2007年11月21日

ドルマとトルコ春巻(?) 〜トルコ料理を食べてきた 其の三〜

トルコ料理、続きます
場所は以下のまま。

イズミル
最寄駅:阿佐ヶ谷
料理:トルコ料理
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):5,000円〜10,000円
用途:夕食



シガーラボレイ東と西の間にあって云々というのは
トルコ料理でよく言われるが
初めてトルコ料理を食べる同席者が
「春巻だ」と言うので気がついた。
確かに春巻だ。中身はチーズだが。


中身はフェタ・チーズ…と期待してかぶりついたが、これは普通のチーズだった。
シガーラ・ボレイという。
シガーラというだけに、現地ではタバコのような細巻きで、中身はしょっぱい白チーズのことが多かった記憶がある。
だから「春巻」というイメージがないのだろう。
何でも現地には、この「シガーラ・ボレイ」を巻く機械があるそうだ。
ドイツでは手巻きの紙タバコをよく吸うので、「煙草巻き機」は見たことがある。
あれと原理は同じなのだろうな。
シガーラを巻くわけだから。
本来はそのくらい細かくて面倒な作業なのだ。
これも家族近隣の女性たちが一斉に集まって作業するとやら。


ドルマこちらはドルマの盛り合わせ。
野菜などに米や香草を詰め込んだ料理だ。
写真のものは大人数用に
既に切り分けてある。
この日はトマトとピーマン。

この「詰め物料理」の定義は中東各地で違うのだが、アラビア語では「マハシ」と呼んで、やはり湾岸からエジプト辺りにかけてはどこでも出てくる。
ギリシャ料理にも「ドルマデス」または「ドルマダキア」という名前で、そっくりそのまま同じような料理がある。

この「マハシ」や「ドルマ」で、現地にいると一番よくあるのが、塩漬けしたブドウの葉で巻いたもの。
ブドウの葉の独特のえぐみと塩気が日本人には不人気らしい。
逆に喜ばれるのが、同じような形だが変わりにキャベツで巻いたもの。
私も現地に居るときは、ブドウの葉でなくキャベツで巻いたもののほうが好きだった。
これは日本のロールキャベツのようで懐かしくてよく食べていたが、どうもよくよく考えてみると発祥はトルコ辺りなのかもしれない。
こういう料理がよく出てくる地域と旧オスマントルコ帝国の勢力図に重なるような気がする。

話がそれるが、日本では西欧料理の定番になっているものが、実は中東起源だったようなことは他にもある。
「ピラフ」がいい例だ。
これはトルコ語の「ピラウ(pilav)」からきていて、英語の大きな辞書なんかを引くと「オリエンタル風に調理した米料理」という定義になっている。
これが日本に来て、洋風炊き込みご飯の代名詞になった。
言葉って面白いものだ。

このあと、マントゥが出て来て、メインディッシュにつづく・・・。
  

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2007年11月14日

パンと前菜 〜トルコ料理を食べてきた 其のニ〜

トルコ料理の宴はつづく・・・というか、前回のマントゥの場合は偏愛のあまり順番を変えたのだ。
どこの国の料理も不思議とそうなっているが、冷たいものから温かいものへとコースを取る。
ざっと思い出してみて大概どこの国でもそうだから、それが人間の生理にあっているのだろう。

トルコも例外ではなくて、冷たい前菜から始まる。
まずは前菜盛り合わせをもらったが、瞬間で消えてなくなったので気に入ったものを追加した。

前菜は「メゼ」。
冷たいものも温かいものもそう呼ぶ。
アラビア語では「マッザ」になる。
メインに行き着くはるか前に、びっくりするほど多種多様な前菜が出て来る。
このメゼ(マッザ)の多彩さが、中東料理のひとつの華と言えるかもしれない。


ナスサラダホウレンソウとヨーグルト






左はパトルジャン・エズメ(なすのペースト)。
右はウスパナック・タラマ(ホウレンソウとヨーグルトの和え物)。
パトルジャンはナス、ウスパナックはホウレンソウだ。
「エズメ」とつく冷たい前菜はいろいろあって、皆ペースト状のもの。
パン(エキメキ)で拭うようにして食べる。

この日は出てこなかったが、ナスを使ったものでは胡麻のペースト(ターヒン)と練り合わせた「ババガヌージュ」というものもあって、こちらはアラブ世界でもおなじみの一品。


エキメキこの日はこんなパンが出た。
直径15cmくらいのかわいい自家製パン。
トルコの食卓を見てたまげるのは
パンの消費量だ。
なにしろ物凄い量のパンを食べる。
しかも安くて抜群に旨い。


この辺はアラブ諸国やエジプトもよく似ているが、トルコ人ほどパンの味自体には執着がないように思える。

ともあれ、パンが食べやすいように前菜がこうなるのか、それとも前菜がこうだからパンが進むのか・・・と、つくづく考えてしまうくらい、パン抜きのトルコの食卓は考えられない。
日本でこういうレストランに行くと、上品に一切れずつ出してくれることが多い。
下手をすると催促するまで出てこないことすらあって、これはフォークやナイフの出し忘れより寂しいものがある。

ただし、特に写真のような平たいパンは一種の時限爆弾で、ワシワシ野放図に食べていると胃の中で突然膨れる。
食べすぎは自爆テロ行為。要注意だ。

パンの形は地方によりいろいろで、イスタンブルあたりでは欧風のバゲット型のほうがはるかに多い。
実はトルコ滞在中は、貧乏&暇なしのおかげさまで専らイスタンブルに張り付いていた。
どこかに出かけたとしても駆け足数泊程度だったから、地方のパンがどうだったか、というところまではよくわからないのだ。
しかしトルコ国外のトルコ料理屋に行くと、上は高級店から下は路上のサンドイッチ屋まで、押しなべていろいろな形の平たいパンを出してくる。
たぶん地方ではこちらのパンが主力なのだろうなあ、と想像するのではある。

