2007年09月18日

ティーン・ショーキ

ティーン・ショーキ
「ティーン・ショーキ」はウチワサボテン。
確かに団扇のような形だ。
アラビア語名のティーンは「無花果(イチジク)」
ショーキは「棘」の意で
あわせて「棘無花果」とこちらもわかりやすい名前。



エジプト各地の街角では、暑くなってきたかなと思うと街角にリアカーが現れる。
郊外の農村地帯からやってくる「ティーン・ショーキ売り」だ。
棘だらけの、アボカドくらいのサイズのサボテンの実を、山積みにしてやってくる。
「一個おくれ」というと、いつ洗ったかわからんようなタオルでナイフを拭いてから、
素早く剥いて食べさせてくれる。
枇杷をもっと瑞々しくしたような味だ。
無花果にも似ている。
ちょっとだけ青臭い。
エジプトにいた当時はこれが好きで好きで、街角で行き会うと買い食いしていたものだ。
「あのナイフは、大丈夫なのだろうか」と思わないでもなかったが、
当時は「まあいいや」で片付けていた。
本当のところ、体調の気になる旅行者の方などには、あまりオススメしないほうが
よさそうではある。
実はよいとして、皮むきナイフが今ひとつ衛生的ではないように思えるので・・・。

じゃあ、自分で剥けばよかろう・・・と思って実ごと買って帰ると、結構しぶとい棘と
文字通り「痛みを伴う戦い」を強いられる羽目に落ちる。
やるならゴム手袋着用のこと。

実際、冷やしたらさぞかし美味しかろうと、剥いてもらったものを冷蔵庫で冷やして
食べたこともある。
これはきちんと洗って食べたのだが、あとで軽くお腹をこわした。
十個も冷えたのをイッキ食いしたからいけないのである。
夏休みに西瓜を食べ過ぎて、お腹がピーピーになる子供と同じことだ。
やれやれ。

写真はこの夏、伊豆の弓ヶ浜近郊で撮影。
以前にも出かけた保養所の庭先に立派なティーンショーキが一本生えているのだ。

この団扇の先にくっついている小さな丸い実が、アボカドくらいの大きさに育つと
食べられるのだが、残念ながら伊豆の夏ではまだ時期が早いらしい。
さて、一体食べられる大きさになるのか?
だとしたらいつ頃なのだろうか?
なぜ知りたいって、食べに来たいからだ。

そう思いつつ何年かがたった。
いつかそのうち、とは思っているのだが。
  
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2007年06月03日

初夏の終わり

あれよあれよと五月が終わってしまった。
今年の初夏は短かったような気がするのは、単に私が例年より忙しかったせいだろうか?

紫陽花紫陽花は
ところどころ色づいたところ。
雨に濡れた紫陽花は
梅雨の風物詩で、ささやかな目の保養なのだが、
この時期の紫陽花は
まだ初夏らしい光の下にいる。


紫陽花2こんな緑に
まだまだ初夏だなあ、などと思っていると
あっという間に梅雨入りしそうな気配。

例年より少し遅れたが、
九州南部はすでに梅雨入り。


ふと気がつくと、ふんわりと柔らかかった新緑が鬱蒼と濃さを増している。
今年の夏は、暑くなるらしい。  
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2007年03月30日

桜の季節

桜と大岡川「今年は3月18日開花?!」
と、世間を沸かせ
結局のところ、突然の冷え込みに
ずるずると遅れた桜が、
ようやくきれいに咲きそろい始めた。



桜かつて「タマちゃん」が出現した横浜の大岡川では
この時期こんな提灯が出て
夜桜が美しい。
もちろん昼間も美しい。
なんとなく「ああ、日本だなあ」と嬉しい。



桜アップところで桜はバラ科の植物なのだ。
確かにこうして近くでよくよく見ると、
一重咲きの薔薇に形が似ていなくもない。
近くによっても、やはり綺麗な花だ。
しかし、気候の変調のせいだか
なんだか葉桜になるのが早そうだ。



梅から桜、そして新緑の季節にかけては、本当に日本にいるのが楽しい。
海外在住の方には申し訳ないのだが、一応私も十年間余りはこの時期のホームシックに
耐えたのだし、その先には元中東在住者を弱らせる「梅雨」という季節がやってくるので、
どうぞお許しいただきたい。

ところで、桜の花びらを塩漬けにした「桜茶」は、二日酔いに効く。
花びらよりも樹皮に香りと薬効があって、咳止めなどにもよいそうだ。

そして、桜の花粉にはエフェドリンという物質が含まれていて、これが気持ちを
高揚させるのだとか。

道理で花見酒が効くわけだ、と、妙に納得してみたりする。

春爛漫の桜の下に立つと、確かに少し力が湧いてくる。
今年はこの力を、飲んだくれてカラオケをがなり倒すようなこと以外の用途に使おうな、
と、ひっそり決意をする私なのである。  
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2007年03月15日

咲き残りの紅梅

たまに花の写真を上げている。
なんで突然『中東ぶらぶら』にそこいらの花が出現するか、というと、意外に海外在住の方が、拙ブログをのぞきにきてくださることもあるらしい、とある時知ったからだ。

海外在住時、いつも花の季節には気がもめた。
特に、梅や桜の頃になると、どうにも花が恋しくなったものだった。
とりわけカイロにいた頃など、季節感が温度差と砂嵐くらいしかないようなものだから、
こればかりは本当に侘しかったのを覚えている。

日本にいると、少なくとも四季折々の花が見られて幸せだ。
でも、見られるならば見られるで、あの花はまだか、この花は見そこねてしまった・・・
などと、これはこれで気が揉めるから困ったものだ。

紅梅今年は早々と咲き始めた梅。
もう盛りはとうに過ぎて、
散り残りがぽつぽつと。
雨上がりの陽光はすっかり春だが
この数日は意外に冷え込む。
花冷え、というにも早すぎるのだけれど。

ミモザ
花という花が
今年は早々と咲いてゆく。
実家の庭ではミモザが満開だった。


  
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2007年03月04日

アレキサンドリアに桜並木が!

