していたが、この売れ行きがけっこう順調で発売半年で4万本売れたとやら。
330ml入りの小瓶が一本450円と、相当強気な値段だが、話題性の勝利ということだろうか。
製造元は黄桜酒造

ただし、現状はまだエンマー小麦はまだ完全に再現に至らず、今のところは近い種類の小麦を使ったもののみの販売。
本格的な「古代種」を使ったもののお目見えは、今年の夏以降になるそうだ。

さて、現代のエジプトに至ると、現地で一番よく飲まれているビールは「ステラ・ローカル」という。
ビールの話は、過去の記事にも書いたのだが、はっきり言って「5000年変わらぬ味わいって、こんなもんか」と思えるような代物だ。
ボトルによって当たり外れまである。
けれど、特に熱暑の下で「当たり」を引くと、これは実に嬉しいものなのではあった。

最近のラインナップはかなり充実してきて、ハイネケン・グループのもとで新ブランドが出たり、旧ブランドもかなり品質向上したり、ついでに場所によっては強烈に値段が吊り上ったりしているという話だ。
5000年の歴史が、この5年で力強い変化を見せている。
それで国が潤うのならば、よいことだ。

などなどと漠然と思っていたところ、先日東京都内の某エジプト料理店にて、
その『ホワイトナイル』がメニューに出ているのを発見。
ものは試しで飲んでみた。店では小瓶が850円。ご参考までに。

ホワイトナイルけっこう酸味のあるビールだ。
この微妙な酸っぱさは、
確かにドイツ辺りで小麦を使って作る
「ヴァイツェン」にどこかしら似ているが・・・
しかし、この妙に懐かしい酸っぱさは
なんだかどうも・・・

・・・カイロでよく飲んだ『ステラ・ローカル』なのだ、要するに・・・。
ああ、懐かしい。
懐かしいし、必死に研究開発した皆さんには誠に申し訳ないが、私は結局二杯目では

「普通の生ビール下さい」

などと、実に無粋なことを言っていたのだった。
きっと私の舌も根性も曲がっているに違いない。

でも、夏に本格的に「エンマー小麦製の古代ビール」が出たら、きっとまた文句言いながら
飲むのだろうな、と思う。

少なくとも、古代エジプトのビールを現代に再現するプロジェクトにはロマンを感じるし、
しかもそれが産学連携の成果として、きちんと利益まで上げているならば立派なことだ。
そういうことには、やはりきちんと敬意を表さないといけない。

それに、ステラ・ローカルには、ずいぶんお世話になったんだしね・・・などと言ったら、
関係者に余計申し訳ないだろうか?

でも、あの「不味いビールの味」が、最近たまらなく懐かしくなることがある。
「たまにはエジプトに里帰りせよ」という、ファラオのお告げ・・・かもしれない・・・。


ビールでいただきます!
  • 著:大田垣晴子
  • 出版社:ソフトバンククリエイティブ
  • 定価:1050円
livedoor BOOKS
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古代エジプトのビールは1ページしか出てこないが、こんな本もあり。
詳しくはこちらを。  
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2007年03月13日

ベリーダンスの魅力とは? 〜ニュースのお時間です〜

最近三回ほどベリーダンスの話を書いたが、ちょうど折りよくこんなニュースが上がったので
御紹介を。

以下記事、ご参照下さい。
女に磨きがかかるというベリーダンスの魅力とは?

日本でも最近人気の「お稽古事」としてのベリーダンスの実態を取材、という記事で、
取材先は友人もたまに出ている『シェヘラザード』という東京は四ツ谷のクラブ。

詳しくは記事のほうを読んでいただくとして、欧米などで一気に人気が出た背景と、
事情や動機が似ているのが面白い。
「女性らしい、柔らかで官能的な動きが身につく」ということだ。

ずいぶん昔、欧米で女性らしいエロスを求めて、ベリーダンス教室に通う女性達が大勢いると
聞いたとき、さすがは性的にオープンなヨーロッパだなあと妙に感心したことがある。
別にレズビアン系の女性、ということではなく、「女性らしい動きを学んで、フェミニンさを磨きたい」ということだ。

私本人は、腰をくねらせたり色っぽいしなを作ったり・・・という仕草とは、
実にまったくもってキッパリと「無縁」(というのも見栄で、単に「無能」)なのではあり、
考えただけでコッパズカシイわい!ということになってしまうのだが、
そういうフェミニンさを美しいものとする感覚は、まあわからないでもない。
特にドイツ辺りの女性は、そういうところがあるかもねえ、などと他人事のように思いつつ
まあ日本で一般化するのは難しいだろうなあと感じたものだ。
一時代前の日本の感覚では「官能とエロス=隠微にして男性専科」だった。
こういうオープンな官能性を、女性が明るく健康的なものとして前向きに受け止める空気は
まだまだなかったと思う。

しかし、最近はそういったフェミニンな官能性を、一部とはいえオープンに受け入れて
身につけようと考える女性が日本にも現れた。

まるで時代遅れのオッサンのような感慨だが、「日本の女性も変わったなあ」と、
しみじみ思う。
言い方を変えれば、性に対する感性が、ポジティブな意味で強く逞しくなったのだろう。
一方で、男性の方はどうなのかしらん、とつい思ってしまう。
まあこれも個人的な感慨にすぎないし、余計なことだが、こっちは「相変わらず」
なんじゃないの、と思えてならないのだけれど。

ベリーダンサー参考までに。
ダンサーは日本人とヨーロッパのハーフ、とのこと。
エジプト辺りで見かけるダンサーは、
こういうイメージの体型の人が多い。
東京・目黒のエジプト料理レストラン
『ネフェルティティ』にて。

しかし・・・記事冒頭にある
「たるんだお腹を“ビシッ!と引き締めたいなら“ベリーダンス”がいいらしい」
というのはどうなんだろう?
その辺、筋肉質に引き締まっちゃうと、揺れるベリーが無くなっちゃうんじゃ・・・?
エジプト辺りのダンサーも、お腹回りはけっこう「ふくよか」だった記憶がある。
そもそも、あの界隈で本来「美しい」とされるのは、筋肉質に痩せたタイプよりは、
豊満でふくよかな肉体の女性だ。
本来ダンサーとしての訓練をつんでいる人が、引き締まった筋肉質な肉体美を身につけていることはあろうが、ベリーダンスだけでお腹がびっしり締まる、ということは、
どうもなさそうな気がするのだが・・・。

は、ワタクシ?
美醜体型以前の問題だろうなあ(・・・無論そういう問題もある。当然ある)。
こういう人こそがやるべし、などという内容も記事にあるけど、仕事の取材で体験レッスンに
強制的に通わされたフラですら、身の置き所のない思いで迅速に撤退した、うっすら女の皮をかぶったオッサン型キャラクター(・・・自分で書いていて情けないわい)。
こんな奴から「官能とエロス」なんざ振っても蹴っても出てこないもんであり・・・嗚呼。

だから、前向きにベリーダンスに向かう女性達は、私の目にはちょっと眩しい。  
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2007年03月04日

アレキサンドリアに桜並木が!