パンについては以下の過去記事も併せてご参照いただきたく。

『トルコで一番大事な食べ物・・・とは?』


地中海サラダこれは地中海サラダ(アクデニズ・サラタシ)。
キュウリやトマトなどを細かく刻んだサラダに
塩気の強い白チーズを入れたもの。
これもパンにあう。
このサラダはギリシャ料理の定番でもある。


もっといろいろメゼを食べたいが、メイド・イン・ジャパンの胃袋を考えると、このくらいの容量でやめておくのが無難。
彼我でキャパシティーが、どうしてこうも違うのかね・・・と嘆きながら次に進む。


宴の会場はこちら↓
イズミル
最寄駅:阿佐ヶ谷
料理:トルコ料理
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):5,000円〜10,000円
用途:夕食

  
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2007年11月12日

マントゥ 〜トルコ料理を食べてきた 其の一〜

「つづく」としながら、話が途中になっているものもあるのだが、久しぶりにトルコ料理を食べてきたので御紹介など。

今回行ってきたお店はこちら。

イズミル
最寄駅:阿佐ヶ谷
料理:トルコ料理
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):5,000円〜10,000円
用途:夕食


以前何度か触れているが、なにしろ水餃子が好きだ。
この偏向した愛はもれなくトルコ風餃子にも向かい、当然「マントゥ」というトルコ餃子に激しく執着することになる。

羊肉にミントなどの香草を混ぜた餡を皮で包み、茹で上がりにヨーグルトをどっさりかけた餃子だ。
日本的感覚では、単に薄気味悪いだけだろうと思う。

イメージしにくいと思うので、以下写真(クリックすると拡大します)。

マントゥ
これが実物。
私がイスタンブルに居たころ
三日にあけず食べ続けていたものに
比較的近い。


正確に言うと、イスタンブルで私が食べていたのは「カイセリ・マントゥ」というもので、一個が小指の先ほどの大きさだ。三角錐型をしている。
こちらのお店の方によると、マントゥ自体がそもそも手のかかるものなのだが、カイセリ・マントゥになると、もう到底無理!なのだそうだ。
小指の先ほどの大きさだから、さもありなん、と思う。

マントゥ作りは家族総出でやるのだ、とも。
トルコは大家族だから、家族総出といっても日本とは規模(?)が違う。
まあ、我が家でも私が子供の頃は、満州育ちの亡父の号令一下、家内工業状態で水餃子を作っていたっけな。
なんだかちょっと懐かしい風景が目に浮かぶ。

ちなみに「カイセリ」というのは町の名前だ。
カッパドキア観光の拠点になる空港がある。
この町の名物、ということらしい。


マントゥのアップさて、ちょっと寄ってみた。
こちらは三角錐は同じだがもうちょっと大きい。
普通サイズのフォークの先が写っているので
大きさを比較してみてください。
赤いソースはニンニク風味。


ところで、トルコでも日本でもマントゥを食べるたびに、じつは「なにか」が不満だったのである。
昔イスタンブルで住んでいた住居の近所に、実に美味いマントゥの専門店があった。
夜中まで出前もしてくれたので、実によく世話になった挙句の果てに、イスタンブルを離れてカイロに移住したとたん禁断症状に襲われた。

別に探し求めて出会った店ではないので、どこでもこのくらいのもんが出ているのだろう、と思ったら大間違いなのだ。
エジプトのトルコ料理はたかが知れているので、イスタンブル遠征もしてみたが、結局のところ同じ店にタクシーを飛ばすことになった。

イスタンブルでも、うまいマントゥはありそうでない。
だから、日本に来てしまったら絶望的・・・と思いきや、この店のものは大変美味かった。
おかげさまでよくわかった。
不満だった「なにか」が。

「皮」だ。
水餃子でも同じことだが、マントゥは一個が小さい分、よけいに餡より皮が大事になるのだ。
この店のものは、皮がモッチリしていて食感が良い。
そうかそうか、皮が問題だったのだな。

思い返すと、一応懐かしくはあるものの、多くは皮がゆるい。
三角錐型でなくて、ラビオリのような平らなものになると、なぜかよけい皮がふにゃふにゃした食感になる。

その他のものもいろいろ食べたので、順にアップしようと思うが、まずはマントゥのご紹介である。

別のブログにも記事を上げたので、併せてご参照を。

このブログの過去の記事でも、なんだかしつこくマントゥの話が出てきている。
一応、ご参考までに・・・。

『マントゥ』のいろいろ
マントゥ
愛し懐かしトルコとトルコ料理編 其の二

  
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2007年05月24日

皐月晴れの日、ギリシャを思う 

五月になると、何故かギリシャを思い出す。
明るい日差しと乾いた空気に、ジャスミンの香りなどが混じると、何故か思い出す。
ふと懐かしい香りに顔を上げると、橘の花が満開だったりする。
日本の初夏の空気は、一瞬だけ優しく甘い。
この後に来るのは梅雨だ・・・などと思わないで、せいぜいこの瞬間を楽しむことにしている。

ギリシャが一番ステキなのは、やはり五月頃だと思う。
夏も盛りになると、日差しが強くなりすぎてしまうのだ。
春が来て、郊外に野花が咲き乱れる頃のギリシャは本当に美しい。
おもいっきり海で遊べる夏も楽しいが、初夏のギリシャはまた別世界だ。
明るいけれど、まだ柔らかな日差し。
空気は爽やかで、オレンジの花が咲く。
初めてアテネに行っのがちょうど初夏の頃で、街中でオレンジの甘い香りがしたのを
今でも覚えている。
ああ、なんと美しい地中海の都よ・・・と、うっとりしたものだ。
あのオレンジは、きれいな実がなるのに食べられないということで、実がなる季節には
よく指をくわえて眺めていた。