「川崎・エジプト親善協会」の第二回友好訪問団が二日、川崎市役所で会見し、二月下旬に訪れたエジプトのアレクサンドリア市などに520本のソメイヨシノを贈ったそうだ。

詳しくは以下参照。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20070303/lcl_____kgw_____002.shtml

520本というのは、ちょっとした数だ。
ソメイヨシノがアレクサンドリアにどう根付くのか、ちょっと楽しみではある。

カイロから、在留邦人のお花見バスツアーがでるのかな、などと考えると、
ちょっと楽しい。  
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2007年02月22日

東風吹かば・・・

やれやれ、すっかりご無沙汰してしまった。
この間、色々考えて『軍事情報』の連載のほうは当分の間休載、ということにして
頂いている。

本来ならば、もう少しきりのよいところまで連載を続けて、ご挨拶をして・・・
と思っていたのだが、そうなってくるとウンともスンとも言葉がでない。
それほどご大層なものを書いていたつもりもないのに、どうも中東が身近に感じられなく
なってきたように思う。

それもそのはずで、私がカイロを離れてから、もうこの三月でちょうど七年にもなるのだ。
まったく時のたつのは早い、と、しみじみ思う。
なのに、昨日見てきたような話を綿々と書いていたのだから、
そりゃあ無理も出るわいなあ、と少し呆れた。
私の場合、夫が定期的にエジプトはじめとした中東諸国に相変わらず出かけているので、
中東の話はいまだに身近なものではあるし、『軍事情報』の別冊連載を続けるために、
憑かれたようにあれこれ本を読み漁ったものだから、なんだかバーチャルに
「まだ彼の地にいる気分」になっていたのではある。
まあ、見て聞いて肌で感じたことを、距離を置いたところで改めて見つめなおす作業は
実に楽しかった。
それは間違いない。

でも、気分は気分なのであって、時の流れとともに過去は過去になっていく。
次第に話が肌身を離れ、妙に頭でっかちになって、我ながらちょっと息苦しく
なってきたのかもしれない。

そんなわけで連載は休止しているが、『軍事情報』のエンリケ殿下に作っていただいた
ブログは残っている(神戸に向かって敬礼!)。
せっかく残っているのだから、たまに中東に絡んだ雑感程度のものを書いておくのは
いいかもしれないなあ、などと、この数日思うようになった。

そういえば、二年前の三月三日の桃の節句が連載初回だから、もうすぐ二周年でもある。
ダカラドウシタ、とも思うが、まあ記念日というのはいいものだ。
これをいい機会に、スタート時点の「のほほんとぶらぶら」な気分で、
ぼつぼつ思い出話でも書こうかね、という気持ちになった。

実はもう一つブログがあって、この「不肖の妹分」は生真面目な姉を尻目に、
スタートの時点では予想もしなかったほど広がった。
こちらもスタートは二月下旬。
本格始動が三月はじめだ。

どうも私は、梅の咲くころになると、なにか始めたくなるバイオリズムのようなものが
あるようだ。
ついでに振り返ると、梅雨時から夏にかけて体調が湿り、冬寒くなると気分が冷え込む。
湿気と寒さにやけに弱いところだけは、立派にまだまだ中東を引きずっているらしい。

だらだらと散漫で恐縮だが、まあそんなこんなで、今後はのんべんだらりと
気が向いた時に記事を上げるようにしたいと思う。インシャアッラー。

以上、気の早い梅とともに、改めてご挨拶まで。


梅
 東風吹かばにほひおこせよ梅の花
          主なしとて春な忘れそ





追伸:
最近また中東メシを食べてきた。
クスクスなど、マグレブのほうのものだが、関心ある方はこちらをご参照下さい。  
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2006年10月07日

彼岸花

彼岸花2都内の空き地の片隅に、彼岸花がさいていた。

紅い花がある日突然咲いて、おや、と思うと姿を消している。
なんだか謎の花だ。

名前の由来は、単純に「彼岸の頃に咲くから」とやら。



彼岸花「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」という名もあって、こちらは梵語か由来。

「天上の花」ということで、こちらは吉兆を示すのだが、
何故か日本では「死人花」「地獄花」「幽霊花」などなどとも呼ばれて、
どうも不吉なイメージが強い。




確かに、そろそろ陽が短くなる時期に、突然咲いて姿を消す姿といい、
華やかというよりはどことなく暗い紅の色合いといい、
不吉かどうかは別として、どうも不思議な花ではある。

これから冬に向かう、という思いを映しているのだろうか。
  
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2006年09月21日

金木犀

金木犀2外で「おや?」と、立ち止まることがある。
金木犀の香りがするときだ。






金木犀1今年の横浜は、雨が降ったり冷え込んだり、いきなり蒸し暑くなったり・・・と、お天気が妙に忙しい。

でも、いつの間にか秋だ。
今年はいつもより、ちょっと早いような気がする。
金木犀が香ると、思わずあたりを見回してしまうが、なんとなく驚いた。


香りが強いのに、花は実に小さい。
よくよく見回さないと、どこに木があるのかもわからないことがある。

中国の南方が原産で「桂花」とも呼ばれる。
これを白ワインに漬けこんだものが、本来の桂花陳酒なのだそうだ。
お茶にもする。


題桂花美人 

桂花庭院月紛紛   桂花の庭院 月は紛紛
按罷霓裳酒半醺   霓裳を按じ罷んで 酒半ば醺す
折得一枝携満袖   一枝を折り得て 携へて袖に満つ
羅衣今夜不須熏   羅衣 今夜 熏するを須(もち)ひず

明代の詩人、高啓の作。

日本でもすっかり季節感に馴染んでいるけれど、実は江戸時代に初めて入ってきた花なのだそうだ。


  
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2006年08月26日

露草

露草夏も盛りになると、花が一気に少なくなるが、朝型から昼頃までは露草が咲いている。

「蛍草」「藍花」「青花」「移草」「月草」などなど、色々な名で呼ばれるが、「青い色がつきやすいが褪せやすい」ということで、古来「儚さ」を思わせる花だ。

儚げな姿とは対照的に、実にどこにでもよく根を張って咲く。
女性のタイプとしては、好みがわかれるところなのだろうか?