「川崎・エジプト親善協会」の第二回友好訪問団が二日、川崎市役所で会見し、二月下旬に訪れたエジプトのアレクサンドリア市などに520本のソメイヨシノを贈ったそうだ。

詳しくは以下参照。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20070303/lcl_____kgw_____002.shtml

520本というのは、ちょっとした数だ。
ソメイヨシノがアレクサンドリアにどう根付くのか、ちょっと楽しみではある。

カイロから、在留邦人のお花見バスツアーがでるのかな、などと考えると、
ちょっと楽しい。  
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2006年12月17日

正しい和食の認定制度・・・?

農林水産省が、アメリカで「海外日本食認証制度」を始めるんだとやら。

ニュースはこちら。
livedoor ニュース


「正しい日本食」と言われても、じゃあなにをもって正しいとするのだろうか。
皆が抱く素朴な疑問だろう。

そもそも、そんなことはアメリカだから可能なのだなあ、と、カイロのころを思い出して
しみじみしてしまった。

例えば、カイロに住みはじめるまでは、
「茶色くなったマグロなど、寿司ネタとして許してはいけない」と思っていたが、
「紫色でなければ可」という妥協線が生まれたことがある。

どっちにしろ、韓国料理の数倍の料金を払って、なんだってわざわざこんなものを食べねばいけないのだろうか・・・と思うことしきりだった。
結局、お付き合いで止むを得ないとき以外は近寄らなくなったが、この数軒あった日本食レストランが全て、日本人経営のものだったのだ。

場所柄、どうしても材料が思うように手に入らない、というハンディはあったと思うが、それにしてみても韓国料理のレストランははるかに安価に、且つかなり努力の感じられるものを出していたのだから、日本食の方がなんと騒ごうと、やっぱり努力不足は明らかだった。

高くても美味しければ、それなりに存在意義はあるけれど、日本人の旅行者や在住者のホームシックに付け込んで、やけに値段ばかり高い店がどうも目立つ気がする。

これはカイロに限った話ではない。
日本帰国後に一度、夫とサイパンに出かけたとき、現地の食事のひどさに閉口してげんなりしたことがある。
世界中どこへ行っても、日本食のレストランに行こうなどとはまず思わないのだが、流石にちょっと参った。
で、日本人がこれだけ来ていることだし、せめて日本食くらいはましなのでは・・・と出かけたら、再び色の変わったマグロと遭遇。
二品で注文をストップしたことがある。
ほうほうの体で逃げてきたが、なんだかカイロを懐かしく思い出すような店だった。
ちょっとしみじみした。

結局、レストランの経営者のやる気と努力の問題なのだ、と思う。
イスタンブルなど、最近はよくわからないが、カイロにいたのと同じころに二軒、高いなりに努力している日本食のレストランは確かにあったから、そうとしか思えない。

最近のカイロ市内のレストラン・リストをみていたら、結構新旧交代したらしいので、今はどうなっているのかわからないが、今でも同じ顔ぶれが同じような店をやっていたら、結構面白いことになったことだろう。
なにしろ、某元女性大臣のご両親経営のレストランもあったりしたのだ。

まあ「ここの日本食は、日本政府のお墨付きです」程度の話ならば、馬鹿馬鹿しいけれど好きにすれば・・・とは思う。
例えば、日本のタイ料理のレストランが「この店はタイ政府お墨付き」と看板に上げるようなものだろうか。
これこそ、インド人もびっくり!なライスカレーの類に、インド政府が不満の声を上げて「これはインド料理ではない!」と断ずるような話だろうか。

こう考えると、本当に馬鹿馬鹿しい。
海外の料理を真似て、似て非なる「和風料理」を創作するのは、本来日本のお家芸だったように思うが、逆に向こうが真似して「カリフォルニアロール」なんかを喜んで食べはじめると「嘆かわしい」などと言い出す・・・度量が狭い話だ。

同じ税金を使うなら、例えば、世界各国に指導力と語学力と、きちんとした技術力のある日本人の料理人を派遣するなり、もっと広い意味での文化交流につながる活動に向けられないのか?

無理なのかなあ・・・?

おかしなニュースをきいて、なんとはなしに懐かしい話を併せて思い出した次第である。
  
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2006年10月27日

エジプト エネルギー事情(補足と訂正)

10月21日の記事について、知人より補足が。
私の認識不足も多いにあるので、訂正とともに以下ご参照を。

「エジプトにも確かに、天然ガスや石油などの資源はあるが、私の知る限りではせいぜい自国消費程度(ただしおかげで現地のガソリンは安かったけれど)」と書いたが、天然ガスに関しては完全に認識を誤っていた。

「こちらのコメントで、一点少々事実と異なるのは、エジプトは産油国としては小規模ですが、産ガス国としては結構なもの、ということです。今欧米メジャーが大規模な投資を行いつつ、開発事業を行っています。恐らく天然ガス、LNGの輸出で、あの国の経済状態は大きくimproveする筈です」

確かに、シナイ半島や砂漠沿いを走っていると、天然ガスの採掘現場(?)と思しきポイントを通り過ぎることがよくあった。

どうも「エベルギー資源=石油」というイメージが、自分の中で無意識のうちに相変わらず根強いのをつくづく感じてしまった。
それが時代遅れなのはわかっているのだが、しょせんは石油全盛時代の生まれ育ち、ということなのだろうか?