ちなみに、初めてカイロに行ったのは二月の末だだったが、ひなた臭い埃の匂いがした。
で、結局そのイメージは十年変わらなかった。

そりゃあ、アテネ辺りでも十分うっとり出来るわけだ。
気の毒な奴だ、と思っていただくと良いのかもしれない。

実はアテネの郊外に住居があった。
休暇用のアパートメントですの、とか言ってみたいところだが、単なるオットの
単身用住居。
カイロ住まいの時代、オットはアテネ支店も面倒見ていたので、カイロと行ったり来たり
していたのだ。
最初はアテネの中心部近くの「ネオ・プシフィコ」というところに住んでいたが、
どうせなら海の近くに住みたい!と珍しくオットが強く主張して、街まで車で30分程の
「ヴーリャグメリ」という地域に引っ越した。

ここがなんとビーチまで徒歩10分、ゴルフコースまで車で10分という、
なんともステキなロケーションだったのである
(ビーチに面したエリアも当然あるが、こっちは「高級リゾート地区」で予算外だった。
とほほ)。

郊外なので、空も家の周辺も広々として気持ちよかった。
喧騒と雑踏のカイロ住まいだったものだから、たまにこちらに来るとしみじみほっとした
ものだ。

ついでに一応EU圏内でヨーロッパであるからして、近所の高級スーパーマーケットには
壁一面にワインやら洋酒やらがゾロゾロ並んでいる。
夫婦で巨大カート二台分、アホのように酒を買いまくったのも、馬鹿馬鹿しいが
懐かしい思い出だ。
あの時二人は、お菓子の家に迷い込んだヘンゼルとグレーテルよろしく(?)
ひゃあひゃあ、きゃっきゃっ、と異様なハイテンションに突入したのだった。

嗚呼、馬鹿だなあ。
でも当時のカイロでは、そのくらい「まともなワイン」が貴重品だったのだ。

どうでもいい「エジプト産」はあったが、本当にどうでもいい代物だった(過去記事参照)。

今頃はそろそろ暑くなってきているだろうが、四月末から五月にかけてのギリシャは
本当に素敵なので、ビーチで遊ぼうなどということでなければ、旅行にもこのシーズンを
オススメしたい。

尚、現在住んでいる横浜には、数軒ギリシャ料理のレストランがある。
港ヨコハマの時代があった、その名残だ。

スパルタ
最寄駅:関内 / 伊勢佐木長者町
料理:ギリシャ料理
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):3,000円〜5,000円
用途:夕食

先日、ギリシャが懐かしくなって、こちらの店にオットといってきた。
詳しい話は別のブログに上げるので、そちらの記事をご参照いただきたいが、
なかなか素敵なお店だった。

ギリシャ料理自体は、正直言って「中東系」としてはハイレベルと言い難いのだが
懐かしさでたまに食べたくなる。
ここの店など、ひょっとしたら現地より旨いかもしれない・・・などとイケナイことを
考えながら、懐かしく美味しくいただいた。

中東系、といわれると不思議かもしれないが、料理のスタイルや内容はかなり似ている。
オリーブオイルの量が多いことと、素材として豚肉もOKなところは大きな違いだが、
イタリアなど南ヨーロッパよりは中東に傾いた料理だと思う。
オリーブオイルの量は南欧や中東はどこでも多いだろうって・・・ギリシャは桁が違うのだ。

ドルマデス代表的な前菜にこんなものがある。
ギリシャで「ドルマデス」というのだが、
まったく同じようなものがトルコで「ドルマ」
アラブ圏で「マハシ」という名前で出てくる。
名前からすると、トルコ料理から来たものだろうか。



以上、五月晴れにふと思い出して、ギリシャの話など。
頭の中まで五月晴れらしくて、散漫でスミマセン。
  
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2007年03月19日

エジプト料理『ネフェルティティ』@目黒

昨年末、東京は目黒にエジプト料理の店ができた。
詳しくは、喰いもん関係中心の別ブログをご参照いただきたいが、そちらに書くまでもないが
一応補足したいところを以下に・・・。
写真も撮ってきたのでご参考までに。

エーシュ実によくわからない写真だが、
エジプトで言う「エーシュ」
アラブ圏によくある平たいパンを
エジプトではこう言うのだが、
その他アラビア語圏では「ホブス」になる
注意が必要なのだ。

(尚、湾岸では「エーシュ」が「米」になるところもあるらしい)。

どっち道、エジプト以外のアラビア語圏で「アイザ・エーシュ」(パンが欲しい)
などとエジプト弁で口走ると、プッと笑われて「アンタ、エジプト人かなんか?」
と、言われる。

エジプト弁というのは、アラビア語圏では日本でいう大阪弁のイメージがあるのだ。
そして、この方言はアラブ世界あまねく通じる。
笑い乃至は軽蔑を招くにせよ、とにかくよく通じる。
「だから、エジプト弁をとりあえず覚えると便利です」などという人もいるらしいが
(神戸を地盤にする「某議員さん」も、そんなことを御著書で、あくまで軽いタッチながら書いている)、やっぱりまずは「正則アラビア語(フスハー)」をやっておくに越したことはない。

とにかく、エジプト国内では「パン=エーシュ」となる。
「エーシュ=日々の稼ぎ」という意味あいにもなる。
日本語でいう「おまんま」という意味あいだろうか?