さて、一転して英語名はと言えば"Wandering Jew"ときた。
さまよえるユダヤ人?
はてさて・・・。

花を見る心の、彼我の相違を感じてしまう。

露、といえば、露草とは関係ないけれど、思い出されるのは『伊勢物語』の一首。

「白玉かなにぞと人の問ひし時 露とこたへて消えなましものを」

とある恋仲のお姫さまを浚って逃げた男。
途中、このお姫さまが、朝まだきの露をみて「これはなあに?」と問いかけたけれど、返事もせずに逃げるのに必死。
一夜、仮の塒に恋人を寝せて、自分は入り口で番をしていたつもりが、ふと気づけば姫は鬼に喰われてしまっていた・・・というお話。

あの時「あれは露だよ」といって私も消えてしまいたかった、とうたっているのですが、実の所は、お姫様は家族に連れ戻されてしまって、ご本人とされる在原業平が嘆き節を一首、というのが本当のところだそうな。

まつわるエピソードも、かなりしぶといものではありますね。




  
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2006年08月17日

蓮古代エジプトの植物と言えば、パピルス(和名:カミガヤツリ)とロータス(蓮)だ。
パピルスは下エジプトを、ロータスは上エジプトをそれぞれ象徴する花で、この二つの花を象った王冠を、頭上に重ねて戴くことが、かつてのファラオの象徴的な姿だった。



カイロ考古学博物館前カイロ考古学博物館の庭の池には、中央にパピルスが、それを囲んで蓮が植えられている(写真はOsiris Expressより借用)。


ただし、この場合のロータス(lotus)は、日本でいう「蓮」はちょっと種類が違い、
むしろ「睡蓮(waterlily)」に近いものだ。
モネの連作でも知られている花だ。

西と東で品種が違う、ということである。


日本でいう蓮は「はちす」とも呼ばれる。
これは姿の通り、花の咲きおわりの姿が「蜂の巣」に似ているところから来ている。
根はいわゆる「レンコン(蓮根)」で食用となり、実は漢方で珍重されていて、体の熱をとり、心臓や腎臓、夏バテに効く、とされている。

別のブログでご紹介した「白キクラゲと蓮の実のデザート」などは、まさに薬膳なのだ。

さて、花の写真は三年前に伊豆で撮影したもの。
それまで睡蓮しかみたことがなかったのだが、初めてこの頼もしい大輪の蓮をみて、
平家物語で戦死した夫、通盛の後を追って海に身を投げた小宰相の

「あかで別れし妹背の仲、ふたたびかならず同じ蓮に迎へ給へ」

という節の意味がわかった。

あれをみるまで「二人のったら沈んじゃうんじゃないか」と、妙に頼りない気分だったのだ。

美しくも頼もしい、夏の花だ。
近所のどこにでもある、というわけでないのが寂しいのだけれど。  
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2006年08月03日

向日葵(ひまわり)

向日葵今年はなぜか向日葵が早く咲いている。
でも、気候が不安定なせいなのだか、いまひとつ勢いがない。
梅雨がようやく明けて、これから、ということなのだろうか?

最近は向日葵も、写真のように、なにやら小洒落たお洒落な風情の品種が増えた。
8月31日生まれの私にとっては、八月の誕生花ではある。

どうも風情がなくて好きではなかったのだが、ドカンとデカイ向日葵が、こうなってくると懐かしい。

「向日葵の ゆさりともせぬ 重たさよ」
北原白秋  
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2006年07月11日

薔薇の季節

赤い薔薇あれ、と思えば、薔薇が一休みの時期になってきた。
夏が来る。

五月に一度UPしたきりになっていたが、今年はなんだかどこの薔薇もいまひとつ元気が無くて、絵にならない。気のせいだろうか?

写真は今は引っ越してしまった、旧自宅の玄関先。
四年も前の五月・・・スミマセン。

でも、やはり薔薇といえば「紅」と思う。
語源も実はまったくその通りで、ケルト語の「rhodd(赤色)」だそうだ。


 薔薇ノ花。
 ナニゴトノ不思議ナケレド。

 照リ極マレバ木ヨリコボルル。
 光リコボルル。
 
 白秋  
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2006年06月30日

紫陽花 陽光の下で

紫陽花 光の下なんだか蒸し暑いが、今年は梅雨の晴れ間が多い。
紫陽花の色も、なんだか薄らぎ始めたような気がする。

紫陽花というと雨が似合う花だけれど、こんな色合いだと意外に陽光に映える。

紫陽花や帷子時の薄浅黄  芭蕉  
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2006年06月24日

紫陽花 梅雨の晴れ間に

紫陽花2
数日雨が続いたら、少し紫陽花の青みが増した。
そんなものなのかしらん、と思いつつ、梅雨の晴れ間に。

紫陽花や はなだにかはる きのふけふ
正岡子規
  
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2006年06月16日

紫陽花(アジサイ)

さて梅雨時。
せめてもの目の保養は紫陽花になる。

気のせいなのか、偶然なのか、今年の紫陽花は妙に桃色が目立つ。
しかも、濃い大紫のような色まで見かける。
自宅の紫陽花もそうだ。

紫陽花は、土壌が酸性だと青くなり、アルカリ性だと桃色になるという。


紫陽花どうも色のポップな今年の紫陽花。
これから雨が続いたら、また色が変わるだろうか?