時代は変わってきているのだから、そういう思い込みはよくないなあ、と自戒する次第。

以上、訂正まで。

補足してくださった知人の某氏に、この場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございました。

  
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2006年10月22日

イランで初の民間携帯電話サービス始まる〜ニュースのお時間です〜

このニュースを聞いて、エジプトで初めて携帯電話が認可された時のことを思い出した。
今となっては、そんな時代があったなんて想像もつかないような普及ぶりらしいが、
当時は認可されるされると言いながら、何度となく延期になっていたものだ。

イランの状況が、その当時に重なるような気がして、携帯電話認可当時のエジプトのことをふと思い出した。

イランのニュースについては、以下を参照。
livedoor ニュース


もう10年も前の話になってしまうだろうか?
カイロで働いていた時代のある日、イギリス人の上司と一緒に、エジプトの大手顧客を訪問していて、そんな話になったことがある。

「また携帯が認可延期だそうだ」
「またかい。で、どうして?」
「逆探知と盗聴のメソードが追いつかなかったんだってさ」

ここでの反応は、まっぷたつだった。

「はぁ? そんな馬鹿な?!」と、呆れ驚く上司と私の一方で、訪問先のエジプト人社長やスタッフたちは「さもありなん」「そりゃあそうだろうなあ」と、普通に自然な納得顔でウンウン頷いていたのである。
実にまったく自然な反応だっただけに、一瞬内心あっけにとられたことがある。

それを見て、自分の認識の甘さを、改めて思い知ったものだ。
確かに、自宅の固定電話になにかにつけて盗聴音が入っていた時期もあったし、この国での言論の自由は、実はかなり制限されたものだ、と頭では理解していたのではある。
でもエジプトという国が表面のんびりしているせいか、実感が伴うことは意外にない。

しかし現実には、その場にいた彼らにとっては「政府の言論統制」など、ごく当たり前のことなのだ、としみじみ思い知った。
良し悪しをここで言うつもりはない。
ただ「そういう常識」が、当たり前に身について行動する人々なのだ、という現実が、大変マイルドな形ながら見えてしまい、自分の認識を改めたものだ。

昨今、アメリカの圧力もあってか、ずいぶん国内の雰囲気が変わってきたとはいう。
確かに、現政権やその後継などについてなど、政治的な話がほとんど日常の会話ではタブーだった10年余り前を考えると、国内の雑誌などのメディアでも、逆に心配になるくらい大っぴらに「政治」を語り、批判するようになっている。

イランの携帯電話認可の話で、そんなことを思い出し、考えた次第である。
  
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2006年10月21日

エジプト:天然ガス採掘・石油精製で中国と協力〜ニュースのお時間です

中国とアフリカの関係は、このところ何だか不可思議だ。

以前に、温家宝首相がエジプトを皮切りにアフリカ諸国を歴訪したニュースに触れたことがあるが(こちらを参照)、またまた中国対エジプトがらみのニュース。

詳しくは以下参照。
livedoor ニュース


エジプトにも確かに、天然ガスや石油などの資源はあるが、私の知る限りではせいぜい自国消費程度(ただしおかげで現地のガソリンは安かったけれど)。
確かに日本や欧米の各国資本は入っているが、メジャーな産油国ではない。

スーダンに中国人労務者が大量に送り込まれているような状況は、例えばエチオピアやナイジェリアといった国にもあるようで、人的資源まで無償提供してプロジェクト支援をしている中国。
「どう考えても採算があっているとは思えないものもあるね」とエネルギー関連の仕事をしている知人が言う。

今回の記事は、私の足りない知識と頭でナンボ考えても「なんかヘン」という程度の
コドモのような感想しか出てこないので、こちらはまた別の、エネルギー関連に明るい知人に「このニュース、どう思います?」と、聞いてみた。

知人のコメントは以下の通り。

「中国は御存知の通り、このまま行くとエネルギー不足で破綻、革命が起こる危険も有り、現体制を維持する為にバブルをある程度抑えつつもエネルギー確保に躍起です。

日本は無資源のくせに脳天気ですね。

それでも何等かの新エネルギー対策をしないと、中国も結局近々エネルギーが足りない状態にならざるを得ないのですけどね。

アンゴラ(アフリカ)の石油権益を得る為に日本のODAに匹敵する資金量を使ったし、中央アジアからマジにパイプラインを敷設して石油持ち込んでるし、とにかくブラックホールの様な国ですよ。

これはエネルギーだけでなく、近々食料、水、等でも同様の現象となってきます。
正に「不気味」という表現がピッタリです」

ふうむ、なるほど。
特に近年、石油以上に危機感高まっている「水」も絡む。

中国は国家の一番二番が今年に入ってからアフリカ大陸を囲い込むように歴訪している。
子供が白地図を描くようにわかりやすい訪問順だった
つまり、私にもわかるようなシンプルさだ。
そんなシンプルなものが私にすら感じられる、ということは、深いところでは「もっと凄いこと」になってるんじゃ・・・?、などと考えてしまう。

そのレベルでの歴訪など、それ以前のレベルでのお膳立てがうまくいっていなければできないことなのであるし。

一方で、資源関連の日本の動きは、正直言って良くわからない。
私が知らないだけかと思っていたが、かの知人にして「日本は脳天気」ということだ。

丸腰で兵糧も確保しないで国際社会を右往左往する図・・・なんて、つい想像してぞっとした。

ついでに、近所の大変情けないオス猫を思い出してしまった。
猫のケンカは、最初の睨み合いで勝負が決まるんだけど、目が合う前に逃げまわってる「お坊ちゃん猫」である。
我家のオネエサマ猫たちにまで、馬鹿にされている。

日本がアレだとは、思いたくないんだけれど・・・。

  
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2006年10月15日

預言者ムハンマド風刺画問題が再燃!