ショルバアラブ圏ではどこでも豆を本当によく食べる。
このスープは実に豆マメしい代物で、
このスープに郷愁を覚えはじめたら
アナタのエジプト化もかなり進んでいる。
どろりとしているのに
妙にボサボサした口当たり・・・

豆類が苦手な人は、まず喰えない、レンズ豆(Lentil)のポタージュだ。
エジプトの場合、スープをきちんと取ってさえいれば、慣れるとしみじみ旨いと思う
ようになる。
こちらの店の場合、日本人向けに口当たりは軽かったが。

オムアリオム・アリ(「アリ母さん」の意)は、
エジプト名物のデザート。
西洋式に言う「パン・プディング」の一種で、
パンと干しぶどうなどをミルクで煮込む料理。
単純なものだが、何故か好き嫌いはわかれる。
なぜだろう?

こちらのレストランは、味付けは比較的現地に近い。
ただし値段はかなり強気だ。
近隣大使館(特にエジプト大使館)や、接待での利用を見込んでいるためか、と思う。

ちなみに、謳い文句になっている「五つ星ホテルのシェフ」は、わかる人には
わかるだろうが、カイロはザマレクにある「サフィール・ザマレク」というホテル出身。
いい加減な「なんちゃってアラブ料理シェフ」の作るものよりはかなりよいが、それだけに余計なことを言わなければよいのにな、と思ってしまうのではある。

特に何もいわなくても、そこそこ現地に近い味のものが出てくるので、なにか特に
エジプトらしいものが食べたいならば、予約の時点で相談しておくとよいと思う。

それにしても、この日に限ってなのかどうだか、店にいるお客の8割以上は女性だった。
私も女性3名のグループで行ったのだが、中東地域は本当に最近女性に人気なのだな、
としみじみ思った次第である。  
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2006年11月03日

レストラン『カルタゴ』で「ミイラと古代エジプト展」タイアップ・メニュー

カルタゴ
最寄駅:中野
料理:アラブ料理 / トルコ料理
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):5,000円〜10,000円
用途:夕食


カルタゴというアラブ・トルコ料理のレストランが、東京は中野にある。
オープン以来17年、ということは、このジャンルのレストランとしては都内で最古参のひとつと言ってよい。

今回は、開催中の「ミイラと古代エジプト展」とタイアップして、エジプト料理の特別メニューを時期限定で出している、とのことで、横浜から遠征してきた。

コース内容としては、前菜盛り合わせ、ターメイヤ、チキンモロヘイヤ、デザートという
ところ。
もう季節も過ぎたので、モロヘイヤをどうしているのかたずねたら、最近は年中出回って
いるとの由。
全国的にどうかはわからないが、都内近郊ではそれだけ食卓に定着したということだろう。

エジプト時代の仲間と二人、食べて驚いた。
以前に御紹介した、カイロの『アラベスク』というレストランで出しているものと、
そっくりなものが再現されていたのだ。

お話をうかがうと、お店ではサービスを担当している奥様が先日しばらくカイロに滞在された折、このレストランで食べたものが非常に美味しかったので・・・との由。
だから、ドカンとヘビーな現地風よりは上品だが、非常に美味しい。
久しぶりに懐かしい味だった。

モロヘイヤだけ御紹介するとこんな感じになる。

モロヘイヤ(ソース)

このようなソースを・・・





モロヘイヤ(ソース投入前)

グリルしたチキン(カリッと焼けてジューシー)にバターライスを添えたものに・・・





モロヘイヤ

このように、ドドドとかけていただく。






モロヘイヤのトッピング

お好みでかけるトッピングは、トマトソースに生タマネギ。
これは『アラベスク』のスタイルだ。




他にも、前菜各種やターメイヤ(ソラマメのコロッケ)がコースででてくる。
ターメイヤは、見たところカイロの街角で食べるものとは掛け離れて上品だが、中身はしっかりとニンニクの効いた「あの懐かしい味」だ。

エジプトではターメイヤは干しソラマメを戻したものを使うのだが、こちらでは生のソラマメを擂り潰して作っているそうな。
手間がかかっているのだ。

こちらのお店、都内近郊では知る人ぞ知る名店で、本来はモロッコやチュニジアなどのマグレブ料理とトルコ料理がメインとなっている。
こじんまりした店だが、ファンが多くていつも賑わっているので、事前予約がベターだ。

また、こちらのタイアップ・メニューは要事前予約。
「ミイラと古代エジプト展」の半券を提示すると、カルカデ(ハイビスカス・ティー)一杯サービス、とのこと。

「しかし、どうしてトルコ料理とマグレブ料理という組み合わせになったんですか?」
と尋ねたら(ほとんど所謂「アラブ料理圏」の、西と東の端だ)、マグレブ料理はパリで修業されて、トルコ料理は東京の某トルコ料理店で覚えたもの、なのだそうだ。
なんだか不思議な組み合わせだが、違和感がない。

次回は、畑中シェフ自慢のクスクスかタジンを是非食べたいものだ。

Elle a table (エル・ア・ターブル) 2006年 09月号 [雑誌]

こちらの雑誌の特集にも、マグレブ代表で取り上げられている。
ご参考までに。

ちなみに、私はまだ行っていないのだが、上野の国立科学博物館で開催中の「ミイラと古代エジプト展」も、過去行われた古代エジプトの遺物を展示するだけのものでなく、映像を取り入れた「ミイラを科学する!」というコンセプトが非常に興味深い。

開催は2月18日まで。
当日売りもあるが、3Dシアターの席数の関係から日時指定予約制になっているので、週末や夜の部は予約したほうがよさそうだ。

チケット購入や予約などについては、以下ご参照のこと。
http://www.asahi.com/miira/ticket/index.html
  
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2006年08月23日

虫喰いについて

(*注意*: 以下は、冗談抜きな「ゲテモノ食い話」になるので、そういうものが弱い方は、ここで読むのをやめておくことをオススメします。
本人書いていてぞっとしないんで、悪い夢を見たくなければやめておいてください。
読んでしまった方は、書いた私を恨まないで下さい。
一応、ご注意申し上げて、主題に参ります)