   「紫陽花の 末一色と なりにけり」
         小林一茶  
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2006年06月10日

鉄砲百合

百合
(2003年に撮影)
百合が咲き始めた。
鉄砲百合は、見かけが地味なのに香りは濃密だ。
姿が豪奢だが、香りのないカサブランカとは対照的だなあ、と思う。



ただ、切ってしまうと翌年花がつかないから、ひたすら庭に出て顔を寄せるしかない。
頂き物で嬉しいのは、そういう意味では百合の花かもしれない。

「歩く姿は百合の花」というけれど、確かにじっと濃密な香気をこもらせているよりも、
外でゆらりゆらりと残り香を漂わせるほうが百合には似合う。

旧約聖書の『雅歌』は、ソロモン王の婚礼の歌の章。
キリスト教では白百合といえば純潔のシンボルだが、
かつてはもう少し柔らかな官能的なイメージもあったようだ。

"My beloved is mine, and I am his: he feedeth among the lilies."
                              雅歌より



  
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2006年06月03日

蕃茉莉花(バンマツリカ)

バンマツリカ1
ジャスミン、茉莉花といっても、種類は色々とある。
羽衣ジャスミンの花に続いて、蕃茉莉花が満開だ。

写真のように、濃い紫の花が咲き、徐々に色を薄めて白花になって終わる。

日を追って色変わりするので、英語では"Morning-Noon-and-Night"とか、
"Yesterday-Today-and-Tomorrow"などという名前がついている。

香りはジャスミンだが、モクセイ科のジャスミンと違って茄子科。
そういえば、花がナスに似ている。

この香りが辺りにたちこめて、ぼんやりしているうちに梅雨になる。
そういえば、このごろ雨の日が続く。  
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2006年05月28日

芍薬

芍薬
「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」というと、
昔から佳人の定型表現になっている。

芍薬は縦にすっと伸び、牡丹は横に広がるので最初の二つができたらしいが、
この二種はどちらも「牡丹科」で、お身内だそうな。
道理で、見てもどっちがどっちだか良くわからないわけだ。

ところで、最後になんで百合が入っているのかは、良くわからない。
同じ初夏に咲く花で、巧く調子が合って、かつ姿のいいのが百合だったから?

根拠なしです。すみません。

牡丹同様、中国から日本に来た花。
「芍薬」というだけに、根に鎮痛、沈静などの薬効があって漢方でよく使われている。

ちなみに、洋名は「ペオニア」で、ギリシャ神話の医の神「Paeon」に由来がある。
薬効は西洋でも古くから広く認められていたそうだ。

だとすると、起源は中国なのか、ギリシャなのか?
ご存知の方、教えてください。

「芍薬やつくえの上の紅楼夢」
         永井荷風  
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2006年05月25日

牡丹

牡丹

牡丹の種類もいろいろで、色も形もさまざまだ。
冬の花というイメージがあるけれど、春から初夏にかけてもいろいろな種類が咲く。

この花は、ソフトボールくらいの大きさで、見事だった。

中国の国花で、弘法大使が持ち帰ったのが始まり、という説もある。

「一輪の 牡丹かがやく 病間かな」
     正岡子規  
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2006年05月23日

藤


藤の花を見るたび、何かに似ているなあと思っていたら、マメ科と聞いて「はあ、なるほど」と思った。
豆と聞くと食べるほうばっかりつい考えてしまうが、豆の花というのは結構かわいらしいのだ。
それが葡萄の房のように集まって枝垂れる。
日本の花だなあ、と、しみじみ思う。

盛りは過ぎてしまったが、まだそこここに、咲き残りがある。
以下は、万葉集から。

妹(いも)が家に、伊久里(いくり)の杜(もり)の、藤の花、今来む春も、常かくし見む

  
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2006年05月19日

羽衣ジャスミン

羽衣ジャスミン
羽衣ジャスミンが、一斉に香り始めた。
初夏の香りだ。

エジプトは太古の昔から香料用ジャスミン精油の最大輸出国。
確かに、ジャスミンの花輪を露天でよく売っていた。
ただし日本で見かけるものとは、同じモクセイ科でも種類が違うようだ。

ジャスミンもバラと並んで、中世中東世界で愛され珍重された花だ。
催淫効果があるということで、地中海からインドにいたるまで広く用いられたという。

ふふん「夜の香り」ね、と馬鹿にできない。
クレオパトラがカエサルやアントニウスを陥落するのに用いたというから、
歴史までをも変えた香りなのである。

ジャスミンの語源はアラビア語の「ヤスミン」。
これはアラブ世界の女性の名前にも多い。

 「真珠のようなジャスミンは
  羊毛で出来た貝からでたようだ」
    マハムード・アブルワファー


  
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2006年05月17日

薔薇の季節

060516薔薇見事に満開の薔薇。
初夏の柔らかな陽光に良く映える。

薔薇の起源は多様で、現在の栽培種の元になった野生種は世界各地にあるのだが、西アジア原産のものが多いそうだ。
中世の中東世界で非常に愛され、特にペルシア文学では欠かせないものとなっている。
イランのシーラーズには、今でも見事な薔薇園があるそうだ。

アッバス朝の医師は、薔薇は胃と肝臓によく、鎮静効果があるとしており、エッセンスが薬用にも用いられた。レバノン料理では食後のデザートにバラ水を入れるが、その名残かもしれない。
中世以来、香油の原料としても珍重されている。