呆れて声もでないが、またデンマークで阿呆な事態が・・・。

まあ、よく聞いてみると、極右政党の若い連中が夏の集まりで酔っ払って、またまた悪趣味な絵を描いて遊んでいた、という、実に幼稚でお粗末な話。

しかし、意地の悪いことに、ここに潜入していたアーティストがその様子をビデオに撮って、ネットで全公開してくれたおかげで問題が公になってしまった。

詳細は以下ニュース参照。

http://www.asahi.com/international/update/1011/022.html

http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20061012-102707.html

デンマーク製品の不買などで、相当な経済打撃をくらい、当初の対応の悪さも手伝ってすっかり対外イメージが悪くなったラスムセン首相は、この事態に批判声明を出している。
「やっと忘れてもらいつつあるのに、いい加減にしてオクレよ・・・」と、トホホな気分なのかもしれない。

今回の事件は「私的な集まり」と気を抜いて悪ふざけをした「右翼のオバカな若者」のやらかしたことで、こういう低レベルな連中は相変わらずだ、という事実にはさほど驚きを感じない。
ヨーロッパ各国、こういう馬鹿はどこにでもいる。

むしろ悪意を感じるのは、この映像を流したアーティストとやらの行動だ。
なにを思って公開したのか?
極右政党の批判、というより、もっと悪質な意図が感じられる。

なぜ、こういう形でイスラーム世界を挑発しなければいけないのだろう?
この類の挑発に、イスラーム世界が確実に激昂するのを見越した上だとしたら、悪意の根は深い。

最近、こういった「正義の味方」を装って、イスラーム世界を挑発し過激化させる動きが意図的に仕組まれているように思えてならないのである。

対立を深めることで、利を得るものがそこにいる。
  
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2006年09月16日

レバノンの国連平和維持軍への自衛隊部隊拠出?(『軍事情報』より)

上記記事が『軍事情報』に上がっている。
是非読者の皆様にもご一読いただきたいので、ご紹介する。

http://okigunnji.com/010/post_201.html

「ウチの親」なんで、勝手に引用してしまうけれど、いいですよね・・・(どこまでも甘えた「子」なのだ)。


さて、強く頷いたのは以下だ。


「中東に関しては、フリーハンドの等距離外交を貫くべきではないでしょうか。
それでなくても「米の付き人」視されているのです。

わが自衛隊のイラク・インド洋派遣は、あくまで「復興支援」であり、「対テロ戦争
支援」です。
決して「イスラーム諸国や中東諸国を敵にまわす」ことではありません。

先進国で唯一、中東にフリーハンドを持つ国家。
この財産を、つまらないことで失いたくないものです。」


まったくその通り!

私レベルの視線から見ても、アラブ諸国で日本人が暖かく迎え入れられていて、リュックを背負った若い旅行者からビジネスマンまで「親日的だなあ」と感動するのは、欧米諸国のように「過去の歴史的負のしがらみ」が無いからだ。

日本と東南アジア諸国の関係と、中東と欧米諸国の関係は、まあ100%重なるものではないにせよ、状況的にかなり似通ったところがある。
そういうイメージで考えてみてほしい。

そういうヤヤコシイしがらみがない上に、援助までしてくれる。
そこに重ねて、大声で自己主張しない、階級意識、人種差別意識のほとんどない、本当にとってもいい人たち、というイメージがある。
憎きアメリカ(現地の反米感情は強く根深い)に敗戦しながら、先進国としてここまで立ち上がった、ということで、尊敬の念も強い。
まあ、要するに、単に「悪いイメージが無いから好印象」という素朴な感覚でもあるのだが、ひとたびアメリカにくっついて軍事貢献することで(実体はどうあれ、そういう印象になってしまうのだ、結局のところ)、せっかくの好印象と「現地の親日感情」が反転してしまう。

「それがどうした」といわれればそれまでだが、下は個人対個人から、上は国家対国家まで、上っ面でない親近感や好感情はなかなか根付かないものだが、反感というものは簡単に生まれてなかなか消せない。

子供じみた理屈だが、だから、詰まらんことでせっかく長年現地に根付いていた「親日感情」をドブに捨てるようなことは、シンプルながら日本の将来にまでかかわる重大事ではないだろうか、と考える。

ジャーナリストの金子貴一氏は、サマワに同行して陸上自衛隊付きのアラビア語通訳を務めたのだが(こちら参照)、その時に「今まで絶対に日本人を敵と考えなかったアラブの人々の気持ちが変わったように感じた。日本人は特別だ、という彼らの感覚が、明らかに『アメリカに与するもの』となって、初めてそれゆえに『殺されるかも知れない』という怖さを感じた」と言っている。

重箱の隅をつつくような話はいくらでもできるが、肌身でアラブと付き合ってきた彼の感じた「怖さ」は、私もなんとなくイメージできる。

「おお、お前は日本人か!」と、どこに行っても無垢な笑顔を向けてもらえていたものが、
「ふうん、日本人ねえ・・・」という表情に変わるとしたら、これは悲しいことだ。

だから、上記記事には大きく頷けるものがあった。
そもそも「よいイメージ」は、サマワでかなり痛めつけられている。

ここでレバノン云々、などという話で、自らのイメージを泥沼化させる必要はない。
絶対にない。

私の拙い感想はさておき、レバノン情勢が気になる方は、是非この記事をご一読いただきたい。




  
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2006年09月10日

フセインは反アルカイダだった、というレポート「ニュースのお時間です」


ナニをイマサラ・・・と思わず言いたくなるが、アメリカの上院で「フセインとアルカイダは無関係だった」というレポートがでた。

詳細以下参照。
livedoor ニュース


アフガニスタンの状況とイラクの状況は、なんとなく並列して考えてしまいがちだが、戦争でひっくり返る前の国の状態はまるでちがう。

アフガニスタンは明らかに「イスラーム原理主義」が跋扈する国だったが、イラクのフセインの場合は「イスラーム」は単なるお題目で、結局のところ「サダム・フセイン独裁主義」がまず第一。今の北朝鮮と同じようなものだ。

勿論、信仰を否定こそしないけれど、となりのイランやアフガニスタンのように、信仰を国のバックボーンにしていたわけではない。
サダムは軍人であって、宗教的な背景が強くはないし、イスラーム的にストイックな印象はゼロだから、アルカイダなんかと仲良くなるわけないじゃないか、と思う。