先日、横浜某所で「蚕のさなぎの串焼き」を食べた。
別に好きで食べたわけではないし、是非また食べたいとも思わない(きっぱり)。

ただそのとき、同じメイドを使っていた御縁などもあって、昔カイロで何度かご一緒した作家の田中真知氏が、ザイールに行った時の話を思い出した。

まあ、中東と関係もないけど、食文化の一例、ということでご紹介しておく。

横浜での顛末は、以下を御参照のほど・・・。
http://honyarara.livedoor.biz/archives/50651582.html

田中さんは、新婚旅行がスーダンはカルツームだったという人だ。
そしてあるとき奥様と一緒に、カヌーでコンゴ川を下る、という旅に出た。

途中までは、大きな客船で移動したそうだ。
客船といえども「いつ来るかわからぬ謎の船」なのだそうで、来るそのときまでナントナク何日でも待つ、というシステム(?)だとか。

「来るぞ!」という情報は、太鼓の音で伝言ゲーム式に伝達されてくる。
ホレ、来るよ、といわれて河岸で待っていると、本当にしばらくして出現するそうだ。

乗り込むと、色々なものを売りに、船のまわりにボートが群がってくる。
食料品ももちろんあって、その中に「生きた芋虫」(キロ単位で売っている)、猿の燻製などなど、なんともいえぬアイテムもある。

芋虫の食べ方は、蚕のさなぎと同じようなもので、焼いたり茹でたり揚げたりする。
出来上がり品ももちろん串に刺したりして売ってるが「生きてるほうが長持ちする(冷蔵庫なんぞない環境だ)」ので、生きているものを買い求める人々が結構いたとやら。
大きさは、蚕のさなぎよりひとまわり大きい。
赤ん坊の拳くらい、なのだろうか・・・?

猿の燻製の場合は、なんともたまらんことに「苦しみもがいた死相」までリアルに浮かんだ姿で売っているそうだ。
こうなってくると、人類に近いだけに、慣れぬ日本人には相当辛い光景らしい。

中国あたりは「美味美食」のために、相当珍奇なものを食するそうだが、アフリカ大陸ではまた事情が違うのではあろう。
でも、現地の人たちは好んで喜んで食べているというから、所変われば・・・なのだろうか?

尚、田中さんの旅の話やエッセイなどは、大変面白い。
是非御一読をお勧めする。


アフリカ旅物語 中南部編


アフリカ旅物語〈北東部編〉


ある夜、ピラミッドで


  
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2006年08月18日

四谷『エル・サラーヤ』でエジプト料理

四季の移り変わりを感じにくいエジプトで、やはり夏の風物詩といえば「モロヘイヤ」だろう。
厳密にいえば「初夏から夏の初め」くらいがピークで、後は硬くなってしまうのだが、八百屋や町の露天売りにモロヘイヤが出始めると暑くなり、あれ、見かけないなと思うとなんだか涼しくなっている。

レシピは先日もご紹介したが、各家庭、各レストランで色々だ。

東京は四谷に、エジプト料理の専門店が一年ほど前にオープンした。
前から一度いってみようと思っていたので、モロヘイヤ食べたさに横浜からオデカケ。

詳しくは以下をご参照くださいまし。

http://honyarara.livedoor.biz/archives/50643901.html

ところで、現地エジプトで「モロヘイヤが食べたい!」となっても、意外に出している店が少ない。
シシカバブのような、特殊な設備がいるものは別として、エジプト人は基本的にあまり外食しないからだ。

モロヘイヤの料理となると、これは完全に家庭料理の範疇で、現地のエジプト人は
「家で食べるもの」と思っている。
うちのカアサンの作るやつが一番ウマイのに、なんだって外で高い金を出して食べねばならんのだ、ということだ。

だから、外国人がこれにありつくには、先日ご紹介したカイロはダウンタウンの
アラベスク』とか、一部高級ホテルのアラカルトメニューに限られてくる。
そうでなければ、エジプト人の家庭に招かれるしかない。

(尚、その他レストランで出しているところがあったら、ご一報を!
私の情報は何しろ古いので)。

さて、そして、こういうと申し訳ないが、やっぱり家庭が一番なのではある。
その代わり、とにかく大量に出すのが彼の地のホスピタリティーであり、出されたものを山ほど食べるのが答礼になるので、美味いは美味いが「わんこモロヘイヤ状態」を覚悟の上で臨まれたし・・・。

エジプトの家庭料理は、レバノンやトルコと比較すると繊細さや微妙な味わいなどでは落ちるものの、やっぱり「おふくろの味」の和やかさはよいものだ。

また、クセが薄いので、日本人には食べやすい料理が多い。
さんざん馬鹿にしてきたくせに、やはりときたま無性に、あの素朴さが懐かしくなる。

懐かしさと美味美食は、やはり違うところにあるのかなあ、とこの頃思う。  
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2006年06月03日

レバノン料理を食べる会@横浜『アル・アイン』

先日ご案内しました、上記の会の詳細が決まりましたので、改めてご案内申し上げます。
以下記事にて詳細をご参照くださいませ。

http://honyarara.livedoor.biz/archives/50474249.html

お申し込みは「メールのみ」という旨、ご留意ください。

皆様のご参加をお待ちいたしております。  
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2006年05月25日

レバノン料理の会を企画中!