「薔薇に浮かれた鴬は
 パフラビィ語で
 酒のめと 声ふりしぼることしきり」

         オマル・ハイヤーム  
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2006年05月11日

いちめんのなのはな

菜の花畑実家の近くで、やっと見られた菜の花畑。
でも、もうそろそろ終わりだ。東京近郊に、初夏がやってくる。


  
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2006年05月09日

花水木

060508花水木花水木は好きなのだけど、写真となると難しい。
この花は、まっすぐに空を向いているので、木の下から撮っても、
面白くも何ともないのだ。

花水木(薄桃色)
白、薄桃色、濃桃色など、色合いはさまざま。
咲きかけたつぼみも、面白い形をしていて楽しい。

元は北米原産で、アメリカヤマボウシ、という別の名前もついているが、
これはたまたま日本のヤマボウシと似ていたから、なんとなくついたとやら。
バージニア州の州花。
そういえば、どこか垢抜けたような、それでいてちょっと鄙びたような感じがする。

20世紀初頭、日本がアメリカに桜の苗木を送った時に、返礼として贈られたのが始ま
りだとか。
この原木はまだ日比谷公園にあるそうな。
花が終わる前に、見にいけると良いのだけれど。

 水際まで来てほしい
 つぼみをあげよう
 庭のハナミズキ
 
 一青拗
  
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2006年05月06日

タンポポ

060503タンポポ今年のタンポポは、なんだか、例年ほど元気がないような気がする。
気のせいだろうか。

気候が不安定で、花の勢いも年により違う。

元気のいいタンポポ畑に、今年は出会わなかった。
また来年、か…。  
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2006年05月04日

チューリップ

060503チューリップ1横浜公園のチューリップ。盛りは越えたが、まだ開花の遅い種が山ほど咲いている。

ところで、トルコの国花はチューリップなのだそうだ。


060503チューリップ2しかしまあ、色も形も様々なこと!

それだけ愛されている花なのだなあ、と、オドロキました。


060503チューリップ3  
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2006年05月03日

大紫ツツジ

060501大紫ツツジツツジと言えば、やはり代表格はこの大紫だろう。
派手すぎるので、ワタシなどは「ああ、咲き始めたな」程度の思いしか湧かないが、やはり群生すると迫力がある。

ちなみに皐(さつき)は、基本的に同種だけれど「五月に咲くからサツキ」という説明がどこかにあった。本当かなあ。

近道へ 出てうれし野の つつじかな 蕪村  
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2006年05月02日

白いツツジ、群生

060501白ツツジ白いツツジ、満開。
横浜界隈では、ツツジが満開。
今年は少し早いかなあ、という気もする。

ところで、ツツジは漢字で書くと「躑躅」。
誰か読めますか?
読めたら漢字王ですね。

「テキチョク」と読んで、二三歩歩いて止まり蹲る状態をいうのだとやら。

中国で毒のあるツツジを食べた羊がそうなったという故事からきてるとか。

ツツジという音の語源は不明。
どなたか教えてください。

でも「白い躑躅」って、なんか妙ではありますね。  
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2006年04月29日

雛罌粟と母

060428ヒナゲシギリシャでは、今頃、真っ赤な雛罌粟 (ひなげし)があちこちに咲いているだろう。

あの国では初夏のころ、素晴らしく野生的で勝手放題な「お花畑」が咲き誇る。
豪勢な自然の花畑の中で、ひときわ可愛らしかったのが真っ赤な雛罌粟。
あれはきれいだったね、と母とよく懐かしむ。

母はイタリアとギリシャがいたく気に入って、二年続けて現れたのだ。
ローマの空港で落ち合って、数日ローマ界隈で遊んでからアテネに向かったものだ。
三日目くらいに「そろそろ中華か日本食でも食べる?」と、
母の体調を気遣って聞いたところ(当時「どう見えるか」は別として、60代末尾だったのだ)

「せっかくイタリアに居て、美味しいイタリアンが山ほどあるのに、
いったいどうしてそんなものを食べなければいけないの?!」

と、叱られたりしていた(やれやれ)。

アテネには夫が単身の住居を借りていた。
海のそばで、空き地はやはりお花畑になるところだった。
ヴーリャグメリという地域だ。

ちなみに、カイロは一度きたけれど、二度と来ようとしなかった。
彼女は遺跡だの観光だのというものに、あまりまともに関心がない。
だからそういう意味での面倒はないのだ、が・・・。

初夏のギリシャの花畑には、我を忘れて夢中になっていた。
日没の絶景で有名なスニオン岬も、観光客が感嘆して見上げるポセイドン神殿も、
軽く数枚記念写真だけをとってから欠伸をしていた人が、
その丘の裾に広がる、一面のお花畑に入り込んだら、とっぷり陽がくれるまで出てこず。

私が言ってもきかないので、オットを差し向けて
「お母さん、そろそろ行きましょうかね」と、さりげなく草むらから引きずり出したものだ。

二年目にきた時は、当時はまだ日本ではそう出回っていなかったオリーブの苗を担いで帰った。
しかも二本。

無駄と知りつつ「植物検疫、どうするつもり?」ときいたら、

「私のスーツケースを開けるような、失礼な係官がいるわけがないでしょう」
と、母はあたりまえに言い放ったものだ(あーあ)。

で、実際にっこり笑顔でスルーだからあきれる。
空港職員の皆さん、ご禁制品を持ち込むのはガイジンやヨレヨレのバックパッカーだけじゃないのですよ・・・。

それにしても、あの赤い雛罌粟はきれいだった。
どうせなら、アテネの家の前の空き地から、引っこ抜いて苗を持って帰ってきたかった、と本気で悔やんでいる。

そして母は「なぜそうしなかったの?!」と、相変わらず私を詰る。
だから、初夏の頃に雛罌粟の話は避けるようにしている。

さて、ついつい思い出話になってしまったが、横浜にきた最初の初夏、この雛罌粟を見つけた時はうれしかった。
私はいわゆる「大輪のポピー」も「御禁制系」のものも、特に関心はないのだが、
この小さなかわいらしいのには実に弱い。
なにやら、バブル崩壊とともに「みなとみらい」の界隈で大量に出た空き地を、ギリシャにあったような花畑に作ったことがあったのだ。