いまさらそんなレポートが出ても、混迷しきったイラクの国内情勢は元に戻らない。

はっきり言って、イスラーム原理主義なんかより、よっぽど危険なのは「アメリカ一国至上主義」の暴走だ。もうあれは、私に言わせれば「危険で偏狭な過激思想」の世界にずっぽり入っている。

まあ、イマサラながら一応事実が公式に認められたのは、決して悪いことではないけれど「要するに最初っからわかってたんじゃないの?」と勘繰る気持ちもつい出てしまうのではある。





  
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2006年09月04日

サウジ留学生がメイドを虐待 「ニュースのお時間です」


サウジアラビアからアメリカに留学してきていた男性が、本国から連れてきていたインドネシア人のメイドを虐待していた、というニュース。

詳細は以下。
livedoor ニュース


サウジアラビア本国でも、こういう話は珍しくないと聞く。
先日は、エジプト人が同国人の少女をやはりアメリカで不法に働かせ、虐待していた話を取り上げたが、根にある部分は似ていると感じる。

なんでも「いわれのない『イスラームに対する攻撃』である」などと主張しているらしいが、なんでもそっちに結びつければよいというものではないよ、と、呆れる。

中東やアフリカで、日本人始め外国人へのホスピタリティーが高いのは一面事実だが「下層階級」「下層労働者」という、社会的に貧しい層への階級差別意識が強烈なのも、またひとつ事実ではあるのだ。
だから、この事件の真偽がどうあれ、こういうことは十分に起こりうる。

勿論、こういう種の言語道断な虐待や差別に結びつくケースばかりではなく、貧しい層への積極的な施し、という形でプラスに出ることが多いのだが、階級意識の強さはヨーロッパなどの比ではない。

関係ない話だけれど、そういえば、エジプト人が同業のガイドの陰口を叩くとき
「あいつは下層階級出身だから」という言葉が少なからず出てきていたのを思い出す。

人間皆平等、という原則の下に生きている日本人には、理解の及ばない複雑な意識構造は、確かにあるのだ。
そういう意味では、日本はいい国だなあと、たまにしみじみと思う。

  
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2006年08月31日

ラムセス二世のお引越し 「ニュースのお時間です」


「巨大なラムセス2世像が引っ越し=カイロ市民見送る」というニュース。
なんだかこのタイトルだと、カイロからラムセス二世像がいなくなってしまうような感じがする。

ちょっと説明を加えると、日本で一般に「カイロ」と考えられている「ギザのピラミッド」も含めた都市の中心部は、ナイル川を挟んで東西に住所表記上のエリア名が「カイロ地区」と「ギザ地区」に分けられているのだ。

だから、カイロ地区の中心、ラムセス中央駅の前に50年以上置かれていたラムセス二世像が、川を超えて反対側のギザ地区に渡り、ギザ地区外れにある「ピラミッドのそば」にお引越し、ということ。
カイロの住民にしてみれば、ナセル元大統領が共和国を設立した時代以来、街の中心のシンボルだった巨像がなくなるので、非常に寂しいものがあるだろう。
でも、なにしろ空気汚染激しくて像の損傷がひどいので、実は1997年には既に引越ししていたはずだったものが、この日まで延びた次第・・・まあ、何事もそんなペースだから、特に驚きはない。

でも、実は観光コースでは、通りすがりざまに「あ、左手にラムセス中央駅がありまして、ラムセス二世像が見えま〜す」程度の説明で通り過ぎる像が、もうちょっと観光地らしきところに引っ越してくるから、見るポイントが増えてよいのだろうか?

詳しくは以下を参照。
livedoor ニュース


こんな写真も。
凄い渋滞だったろうなあ・・・。

ここが出発地点。
背後に、エジプト鉄道の起点、ラムセス中央駅が見える。

この駅、実は19世紀半ばにイギリス人が設計して建てられたもので、ヨーロッパの古い鉄道駅の雰囲気を今でも残しているもの。
なかなか洒落た駅なのではある。

鉄道マニアなら、内部に博物館もあるというし、足を運んでみたいところかも知れない。

でも、一般のツアーの場合は残念ながら素通りで、鉄道を利用する場合も、次の「ギザ駅」という小さな駅から乗り降りする。
ラムシス中央駅近辺は、交通渋滞がすさまじくて大型バスが入り込む隙間などないからだ。

さて、像の引っ越し先は、ギザのピラミッド近くに建設中の「グランド・ミュージアム」ということなのだが、2007年完成と言われながら(当然誰一人信じていなかったにせよ)、2010年に延びて、いったいいつ開くのかは神のみぞ知る。

その間、どこに置いておくのだろう?
建設予定地だろうか??
ご存知の方、教えてください。

  
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2006年07月11日

イエメンのサレハ大統領のプロファイル「ニュースのお時間です」

中東アラブ諸国の場合、軍の支持を背景に政治量を維持する権力者が多い。
王政で無くても、実質的に独裁軍事政権で、実質は変わらない。

イエメンのサレハ大統領も、軍と部族を支持基盤に長期政権を維持して、
既に28年になる。
息子の一人が後継と目されているところなど、リビアやエジプト、シリアなどの国々と似ている。

以下、特にニュースというのではないが、サレハ大統領のプロファイルがうまくまとまっている記事を見つけたのでご紹介。
livedoor ニュース


以上、ご参考までに。  
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2006年07月04日

奴隷にされる子供たち「ニュースのお時間です」

『奴隷にされた少女 メンデ』という本がある。
メンデ―奴隷にされた少女

スーダン中部に生まれたメンデという少女が、12歳で村を襲撃され、拉致され、暴行を受け、そして首都カルツームの金持ちの家に売られて「イエビト(名前をつける価値もない娘)」と呼ばれ、家に半監禁状態でした働きを強いられる、という、読んでいるだけで、怒りの余り握った拳が震えてくるような話だ。

その後、その家族の親戚がロンドンでした働きが必要である、とロンドンに移され、同じような生活を強いられる。

これはスーダンの話だが、エジプト人でも同じケースがあることが報道された。
幼い少女がエジプト人の家族から引き離され、アメリカでエジプト人の金持ちで奴隷労働を強いられていた、というニュースだ。