地域的に訴求力が強いか?と『ほにゃらら』のほうに記事を上げました。
こういう料理を日本にいて思いっきり食べるのは難しい!というセレクションで、上記の会を考えています。

以下記事をご参照ください。
http://honyarara.livedoor.biz/archives/50442903.html

とりあえず、詳細見えてきたらまたご案内いたします。  
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2006年03月18日

『マントゥ』のいろいろ

比較的近隣に一軒トルコ料理屋がある。
以前一度行って、悪くないなと思っていた。

そしてある日、強烈にマントゥが食べたくなった。
電話をしたら「あったりなかったりだけれど、今夜はある」との由。
夕刻5時の開店と同時に駆け込んだ。

「こんばんは」とトルコ語で挨拶したら、店主が「マントゥだね」という。

ついでにラクを一杯に、ほうれん草をヨーグルトとにんにくで合えたサラダを
もらう。
前回も思ったけれど、ここの前菜類は変に日本人向けに妥協して、無味無臭に
なっていない。
ガツンとにんにくが利いていてうまい。

「おいしいね、サラダ」といったら、
「でも、この季節の日本のほうれん草は甘すぎる。
夏はあるんだけど、冬はみんなあまい。探すけどない」と、店主が嘆く。

確かに、トルコのほうれん草は、結構しっかりした灰汁抜きが必要だった。

そして、マントゥ登場。
ヨーグルトに覆われた餃子のようなものに食らいつこうとしたら、
「ソースがまだだ。待ちなさい」といわれる。

ソース登場。マントゥのソースらしからぬ、妙にスパイシーな香りが漂う。
カレーっぽい、と思ったら、クミンだった。

不思議そうに鼻をヒクヒクとさせて、さらに不思議そうな顔つきでマントゥを
つつく私に、店主はどうも不満そうだった。

「懐かしいだろ。どうだ?!」

こういうときの返事は、本当に難しいけど、思い切っていった。

「こういうソースって、おいしいけど初めてだなあ・・・」
「じゃあ、どういうのを食べてたんだ? 
 あ〜〜、トマトソース入れて焼いたやつだろう?」
「それは知ってる。違う種類です」
「じゃあ、なんだい?」
「ヨーグルトと赤っぽいソースがちょっとかかったやつ!」
「は、なんだそりゃ? そんなのきいたこともないぞ。」
「だって『カイセリ・マントゥ』って、有名じゃないの!」

そこで、隣の席に座って話をきいていた別のトルコ人(お友達)が、
ぶっとふきだした。
「そういうマントゥは、あるよ、兄貴」
「なんだそりゃ」
「俺の田舎の辺はそういうやつだよ」

その「お友達」は、カッパドキアあたりの出身なのだ。
「兄貴」のほうは、地中海沿いのかなりシリア寄りらしい。

笑い出した彼が説明してくれたところによると、マントゥというのは本当に
地方によって違うそうで、まあ日本のラーメンみたいね、と。

なるほどね。

それにつけても、あの昔住んでいた家の近くの「カイセリ・マントゥ」が
食べたい!!
  
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2006年03月08日

カンダで羊肉しゃぶしゃぶを食べる

憧れの『羊肉しゃぶしゃぶ』。
カンダといっても、アフガニスタンのカンダハルとは程遠い、いわゆる東京の神田。
以前から「イキタイイキタイイキタイ」と思い続けていた『龍水楼』へ突撃である。

何でそこまで思いつめなきゃいけなかったかって、

1.神田界隈に18時までに、4名以上の人数を集めるのが意外と難しい。
1.しかも、全員が喜んで羊肉(それもハラールでない)を食べられなければいけない(今回の場合、約一名「ワニ肉よりはトレンドなんだろうね」と微妙な抵抗路線を示したものもおったが、無視された)。
1.鍋物なので、お酌だ取り分けだ、ああイエイエお先にどうぞ的な気配り無用にて、即時戦闘体制突入となっても禍根の残らぬ顔ぶれでなければいけない

・・・という、案外クリアしにくい問題があったからである。
難しいと思いませんか?

特にこの顔ぶれでは「先にきたものからお構いなしに始めてよい」という原則があるため、皆「遅刻」というものをしない。
理由は明快で、遅刻即割り勘負けとなるからである。
何故か30分前に「うっかり」来てしまうケースすら見受けられる。

採算の問題から、予約は5名から(円卓がひとつ必要なので)で一人5000円。それを四人で食べるという形。夜は8時で厨房の火を落とし、8時20分には閉店・・・という、結構厳しい縛りがある。
が、結論からいうと、それでもいく価値があった。

羊は生でも食べられる鮮度のよさ(店の人には「お勧めしません」と言われたけど)。
ニュージーランド直輸入の「生肉」だそうな。

早く着いたので、かってにビールにおつまみを取って始めたけど、この「ゆで豚」だの「きゅうりの和え物」だのという、一見どうってことなさげな小皿料理が、なんだか大変にうまい。
期待感、いやがおうにも高まる。

尚、早く着いたのは「せっかくだから、小石川後楽園でひっそりと春の訪れを楽しみませう」と、珍しく柄にもない情緒のあることを思いついたからだ。
それならば「天気予報チェック」を忘れずに!などとは念頭にも浮かばず、近隣に着いたら雨でどんより曇っていた次第。
いっつも忘れるが、私は体質的に「雨女」なんである。
あ〜あ。

人が揃って、前菜がスタート。
一見普通だが、しっかりと手をかけた感のある三種の盛り合わせ。
えび団子、ウマイ!
普通にうまいがこのフツウは後を引く・・・しばし奪い合い。

そして真打ち。
しゃぶしゃぶ鍋が据えられて、店主登場。
店主のウンチク能書きが長い店は、どうもウザい事が多いけど、ここはすでに『芸の域』に達しているので、座が盛り上がる。

