2006年03月06日

北欧関連の参考図書

『北欧』新潮社

北欧の本は、デザインや観光関連が主であって、各国比較論というのが意外にない。
そんな中で、この一冊は大変参考になった。一冊あれば、とりあえず北欧の全容が見える。
ちょっとした事典代わりにも使える一冊だ。




物語 北欧の歴史―モデル国家の生成
武田龍夫(著)中公新書

歴史的発祥から現代へ至るまでの話が、コンパクトにまとまっている。



『ヨーロッパとイスラーム―共生は可能か』
内藤正典(著)岩波新書

実は今回、一番面白かった一冊。
移民問題といいながら、イスラームとヨーロッパの現代的なかかわりが浮き彫
りになる。
うぬうぬ、ふむふむ、と、共感とともに読んだ。
お勧めの一冊です。

  

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2006年02月28日

北欧の酒〜アクアビット(2)

リニア・アクアヴィット 41.5度 700ml解説すると、この北欧の酒は芋から作る蒸留酒で、キャラウェイ、クミン、アニスといったスパイスで香りがつけてある(確か白濁すると記憶しているが、どうだったろう?)

Aquavitという名前は"Aqua-vitae"というラテン語起源で「命の水」の意。
16世紀ごろにノルウェーから北欧全体に伝わったものだ。

ヨーロッパ経由でワインが入り、ワインを蒸留して作るブランデー(ブランデーはそもそも"brandwijn"という「焼いたワイン」という言葉からきている)の製造法が伝わり、草もろくに生えんところで葡萄が採れるわけはないので、山ほど取れる「ジャガイモ」を原料とした、というのが元らしい。

現地では、恐ろしいことにビールをチェイサーにするそうである。

また、酒の蒸留法の起源は中世アラブ世界にある。
この辺は第35話をご参照いただきたく。

で、弟に「北欧の各国国民性」について問い質したところ、
「え〜、大体おんなじ、って感じじゃないの」
と、いい加減なことをいう。

そもそも、どうして北欧でアクアビットに遭遇しなかったのだ。
「カネ、なかったもん」

そうか、まあそれはわかる気がするな・・・。

「ん〜、でもねえ、そうそう、フィンランドは別ね。
人も言葉も文化も違うみたい。
スウェーデンはオシャレでスマートで、かっこいいけど、ノルウェーはちょっと田舎っぽいかなあ。
で、デンマークはなんか結構無理してる感じがした。どっちかっつーと、ベネルクス向いてる?
気のせいかもしれないけど」

ふうん、そうか、どうもありがとう。

「たまには俺んちのほうに飲みにこいよ」
「遠いからやだ」
「でも、このバーのマスター、かっこいいんだぜ」
「花見のころに考えよう」

さすが血を分けた弟、鋭いところをついてくるのである。

そういうわけで、とりあえず北欧酒事情はすばやく抑えたのではあった。
弟よ、そっちにいったら、かっこいいマスターに紹介してね。  
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2006年02月27日

北欧の酒〜アクアビット(1)

「北欧各国の国民性調査」ということで、あちらこちらに聞いて回ってみた。
その一人は弟だ。
彼は昔、ナホトカからシベリア鉄道経由、という超古典的なルートでヨーロッパに出かけたことがあるのだ。その後、カイロに流れ着いて我が家に転がり込んだりしたのは、以前お話ししたとおり。

このルートだと、否が応でも北欧三カ国を通ることになるし、地を這うような貧乏旅行だけに他の人とは違う視点があるかも、と思ったのである。

で、早速電話がかかってきた。

「おや、早いレスだね」
「いやさあ、今いつもくるバーで飲んでんだけど、北欧って言うからさ、ちょっと教えてあげよーかと思って」

ちょいといいご機嫌で、しかも得意気。
バーのカウンターにぶら下がってご機嫌がよくなる体質は、さすが血を分けた弟といえる。

「教えてよ」
「マスターに言ったら、北欧の酒があるって出してくれたのよ」
「アクアビット?(なんとシンプルな・・・)」
「なんだ、知ってんのかよ。結構うまいな、この酒。
あ〜あ、たまにはちょっとオネイチャンにウンチクたれちゃおうと思ったのになぁ」
「百年早えぇよ。パパが好きだったじゃない、て言ってもあんたは覚えてないか。
とにかくさ、私の師匠が誰だったか忘れないでちょうだいよね」

私の酒の師匠は、恐るべきことに父親である。
この父というのが、世の酒は何でも美味い美味いと喜んで飲む人で、高校生くらいの時からあれやこれやと面白いお酒をずいぶん飲ませてくれたのだ。
弟が父とお酒を飲める年(成人とか未成年とかいう意味ではなく)には世を去ってしまったので、直弟子は兄弟姉妹で長女の私だけ、ということになる。

高校生のころは、ちょっとでも美味い安い酒を、親に見つからずに家に秘匿する方法ばかり考えていた。既に自分の部屋はアウトとなっており(こういうことに、わが母は絶妙な勘が働くのである)、父のキャビネットからくすねるにも限界がきていた。
こっそり舐める程度は見逃してくれていたが、「舐める程度」がエスカレートするにつれ、腹立たしくもボトルにマジックで線が引かれるようになった。
で、ちょっと飲みすぎちゃったから、量を調整するために高級なウィスキーに水を入れるという暴挙に及んで
「俺の酒に触れることまかりならず。バレたら小遣い全面差し止め!」
と言い渡されてしまったワタシなのであった(私が親でも、これは許すまい。正しい躾だと思う)。