詳細は以下を。
livedoor ニュース


開発途上国には良くある、といってしまうと実も蓋もないが、同国人同士での差別問題というものは、国内で完結するだけに外になかなか漏れてこない。
「階級意識」というものが幸いにほとんど存在しない日本では、なかなか理解しがたい現象かもしれないが、実は同国人同士の階級差別意識は、エジプトやスーダンに限らずかなり根深く存在する闇である。

「カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の中東問題専門家は、西側の考えでは、子どもをメードとして奴隷扱いにすることは、とうてい許容されないと指摘」とか、ヌルいことが書かれているが、西だろうが東だろうが、こんなことが許されていいはずがない。

人権保護団体など、もちろん動いている組織はあるが、なかなか表に出てきにくい問題だ。これをきっかけに「闇」がもっと追求されることを、心から願う。
  
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2006年07月03日

エジプトの「言論の自由」〜「ニュースのお時間です」

ここ数年のエジプトの様子を遠くから眺めていて、ムバラク大統領もずいぶん、国民の言論に柔らかくなったものだなあ、と隔世の感を覚えていた。

私がはじめてエジプトに行ったころ(1980年代末)は、渡航前に
「たとえ日本語でも、エジプト政府批判などを外でしてはいけない」
「電話で政府批判じみたことを言うのも、やめたほうがいい」
などなどと言い聞かされて旅立ったのを覚えている。

だから「言論の自由」などという概念自体がなかったし、私の電話にも始終盗聴音が入っていた。
突然しゃべっている相手の声が遠くなって「ザーー」という雑音が入るので、
すぐわかるのだ。

これは、カイロの某警察署の署長から教えてもらったことだ。
「そうなったら、しゃべることは気をつけておけよ」と。

ちなみに、このオジサンは面白い人で、どこぞかの飲み会で知り合ったんだけど、ハッシシやって、酒飲んで、パトカーに飲みにきてたヤツまとめて乗せてディスコ連れてってくれたりしたものだ。

たまに誘いが来ると飲みに行ってたが、色事方面に話が行きかけると全部ハナシがあさって方面に飛ばされて宙に浮くので「誘うだけムダ」と思うようになったらしくて、いつの間にか電話がかかってこなくなった。

そんな話はともかくとして・・・。

最近はエジプト人もかなり堂々と政府批判などするようになった。
夫に色々聞いてきてもらった話やら、単なる英語のタウン誌だった
"Egypy Today"などという雑誌が、かなり政治批判的な記事を乗せるようになっていることやらを遠くから見るにつけ、ドン・ムバラクも年をとって、少しは軟化したのかねえ、などと思っていたが、やはり根本的なところは変わらないらしい。

要するに、対外的なポーズであり、国民の不満の軽いガス抜き程度の変化で、
本質的にはやはり言論統制の厳しい国なのだ。

反ムバラク的な記事をかいたかどで、逮捕拘留されていたエジプト人記者に
有罪判決。

詳細は以下を参照。
livedoor ニュース


そういえば、国家治安維持法の廃止も先延ばしだ。

のんびりのんきに見えて、案外辛いところもある国なのではある。  
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2006年06月19日

中国とアフリカの不思議な関係 「ニュースのお時間です」

温家宝・中国首相は18日、カイロでムバラク・エジプト大統領と会談した。

詳細は以下。
livedoor ニュース


関連記事
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0619&f=politics_0619_001.shtml

エジプトを皮切りに、ガーナ、コンゴ共和国、アンゴラ、南アフリカ共和国、タンザニア、ウガンダと七カ国を歴訪する。

関連記事は以下。
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2098504/detail

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060619AT2M1800B18062006.html

4月には胡錦濤国家主席が、ナイジェリア、モロッコ、ケニアの3カ国を訪問している。

資源確保のための精力的なアフリカ外交、と一言ですむような気もするが、今回のエジプト、南アに前回のモロッコと、特段エネルギー資源があるわけでもない国とも友好関係を築こうという姿勢が見える。

アフリカを見渡して、南アはアフリカで唯一先進国に近いインフラのある国だ。
エジプトはアフリカとアラブの交差点にあり、界隈の「御意見番」で、モロッコはマグレブのキーとなる国である。

こうしてみると、中国の「アフリカ外交」というのは、単に資源欲しさに関係諸国をうろうろ訪問しているわけではなくて、マクロな視点からアフリカを自国側に取り込もうという、シンプルながら非常に戦略的な動きをしている印象がある。

そして、国家元首がこのような動きを見せている、ということは、すでにその土台が諸分野で出来上がっているのだ、とも考えられる。

あれこれ記事を読んでいて引っかかるのは、経済関係樹立、技術協力、といったよくあるお題目の中にある「人材交流」「人的援助」というところだ。

全然違う話になるが、例えばカタールあたりからスーダンはカルツームに飛ぶ飛行機は、常時中国人の労働者風でいっぱいなのだそうだ。

実際にそういう飛行機にたまに乗る夫によれば、全員見事に作業服のまま。
話そうにも中国語以外通じない。
スーダンで中国が進めている、各プロジェクトの労務者たちなのだそうだ。
こういうと語弊があるかもしれないが、人相風体ははっきりいってよろしくない、という。

そして、これはカルツームの「町の噂話」なのだが、この労働者たちは砂漠の奥地のプラントに送り込まれることになるという。
確証ゼロの話で、ほとんどブラックジョークだが、これがどうも普通の労働者ではなくて、中国各地の刑務所からつれてきた服役囚だ、という説も流布している。

確かに、そういう意味では「人的資源」は豊富な国ではあるけれど。

尚、うちの夫はまず海外で日本人に見られることがないのだが、カルツームの空港でだけは「一目でわかってもらえた」とのこと。

私服であれ、普通の格好をしているアジア人が、彼一人だったからだそうで・・・。

なんだか、あはは、と笑えないものを感じる話なのではある。
  
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2006年06月14日

ザルカウィ関連補足〜『軍事情報』より〜

先日の関連記事
で、私個人の事件に対する「感想」を書いたのだけれど、さすがは「親」の『軍事情報』が、別の見方を出しているので、ご紹介します。

以下をご参照ください。
http://okigunnji.com/2006/06/post_39.html

尚、この機会に久しぶりにご説明すると、拙ブログは元々、こちらの『軍事情報』が毎週配信しているメールマガジンの「別冊連載」という始まったものです。
たまにサボりますが(・・・)、原則毎週木曜日にメール配信している記事の記録用、という形でスタートしたブログです。