無駄遣い大魔人だった前市長の功績として、一つ讃えていいことだった、と思う。
でも、いつのまにか花畑の風景は消え去り、ただの空き地になってしまった。
どうせなら、夜中にフェンスを越えて、あの花たちの一部でも我が家に拉致するべきだった、としみじみ悲しく思っている。

しかし、この類の「野生種」というのはたくましくて、いつのまにかかなり広範囲にこぼれだねが散っていろいろな花が咲くようになった。
雛罌粟をはじめて我が家の近所で見かけた時は、植物の生命力に驚いた。
綺麗にかわいく見えて、案外しぶといのだ。
こういう花はいいなあ。

野生種で「オリエンタルポピー」というそうだ。
こぼれ種で翌年思わぬところから目を出して花をつける。

去年「盗掘」に成功して、今年また花が咲いた。
赤くはないけれど、おそらく同種だろうから、苗を母に分けなければいけない。

とにかく、一生一度だけギリシャに行くなら、初夏の今くらいを心からお勧めする次第。

あと、もしもどなたか「真紅のオリエンタルポピー」の苗なり種なりをお持ちの方がいらしたら、相応のお礼はいたしますので、是非ご一報ください。  
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2006年04月27日

ツツジ

060426ツツジそろそろツツジが咲きだした。満開になれば初夏だ。ピンク色もなかなかかわいい。

子供の頃は、花をもいで根本をしゃぶったもの。蜜がほの甘かったのを、覚えている。  
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2006年04月25日

チューリップは赤?

060421チューリップ2赤?やっぱりチューリップは赤でしょうか?

ところで、チューリップというとオランダ、というイメージだけれど、原産地は東ヨーロッパのトルコ付近だそうです。  
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チューリップ満開

060421チューリップ1横浜スタジアム横の横浜公園のチューリップが満開。
ここは種類が多いのだけれど、実に整然ときれいに植えられていて、野性味は薄い。
でも、色とりどりで、ちょっと目の保養。


  
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2006年04月24日

モアイ像と菜の花

060421渋谷モヤイモヤイ像と菜の花。
不思議と似合う…。

実は『シブハナ』というグループがボランティアで花を植えているのだそうな。
http://www3.to/shibuhana

たまに見に行こう、と思うワタシなのでした。
ちなみに、渋谷の駅前です。  
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2006年04月23日

シナイダイビング??

060421チューリップ3シナイダイビング?一瞬「シナイダイビング」に読めた。
ナンデこのピンクのチューリップが紅海でダイビングするんだろう??
と首をかしげながらよく見たら「シナイダピンク」でした・・・やれやれ。

シナイダ、というのが女性の名前らしいところまではわかったけれど、由縁は不明。
どなたか知っている方、教えてください。  
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2006年04月22日

チューリップ〜雨上がりに陽がさした

060421チューリップスタジアムちょうど雨上がりに陽がさした。
でも、アップにするとちょっと不思議な花だなあ。

しかし、突然陽が差したのは、在エジプトの某読者さまの念力じゃ・・・と思っているんですが。  
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菜の花

060421菜の花いちめんの なのはな

春に一度はみたい  
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2006年04月13日

月桂樹

060410月桂樹4先日『沈丁花』の話(http://arima.livedoor.biz/archives/50392839.html)で、
この「沈丁花」の洋名がギリシア神話のニンフ、ダフネ(英語でdaphne)なのだと書いた。


アポロンに惚れられて、追い掛け回されて、一方のダフネは逃げて逃げて逃げ回り、
ついに月桂樹の木に姿を変えてしまう。

060410月桂樹1060410月桂樹2話が急に変わるけど、生まれて初めて月桂樹の花を見た。
一月ごろに蕾がついて、いつ咲くのかとじっと待っていたのだけれど、
なんともまあ頑固に固い蕾ではあって、少しづつ膨らみはするけど、
「ほんとに花なの?」と不思議になるほど、いつまでたっても咲かない。


060410月桂樹3でも、ここのところ急に蕾が大きくなってきたので、そろそろかなあ、とみたら
見事に咲いていた。
こんなに綺麗な可愛らしい花だったとは、ついぞ知らなかった。


お堅くて可憐な花を愛でる、などとは柄でもないので、ちょっと照れますけれど。

尚、この木が植えてあるのは、あくまでもどこまでも「料理用」で、
本来鑑賞目的はゼロでした。
なんかトクした気分。


  
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2006年04月11日

ナスタチウム

060407ナスタチウム苗を二つ買ってきて、植えたらうまくプランターで綺麗に咲いている。
大好きなのだ、ナスタチウム。美味いから。

060408ナスタチウム葉も花も、ちょっとワサビに似たマスタードの味と香り。
花が終わって、若い種がついたら、すりつぶしてサラダやカルパッチョのドレッシングにいい。オリーブオイル、ワインビネガーに塩少々と合わせる。

060410ナスタチウム
ナスタチウムと言うだけに、茄子と一緒に育てると良いそうで(?)。
トマトもいいらしい。
コンパニオン・プランツというやつ。

美味しくて綺麗な花だ。
しかも、案外ド根性で冬越えしたりする。

あと、最近デジカメ写真もUPされてます。大き目のほうの写真です。
こちらはクリックすると拡大されます。
適宜ご利用ください。

まあ、私のヘタヘタ写真、個人利用以外何があるか、と思うけど、サイトやブログなどで使う場合には、お知らせくださいまし。  
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2006年04月06日