そんなある日「我が家の巨大冷凍庫の奥深くにストリチナヤを隠す」という絶妙のアイディアが天啓の如く閃いたのである。
とろりと凍ったウォッカは、大層美味かった。
深夜こっそりと、冷蔵庫のハムやサラミなど引っ張り出してはチビチビ楽しんでいた。
しょうのない高校生女子もいたもんである。

しかし、侮るなかれ母の勘。
過去何年も「食物の墓場」と化していた冷凍庫を、何を思ったんだか、ある日突然きれいに片付けてくれたのである。

「こらっ!これはなんですっ!!」

ワインやビールには割合と寛容な母だったが、コニャック以外の蒸留酒は「下品」と刷り込まれていたのである。
戦前派の彼女の認識では、ウォッカは焼酎の同義語で、つまり「下品の最たるもの」なのであった。
その時まで知らなかったのだけれど。

ん〜と、あ〜と、あ、それパパじゃない?
ワタシじゃないよ、知らないよ・・・。

と、いい加減な言い逃れを始めたころ、なんと間の悪いことに父、ご帰還。

「ちょっと、アナタも言ってやってくださいっ!
この子ったらもう、こんなところにウォッカなんて隠して!!」

すると父
「なに、冷凍庫にストリチナヤ?
お前もなかなか洒落たこと知ってるじゃないか。
美味そうだな、一杯よこせ。
ばか、そっちの小さいグラスに注ぐんだ、そうそうヨシヨシ」

脱線してしまったが、そういう父なのでアクアビットも好きだった。
長年触れてもいないが、こういうときには思い出すものだ。

  
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2006年02月18日

北欧の人たち〜思い出話

さて、北欧事情を考えるにあたって、他の人ばかり当てにしていないで、私も過去の交遊録をひっくり返して「北欧北欧・・・」と記憶をたどっている。

ドイツに語学留学した時のスウェーデン人の長身美人ルームメイト。
その名もヘルガ。子供のころ飼っていた犬と同じ名前(言わなかったけど)。
妹とその彼氏と他友達数名が数日押しかけ逗留して、狭いところに大型美形が寝巻きでうろうろウヨウヨひしめいていると、かなりうっとうしいことがわかった(「すごい格好」だったし)。
長身八頭身の美女が美しく見えるには、それなりのスペースが必要だ。

そこで同級生だったアイスランド人は、美形のお兄さんだったが「アイスな国のクールな人」というニュートラルな印象。

学生時代に二三度デートしたノルウェー人のビジネスマン。
思いっきり高いメシを何度かおごってもらっただけだが、本人ノルウェーでも北の果ての人で、今考えてみても「のんびりした田舎の人」だった。

リュック背負ってヨーロッパをうろうろしてた時に二日くらいユースホステル(ああ、懐かしい響き)で一緒になったフィンランドの女の子はいい子だったなあ。
フィン語で"Hi!"は「ヘイ!」で、"Bye!"は「ヘイヘイ!」だと教えてくれたけど、あれ、ホントかなあ。
一応「ヘイヘイ!」と言いながらハグして別れたから、本当なんだろうか。

ヨルダンでたまたま一緒に数日行動する羽目に落ちた、自称ジャーナリストのデンマーク人カップル。なんだかやたらに理屈っぽく押し付けがましく、勝手にその他一名のアメリカ人青年も混ぜて「うちのグループ」などと言い出したから、全力を振り絞ってルート変更して逃れたっけ。
大げさだけど、そこまでしないと「なぜ一緒に来ない?!」と迫りよってくるのだ。
あ〜めんどくさかったな、と。

以上、幼稚な思い出ばかりで、情けなくも懐かしいだけである。
でも一応主要各国はそろった。
やればできるじゃないか(?)

でも「それなりに」大人になってからは、エジプトあたりで遠目にツーリストのグループを眺めるくらいで、見事に仕事上のお付き合いは発生しなかった。
そうそう、紅海リゾートといえば、エジプトはひたすらドイツ人とイタリア人まみれだったけど、海をわたってヨルダンのアカバあたりに行くと、やけに北欧系が多かった。
でも個人的なコンタクトはゼロだから参考対象外。

おお、そうだ!
忘れてはいけない、カイロのホテル勤務時代に日本出張して、一緒に営業をやったヘルシンキのホテルの部長職二人。
一人は40代半ば、もう一人は30代はじめだったが、地味そうに見えて実は良い意味でアグレッシブな営業スタイルで、結構仕事を決めていたっけ。

でもある時、5月中旬の名古屋で顔合わせをしたら、もうグニャグニャ状態で目の焦点があってなかった。
「どうしたの?」
「・・・暑い・・・ナンダこの暑さは・・・」
「そう? うん、ちょっと蒸し暑いかも・・・」
「あ〜つ〜い〜ん〜だ〜〜〜」

そういえば、カイロとヘルシンキが一緒に仲良く名古屋で営業して歩くというのも、考えてみれば変だけど、五月のヘルシンキからいきなり名古屋にくれば、それはさぞや辛かろう、かわいそうに・・・と同情したのを覚えている。

以上、普通の思い出話でした。
思い出せる限り、北欧の人と私の関わりは、このくらいだ。

と、いうわけで、そういう「ベタな印象」でいいので、是非ぜひコメントをお寄せください。
お待ち申し上げております。

また、早速コメントを下さった「フィンランドファン」さま、ありがとうございました。  
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2006年02月16日

北欧のイスラーム人口

私自身は北欧と縁がなかったので、すっかり視野から抜け落ちていましたが、
これを機会にちょっと調べてみたいと思っています。
どなたか参考情報などご存知の方、是非教えてください。  
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