私と軍事って、どうも事情を知らない方には不思議な取り合わせらしく、
「何故?」という質問もたまに舞い込みますが、中東の生活事情などと「軍事にまつわる諸情報」を、お互いに情報交換しているような関係です。

日本の場合、どうも「軍事」という言葉に潜在的なアレルギー反応があるようですが、私は、今後の社会情勢や世界情勢を理解していくうえで、好き嫌いは別として現状を正しく理解することは、必要なことだと思っています。

ただし、そういうきちんとした情報はなかなか得られないもので、そういう意味でもこつこつと「バイアスのかからない情報」を発信している『軍事情報』は、非常に貴重な情報源であり、いまや大事な仲間でもあります。

『軍事情報』http://okigunnji.com/

私の別冊連載は、諸般の事情で数回お休みをいただきましたが、インシャアッラー、今週は復活します。
木曜配信予定です。

メールマガジンのほうは、ブログ左上から配信登録できます。
「オマケ」にもれなく、ワタクシの別冊メールマガジンがついてまいります。

  
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2006年06月08日

アルカーイダのザルカウィの死亡確認「ニュースのお時間です」

イラクのアルカーイダ指導者とされてきた、ザルカウィがアメリカの空爆により死亡。指紋と写真で本人と確認された。

詳細は以下
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2059003/detail

決め手になったのは、4月末に本人が流したビデオ映像らしい。
爆撃地点の地図も併せて、以下詳細参照。
livedoor ニュース


ザルカウィ本人の詳細については以下を参照(ウィキペディアより)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%82%A3

ザルカウィが実際に、イラク国内でのテロ活動に影響力があったのは事実だろうが、戦争時の存在感がどうも薄れていた感はある。
カリスマではあるから精神的支柱とはなっていたにせよ、アルカーイダ自体が以前も触れたように実働性よりは、カルト的なテロリストのシンボル化している印象がある。

これは私の個人的なイメージに過ぎないけれど、9・11以降のあれやこれやで「金づる」がいっせいにそっぽを向き、資金力が無くなったものだから、各地のグループをまとめて組織化するだけのパワーをなくしたのではなかろうか、と想像する。

だから各地に色々なテロ組織があっても、変な話だがお互いが「親戚づきあい」程度で、アルカーイダ自体の組織性は薄い。
それだけに、逆に怖い。
頭を叩けばつぶれる、というわけではないからだ。

と、いうわけで、でかいモグラを仕留めたのはめでたいが、これで終わりではない。
むしろ、世界各国各地で細分化した「アルカーイダ関係」と称する、中小規模のテロ組織がそれぞれ独自に動いているようだから、カリスマを失ったのをきっかけに、こういう連中が一斉に「弔い合戦」と称して何かやらかしそうで怖い。

モグラ叩きゲームは、まだ続く。

日本政府も「『ビン』とついた名前の送金先を全部チェック・・・」なんつームダなことやってないで、むしろ危機感を高めるときではないか、と思う次第。

だから、以下の首相発言、あまりにヌル過ぎて泣けた。
http://www.sankei.co.jp/news/060608/sei118.htm

一方で、イスラーム自体に対する歪んだイメージや偏見を、一般レベルで正していくことは大切だと考える。
こうした歪みや偏見が、反感と憎しみの温床になっていくわけで、それが次の事件につながっていく。
この連鎖を断ち切るものは、やはり正しい理解。
マスコミも政府も、中途半端に恐怖感をあおるだけでなく、地に足のついたイスラームの実像を伝えることに、前向きに取り組む時なのではないだろうか。
  
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6月7日付け「日本のザルなテロ防止マニュアル?」補足

上記については、私も伝聞だったので若干内容にずれがあった。
7日付けにて、読売、毎日の各紙に掲載されている。

読売の内容は以下の通り。
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/060607_4.htm

ここで問題なのは、7日付けでも書いたが、マニュアル作成時のいかにもお役人的な手抜きと、政府がどうもこういう対策を各省庁に丸投げにしているらしい事実だ。

テロ防止、テロ対策は国家レベルの問題であって、きちんとした指導が必要で、詳細わかりやすく説明する窓口などもあるべきだと思うが、決してそうはならない。
「ビン」はそういうチェック対象からはずせばいいんですね、という問題ではない。

こういう幼稚なことで右往左往しているところは郵政公社に限るまい。
こういう話、氷山の一角ではないかと思えて仕方ないのだが、どうだろう?

  
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2006年06月04日

日本チーム、マルタと対戦&最終調整、ですと『ニュースのお時間です』

本日、日本チームは最終調整で「マルタ戦」です・・・。
livedoor ニュース


マルタ島は素晴らしいところです。
大好きです。
なにが好きって、今やどこにいるのかわからない、かつて愛読した作家のA.J.クィネル氏が長年住んで、しかもクィネルの描く「クリーシー・シリーズ」の舞台に何度となくなっているからです。
クリーシー様おらねば、ゴゾ島など決していってなかったと思う。

ところで、一応ニュースのほうですけど、どうして最終調整の対戦相手がマルタなのか良くわかりません。
あれならば、地元の高校生とかとやったほうがましなのでは・・・と、素人は思ってしまいます。

だって、マルタって、ヨーロッパ予選はこれですよ。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/wcup/06germany/preliminary/data/europe/eu_group8.html

でもね、まだいいんですよ。
三回「も」引き分けで、勝ち点が「3」もあるから・・・。
もっとすごい国がヨーロッパにはあります。

10試合40失点勝ち点ゼロの「サンマリノ」とか・・・
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/wcup/06germany/preliminary/data/europe/eu_group7.html

12試合48失点勝ち点ゼロの「ルクセンブルグ」とか・・・(ここにはなんと同グループに「リヒテンシュタイン」も入ってました)。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/wcup/06germany/preliminary/data/europe/eu_group3.html