-番外編- 靖国神社で桜吹雪に酔う 【第51話】 

●単なる花見の話

今回はもともと「お休み」の予定だったので、とある靖国神社での一日を
気が向いたから書いてしまっても、まあいいかなあ・・・と考えた。

靖国神社、などと書くと、そもそも配信元が『軍事情報』であるからして、
アリーマの深遠な日本国家観などが、ついに語られるか・・・

などと期待する読者は、一年も経ったからさすがに居られぬであろう。
ただ「不敬である」というお怒りだけは、許してくださいごめんなさい、
と最初に申し上げておきます。

単に靖国神社でお花見してきた、と、それだけの話なのであります。

「こんなものを読んだら腹が立ちそうだ」といやな予感がする読者の方は、
今回は休載だったんだ、と思ってくださいまし。


●実は大穴場の靖国神社

企画するのは、エジプト時代のお友達で「桜男&晴れ男」ゆえ、
今年も去年同様最高のお花見となった。
メンバーは先日の「シャブ仲間」(以下記事参照 http://arima.livedoor.biz/archives/50384593.html )。

060403千鳥淵へ向かう行列しかし、毎度ながら思わずひるむのは、千鳥ヶ淵の人の群れ。
ほとんど朝のラッシュ時のホームのごとく、
桜並木の下で人間の大群がブラウン運動を行っている。
ま、これはこれでちょっとした景観ともいえるけれど、見ていると辛い。


060403靖国神社に向かう人の群れ人ごみが苦手な私はつい尻込みするのだが(去年はすっぽかして帰りかけた)
忍耐強く靖国神社まで辿り着きさえすれば、お花見天国が待っている。


060403夜10時まで営業・・・参道あたりは確かに込み合っているけど、並び立つ屋台群の裏には、
椅子とテーブルなどをしつらえた場所があり、実にあっさりと座れるのだ。

高校時代に陸上部中距離で、アホのような猛練習を積んだ結果、私は右の腰と左の膝をひどく痛めている(1500mは4分33秒チョイでした。自慢!)。


060403予約可の特等席だから冷たい地面のビニールシート上で、長々過ごすのはちょっと辛いのだ。
その点、ここは普通に座れるからワンダフルなんである。
そもそも、今回の面子の4名中3名までは元体育会系で、しかも全員が中年ゆえ
皆似たような悩みを抱えているわけだし。


こういうテーブルなどがスタンバイしているところは、テキヤさんが自分の
「ショバ」として仕切っていて、お酒や肴などはそこの屋台から買うのが
原則だが、ないものは適当に他所で買って持ち込んでよい。

ゴミは回収してくれ、ビールの空き缶、ワンカップの空き瓶などは、
渡すと走って捨てにいってくれる。

060403桜天井かくして、見事な桜天井を振り仰ぎ、
舞い散り踊る桜吹雪に身も心も委ねる体制が簡単に整う。
あとは飲むだけ。


「四月は花見で酒がのめるぞ〜〜!」

と、四人でひたすら花を愛でてどうでもいいような話をしながら、
ヤキソバ、お好み焼き、たこ焼き、中国焼餅、大阪焼き(*注)…と、
おそろしく炭水化物ジャンキーな状態で盛り上がる。

(*エンリケ殿下のお問い合わせによると、大阪にはないそうな。
お好み焼きのタネと中身を直径10センチくらいの方に流し込んで焼いた
のだけど・・・おいしくなかったです)。

もちろん、煮込み、焼き鳥、おでんといったアイテムも欠かせない。
しかも、面白いことに靖国神社の屋台は大半が「全品500円均一」状態。
缶ビールもカップ酒も缶チューハイも、ほとんど何でも500円。

わかりやすいし、とっても楽しい。
ルンルンと500円握ってタコ焼きを買いに走る。

しかも、さすがは靖国であって、最近社会問題化している
アホーな若い連中が、意味不明に暴れまくることもない。
カラオケを握り締めて吼えたける、迷惑な騒音集団もない。

●靖国神社、屋台関係調査レポート

060403ドネルケバブの屋台さて、今年は二回目で、かなり周囲を見渡す余裕もできた。
ここに立ち並ぶ屋台、実は案外ハイレベルで、しかも国際色地方色豊かだ。


海外からは韓国のチヂミ、中国の焼餅、クレープ、などなど。
国内的には、信州のお焼きに、秋田きりたんぽ、沖縄、九州etc.

060403ドネルケバブでも、トルコのドネルケバブにはたまげた。

ドネルの屋台のおじさん焼いているのは、去年は明らかにトルコ系のオジサンだったが、
今年は一見「ん?」と思うが、日本の人だった。

「いやぁ、ドネルケバブなんて屋台に並ぶようになったんですねえ」
となんとなく話し掛けたら、
「うん。最近は青山とか六本木とかでもよくあるから、珍しくなくなったがねえ」との由。

え、ひょっとして「靖国が先」だったんですか・・・と、ちょっと驚く。


060403結局変なドネルケバブ見たところは、しっかりとトルコのドネルだが、実物はちょっとイメージが
違った・・・まあいいか。


060403タイ料理の屋台ついでに、今年はタイ料理も出ていた。
ふらふら人ごみにまぎれていると、レゲエな姿の黒人のお姉さんが
携帯に向かって
「ちょっとぉ、もぉすんごいクールなキャッスルにきてんのよ今!
なんだかわかんないけど、もぉ、人がいっぱいですごいの!
もぉ、グレイトでファンタァスティック!」
とか興奮気味に話しているかと思えば、
なぜかは知らんが30人ほどのインド人グループが、ザクザクと通り過ぎて行く。

不思議にグローバルな靖国神社。

さて、そんなようにしてあっちこっち覗いて回った結果、
一つわかったことがある。

「ショバのない屋台のほうが、内容がよい。
同じ500円のお好み焼きでも、全然レベル内容が違う」

厳しいリサーチの成果である。
参考に・・・なりますか・・・?