11種の薬味をまぶしつけて、ヤッホッホと「シャブに熱中」し終わると、羊肉の餃子と麺を投入してくれて、あとデザートが二品。

この店名物の『三不粘』なる黄色いスライム状(?)の菓子は、不思議な食感。
結構癖になる味だ。

とにかく、一品一品、細かく丁寧で繊細な手がかかっているのを感じる。
いわゆる中国大陸的なダイナミズムでウォォというのとは違う、東京中華の名店、と思った。

是が非でも一般メニューでもう一度!と決意を固めて店を出たのでありました。

尚、先行して調査に出た連れ合いによると「ランチ500円戦争の爆心地カンダでは、ランチはやや高めで少なめ。でも、味は上々」との由。

お気に入りがまた一つできて、連載一周年の喜びがいや増した雛祭りの日ではありました。

http://homepage2.nifty.com/ryusuirou/

060304羊の餃子食い尽した後、いつも写真…と思うのでした。
  
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2006年03月07日

横浜『鼎泰豊』

さて、28日火曜日。
今日は一周年記年号だ!と気合を入れていた午前中、突然「小籠包」が食べたくなった。
何の脈絡もないが、中華街まで行くのも面倒なので、横浜高島屋にある『鼎泰豊(ディンタイファン)』なる有名店に行くことにした。

結論から言うと、話にならないほどまずかった。
一応冷凍品を蒸したりはしていないので、皮はしっかりしているが、中身が生ぬるくて汁気が薄いのである。ついでに注文した青菜炒めは、火が通りきっていない上に過剰に塩辛い。
小籠包の味付けも、やはり甘味と塩気が強すぎる。
台湾料理というのは、どこで食べても味がくどい気がしてならないのだが、ここもその類。

まあ、そもそもこういうデパートや駅ビルの類に出店する飲食店で、当たり率が限りなく低いのは自分でもわかっているから、特に腹もたたない。
そりゃあ、テナント料が高くて、一見客の多い場所で、しかも放っておいても集客に困らない場所だ。
味と内容から真剣味が引かれて、テナント料が上乗せされるのは、自然の成り行きということだろう。

でもそういえば、台湾料理については台北に出張した当家特派員も、同じことを言っていた。
現地のかなりいい店に連れて行ってもらっているのだが、なんだかどうも「口がぐったりくる感じ」がするんで、黒服に「ここの隠し味は何かあるのかな?」ときいたらば、胸をはって『味の素』を恭しく見せてくれたそうだ。

だから、そうではない台湾料理のお店を、どなたかぜひ教えてください。

尚、不味い小籠包を食べながら「デンマーク、デンマーク・・・」と呪文のように思い続けた私。
帰り道、おやつに「デニッシュ」を衝動買い、ついでにアクアビットを買い込んでしまったのではありました。

それにしても、日本の高級菓子パンの中から、歴然とした「デニッシュ」が消えていたのには驚いた。
ドイツ風のブレッツェルの横に、パン・オ・ショコラが置いてあり、デニッシュがあったと思ったら「あんダニッシュ」だ。さらに視線を飛ばせば、おなじみの「カレーパン」「メロンパン」が並ぶ。

日本人の食に対する柔軟性は世界一だ。
すごいなあ、と妙に感心しながら、ぐるぐる巻いたのにレーズンを混ぜて砂糖がけした「記憶にある限り一番デニッシュなデニッシュ」を一個買った。
単に「レーズン・ロール」とか書いてあったんだけれども。  
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2006年01月25日

横浜中華(街)ぶらぶら案内(3)〜羊の串焼きはやっぱりうまい!〜

(街)は中華街とまったくかけ離れた所だから。
これは、どちらかというと、横浜コリアンストリート近辺の店。
でも、中華の話でございます。

横を通るたびに気になっていた。
私の大好きなモツ焼き屋さんや、韓国家庭料理の店などに向かう途中、いつも「あそこって、なんなんだろう・・・」と私の意味不明なヨダレ感を誘う店があったのだ。

羊肉串&東北料理
『延明』
横浜市中区長者町9−170
Tel.045-261-8946

入り口はとても怪しげで、「ちょっとなんとなく」は入れない感じ。
私は、少なくとも「初回は連れがいる」と思ったのだ。

だから、別の店で韓国鍋料理を食べまくったあと、
そっとオットの手を引いて「まあ、ビールでも・・・」と
間口が狭い割に奥行きのある店に連れ込んで
しまったのだった(あ〜れ〜〜〜!)

結論を言うと、トルコのチョプシシにホームシックを感じている人にはうってつけだ。
そうでなくても、羊肉が好きな人は結構楽しめるだろう。

驚いたことに、各テーブル炭火焼である。
前菜は無料で出てくる。
茹でたピーナッツがうまかった。

焼き鳥くらいに刻んだ羊肉が、鉄串に刺さって生で出る。
それを遠火の強火の炭火で焼いちゃうのである。

で、串一本100円から。
ものによって値段は違うが、100円、170円というところが基本。

正直言って、この値段だから羊肉が苦手な人には辛い店かも、としか言えないが、好きな人には炭焼きマジックで、結構おいしくいただけてしまう。
目の前の炭火でジュワジュワしている串焼肉・・・洗える服で行けばこんなに楽しいところはなくってよ。

ま、ともかく、おそらく日本で入手できる最低価格の羊肉を、実にうまくスパイスしている。
しかし、日本人が食べやすく・・・という気遣いはまったくない。

あと、私はダメだけれど、そういうものがお好きな方、ここは「蚕の幼虫」がありますです。
メニューに書いておいて、本当はない・・・というパターンが多いので「これは本当にあるの?」ときいたら「揚げるのも茹でるのもあるよ!おいしいよ!!」といわれた・・・。

焼き物も鳥牛などいろいろ。

あと、中生380円だった。

と、いうことで。  
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2006年01月24日

水餃子が好きだ。

060122水餃子1水餃子が好きだ。

父が満州育ちで、子供の頃から餃子と言えば水餃子。しかも餃子奉行と化した父の号令下、家族五人が家内工業状態でちょっとした屋台が出せる程の量を作って、それを瞬く間に茹であげて食べていた。


海外にいたころは、皮を打って、豚肉を塊からたたいて…と、格闘技状態で食べていたけど、帰国以来すっかり無精になった。外の店にいくらて゛もある、となると、わざわざ家で格闘技の真似事をしようと思わなくなる。
ワタシは本来平和主義なのだ。