サンマリノなんて、人口約2万8千人。
国民総動員しても、日産スタジアムは埋められません・・・。

FIFAのヨーロッパ予選というのは、とっても不思議です。
日本の「九州」とか「四国」とかが独立国になったら、一国として参戦できるんかい?!(ちなみに熊本県人の夫は「熊本は日本ではない。独立国ばい」と、勝手な意味不明な熊本県独立構想を酔って語ることがある)。

さて、マルタ島の話。

カイロにいたころ、長年の付き合いの友人が帰国するというので、ローマに遊びに行ったことがありました。
何しろ往復300米ドルもしない格安航空券があって、ホテルはワタシの勤務先関係でスペイン階段のすぐ上にある某高級ホテルがただ。

そして、その上・・・
「マルタ航空なんだけど、帰りの一泊はコーラル・ホテルが二食送迎つき・・・」
セイセイセイッ!!(とはいいませんでした。HGさまが現れるのはその10年後)

「クリーシーさまゆかりの、あの・・・」
「あ〜好きだったの?」
「愛しています」
「・・・え〜?・・・」
「あなた、あれを読みながら『ゴー、クリーシー、ゴーーーッ!』とか、
さけばなかったの?」
「いいえ・・・て、いうか、アリーマって、意外にミーハーなんですね・・・」
「わるいか?!」

と、いうわけで(?)、ローマに始めて長逗留し、ローマの街に恋をして、
お帰りは「クリーシー様、マイ・ラブ」とつぶやきつつ、
ヴァレッタの古都など徘徊(メンテ抜きで寂れた古都って、下手に観光化されたところと違う迫力があります)。
夢のようなゴゾ島の田園風景に目を潤ませ(ここでクリーシーさまが闘いの傷を癒したのね・・・)。

しかしローマからダイレクトに来ると食べものまずいっ!
と軽く文句も言いながらすごした一日。

ちなみに、ヴァレッタに小さな図書館か何かかと思って迷い込んだ古めかしきお屋敷がありました。
中庭に立ってぼーっとしてたら、守衛が「ちょっとちょっと」と。

「ここはね、はいっちゃだめ」
「あ、すみませーん。でもここ、なんなんですかぁ?」
「国会議事堂だ」

あと、マルタ語って、アルファベット表記だけれども基本的にアラビア語で、それに英語とイタリア語がちゃんぽん片栗粉とじ状。

背後の会話が、なんとなく聞こえてきてなんとなく理解できたとき、
「ふみゃぁ??」と思ったけれど、まさしく言語というのは歴史の落とし子だなあ、と痛感した次第。

『のんびり日記』のSuuSuuさんが、大変面白い記事を出しておられるので、
是非ご参照ください。

http://blog.goo.ne.jp/senang_suusuu/c/dcfe00515c255885f6a6b533afae01f7

さ〜すがボンボンぞろいのマルタ騎士団、すごいもんを残してます。

そういう美しい島国だけど、何も最後の調整に日本とやらなくたって・・・
と、思うのでした。

何故?


  
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2006年05月25日

ウサマ・ビン・ラディン、音声のみで存在をアピール?「ニュースのお時間です」

ウサマ・ビンラディンが、なぜかテープ音声で存在をアピールした。
内容は、終身刑宣告を受けたザカリアス・ムサウィ被告は無実である、とか、その他収監されているものたちも9・11に関係ない、といった内容だそうだが、真実に迫る内容ではないらしい。

以下をご参照。
livedoor ニュース

http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1998233/detail
アルカイダがもうすでに統一性のある組織でなくなっているのは、皆さんよくご存知だと思う。
なんだか一種の「カルト思想」と化しているのだ。
あっちこっちで「アルカイダ」と称するテロは起きているが、本来の実働部隊(まだあるんだろうか?)が動いた様子もない。

先日もナンバー2とされるアイマン・ザワヒリが声明を出していた。
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1898640/detail

どうも奇妙でならないのは、昨今のアルカイダの「核」になる部分の存在感の希薄さだ。本人たちもそれを慮ってこんな声明を出して「オレはここにいるぞ」とやっているのかなあ、などと想像するが、声明の中身が薄いだけに余計存在感が薄れている気がする。

以前から、この「アルカイダ」という組織自体が、何らかの政治的思惑ででっち上げられた「作り物」だという説もでている。

先日のエジプトはシナイ半島のテロにしても、実行組織は明らかにシナイ半島内に拠点を置いていて、アルカイダの指揮下にあるという印象はゼロだ。
これは、単にアルカイダの名を借りた「反ムバラク政権組織」なんじゃないか、と私は想像しているのだけれど。

このあまり意味が感じられないアピールは、いったいなんなのだろう?
第一、なぜ音声だ?
存在感を本気でアピールするなら、映像を出せばいいではないか。

以下には「アルカイダと関連のあるテロ組織」が一応あげられている。
ご参考までに。
http://homepage2.nifty.com/cns/middleeast/alqaida.htm

最近ますます謎を深める「アルカイダ」なのである。
  
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2006年05月22日

イスラエル/パレスチナで現代版ロミオとジュリエット?!「ニュースのお時間です」

お互いにもう理由や理屈を超えた憎しみを増幅させているイスラエルとパレスチナ。
でも、男と女がいる限り「愛」がすべてを超えられることもある。
しかしあってないような国境が越えられない・・・という話。

以下ご参照。
livedoor ニュース


二人ともアーティストだというから、一般庶民とはまた違う感覚があったのだろうが、しかし大変な話だ。
女性のほうはユダヤ教からイスラム教に改宗までしている。

本来、ユダヤ教徒とキリスト教徒は、女性であれば改宗せずにイスラム教徒の男性と結婚できるはずなのだが、現実的な例を聞くと、結局女性が「便宜上」改宗するケースが多いらしい。

実際にキリスト教徒(彼女はギリシャ正教)だけれども、イスラームに改宗した日本人の友人によると「不可能じゃないけど、おっそろしく面倒くさい」というのが現実との由。
欧米系の場合も、イスラームに改宗している女性が多い。
相手の家族と付き合っていく上で、女性が改宗したほうが諸々スムースだ、という事情もあるのだろうか?

月並みなことしかいえないが、記事の二人が平和に暮らせる日が早く来ることを祈る。


  
Posted by arimaburabura at 11:45Comments(0)TrackBack(0) | Amazon.co.jp | 楽天市場 | ブログ