●大仁田厚の『奉納プロレス』

060403大仁田厚奉納プロレスそう、このような「国会議員活動」を行っている人もいた。


元レスリング部と、東スポ中毒が各一名いて、とても行きたそうだったが、
なんとなく飲んでるうちに終わってしまった。

060403レスラー
060403ポーズをとるレスラーオット(東スポ中毒)が興奮気味に「上半身裸のレスラーの群れがいるぞ!」
とか言ってるので、いいかげんに聞き流していたら、Tシャツ着てたけど、
ちゃんと客寄せに歩き回ってました。
携帯カメラ向けたら、のどか気味だった表情を一変させて
「ウォーッ!ガァー!!」とかパフォーマンスまで入れてくれた。
行けばよかったかなあ。


060403奉納プロレスの呼び込みでも、なんとなくマネージャー風のオニイサンは、なぜかスーツ着用で、
ちょっとかわいそうな雰囲気。
なんだか微妙な悲壮感を漂わせて
「小学校二年生以下は無料となっておりまぁ〜す!!」
なんてメガホンで叫んでいる。
ひょっとしてあの人は、議員秘書の方だったりするのか・・・?


(こちらの記事もどうぞ
 http://arima.livedoor.biz/archives/50420468.html )

●桜雑感

060403桜と赤目垣
10年余りの海外生活で、四月に帰国できたことは一度もなかったので、
いつもこの時期になると「ああ、今ごろは」と、少し感傷的になっていたのを
思い出す。

060403イカゲソ、サクラトッピング花としては、私は梅のほうが好きなのだけれど、見事な桜天井を見上げながら
ワンカップにイカゲソを齧っていたりすると、この昂揚感は他の花にはない
と痛感する。
ゲソのトッピングは桜の花びらだ。
ワンカップにもひとひらの桜。


060403桜サクラ
梅は一輪、桜は並木・・・などと、ふとつぶやいてみる。


日本人に生まれてよかった!と、喜び合いながら、帰り道はカラオケ突入。
森山直太郎の『さくら』を、昂揚感に駆られて二回も熱唱した次第である。


追伸:

第50号記念プレゼントについての詳細は、次号に発表いたします。
しばしお待ちを。

あと、私の「手術」は、ほんとにただの「背中のオデキとり」です。
心配おかけしまして、すみません。

そうそう、応募者の方で「粉瘤だったら、結構痛いですよ」とアドバイス
くださった方・・ありがとうございます、まさにその「粉瘤」というやつです。
痛いんですか・・・しくしく。  
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2006年03月31日

桜、満開!2

060331桜満開2花は、やっぱり桜木  
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桜、満開! 1

060331桜満開1サクラ サクラ
イマ サキホコル
セツナニ チリユク
サダメ ト シッテ
(カラオケの持ち歌)  
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2006年03月30日

桜、八分咲き(その2)

桜八分咲き2春、爛漫まで、あと一息。
陽射しが明るい。

060330桜八分咲き3  
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花と写真

海外在住の読者の方が意外に多い、と知って、携帯カメラで撮った写真などを
ぼちぼちブログのほうにUPしている。
よく恥ずかしげもなく、こんなヘタクソ以前の写真を出すなあ・・・と、
あきれている読者もおられるだろう、と案じてはいる。
まあ「雰囲気もん」ということで、許してくださいまし。

そもそも私は機械がだめで、しかも旅行にカメラを持っていく習慣がない。
子供のころ、親にせがんで買ってもらったカメラで散々遊んだ挙句、
カメラを持って歩くと風景がどこもかしこも四角に見えてきた。
それでちょっと息苦しくなって以来、カメラは持ち歩かないことにしたのだ。

で、普通のカメラで写真を撮ると、例えば36枚のうちまともに現像できるのが
20枚以下、といったテイタラク。
デジカメのおかげで、少なくとも記録として必要なものは残せるようになった。
ありがたいことだ。

でも、花の写真だけは自分用の記録としても残しておきたくて、
以前からちょこまかとっている。
「ヘタクソ!」といわれつつも、季節の息吹を伝えられれば・・・と願ってい
る。

尚、最近、奇特な方から最新型のデジカメをいただいたので、目下必死に使い
方の練習中。
ついでに言うと、その前のデジカメは、昔の職場の新年会で当たった『二等賞』。

上司に「あなたが持っていても『猫に小判』ですから、部のものとします」
と申し渡されたり、隣のITオタク系の同僚に
「いいからそれを俺に一万円で売れ。お前が持っててもしょうがないだろう!」
と迫りよられたりした。
彼はその機種を買うつもりでいたらしいのだ。
結局悔し紛れに「もっといいやつ」を買ったらしいけれど。

で、オットに電話して
「デジカメ当たったけど、上げちゃっていいかなあ」
と相談したら、

「なななななんと! だめだ、今日中に必ず持って帰ってきなさいっ!!」
と厳しく申し付けられた。

ついでに
「あ、帰りにフィルムを買ってくるようにね」
と一言いった、という事実は、あえて上司にも隣席の同僚にも言わずにおいた。  
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2006年03月29日

山茱萸(さんしゅゆ)2

060326さんしゅゆ2春告げ花のひとつ。
桜と梅の間に入って、ちょっと地味だけれども。

http://www.rakuten.co.jp/gardensk/430279/430282/447111/  
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山茱萸(さんしゅゆ)1

060326さんしゅゆ1暖かくなると咲くので、春らしい花。
元は中国から渡ってきた花で、真っ赤なグミのような実をつけます。
未は薬用になるとやら。

確かに「あの赤い実食べられるのかなあ」と、ある時期いつも思っていたけど、この
可愛い黄色い花の実とは思ってませんでした。意外・・・そうか、つまり食べられる
んだな・・・。

その2へつづく  
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