でも、だからと言って外でどこでも美味な水餃子があるワケではなくて、大抵自分で作った方がましな店がほとんど。

で、整体のショウさんに聞いたら、やっぱり中華街はほぼダメ、との由。
以前は某店が大変よかったが、代変わりして、店の場所も変わって、別物になった。

だから、下手に外で食べないで、中国製の冷凍ものを買ってきて食べる…と聞いて、早速走った。
で、とりあえず妥協点が見つかった。
写真以外で、韮入りも良かったです。
ただし、業務用らしくて量が多いから、冷凍庫のスペースは食います。

060122水餃子2写真の店は、石川町から中華街大通りに入る、ちょっと手前にある中華食材のスーパーマーケット。
ここで買えます。  
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2006年01月15日

横浜中華街 ぶらぶら案内(2) 小龍包

ついでにもうひとつ『小龍包』。

本当に最近中華街じゅうどこにでもあるのだけれど、特にしみじみおいしく思うことはない。
でも、数日前に整体院のショウさんのご推薦で行ってきた。

『新錦江』
横浜市中区山下町146 
TEL 045-663-1696
営業時間: 11:30〜15:00、17:00〜22:30、土日祝11:30〜22:30(LO各22:00)
定休日:無

系列店の『杜記』なる刀削麺の店が以前向かいにあったけど、まるっきりおいしいと思えなかった。
しばらく流行っていたが、いつのまにか消えて、こちらの店に合体していた(このあたり、根拠なしなので読み流してください)。
だから、入り口でその辺の事情を知った瞬間やめて帰ろうかと思ったが、まあまあと入った。

店内はオヤオヤと思うほどお洒落。
デートに使えます(中華街の場合、この辺の見極めが難しいかと思う)。
小龍包と坦々麺を頼みました。

まず坦々麺・・・真っ赤に燃える表面の下に白濁したスープ。
啜ってみると、そこそこの辛さとピーナッツの香りと甘さがいい感じのバランス。
「うめ〜」と一人つぶやいて、肉味噌をつつけば、これもピーナツの利いたピリ辛薄甘味。
向かいの店の時とは、調理人が変わったようだ。
同じものではない。

腰のある刀削麺にうまいこと絡んで、ハフハフのフフフとかっ込んでいたら「熱いのでお気をつけくださ〜い」と、小龍包到来。

巾着の先っぽをそっとつまんで、黒酢につける。
脇を小さく齧って、チュチュチュとスープを啜ったら、これはガッツポーズだった。
スープがブシャンとこぼれなくなった頃合を見て、せぇので口に放り込む。
ガフガフハフハフハフハフ。
フーフーフーのフフフフフフ。

単なる薄気味悪い人と成り果てて、お店を出た。
次は誰かを誘って、いろんな料理をオーダーしてみよう。

横浜中華街。
結構楽しいところなのではある
  
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2006年01月14日

横浜中華街 ぶらぶら案内(1) 粥

【健康食彩館】味わい粥(中華粥)『中東ぶらぶら回想記』と銘打っておきながら、「中東ぶらぶら」でもなんでもない話が、ついつい出る。ちょこっと気になって、なんとなくどこかで中東にこじつけたりしていましたが・・・やめます。

基本は中東ですが、悲しいかな日本在住のワタシ。
ブログについては「読者サービス」ということで、中東と関係ないお話もしちゃいます!
いまさらですが。


で、中華街。

私は元々東京の荻窪やら三多摩やらで長く育ったので、横浜になじみはない。
なぜ横浜在住かといえば、カイロの職場から異動になったのが横浜だったからだ。

久しぶりに中華街に行って、すさまじい観光スポット化にたまげた。
まあ、20年も前から観光地ではあったけれど、まだなんだかちょっと怪しげな空気があった気がする。
大学生のころ、近所の友達が横浜の大学に通っていたから、よく連れて行ってもらったのだ。

ん?昔話はどうでもいいから、お勧めスポットを紹介せよ??
ハイハイ、ちょっと待ってくださいね。

中華街でおいしいものを食べるのは、実は案外難しい。
有名店には長蛇の列。待った挙句に「あ、そう・・・」程度の料理が相当乱雑にサーブされることもある。
それで済めばまだいいほうで「いったいどこをどうすればここまで不味い中華を料理できるものやら」
と、感嘆する(?)ことすらある。
文句を言う気にすらならない。

しかも、ここは一見様歓迎地域なので、結構あからさまに常連と観光客で内容に差が出る。
その上に、店の厨房スタッフが経営者側ともめて、ある日突然よそに移ることもある。
美味しかった店が突然「は??」というほど味が変わる。
挙句に厨房のスタッフが同じでも、小さな店では混んでいる時と暇な時であからさまに味が違う。

さて、お店のご紹介である。
実はネタ元の大半は、本人の努力もなくはないが、私が通っている中華街はずれの某整体院の情報だ。
このあたりの中華系社会の情報は結構緊密なようで「何であそこの店がいきなりまずくなったか」といったような話は、つぼ押しに絶叫しながらとはいえ結構きかせてもらえるのだ。

では、まず『粥』。

『謝甜記』
http://www.walkerplus.com/yokohama/gourmet/chinese/china062_c.html

どこが物珍しいのだと言われても、結局ここに戻ってきちゃうんだからしょうがないじゃないですか。
二号店も出たけど、なんかぱっとしない。
問題は長蛇の列だが、夕方五時ごろなど(特にウィークデイ)を狙えば、案外ゆっくりできる。
実は悲しいことに、粥以外の料理は未体験なのだけれど、かなり良いらしい。
なお「普通の時間帯」なら相席は当然の店なので、デートなどには向きません。
ここで楽しく二人粥をすすれるようになったら、愛は本物でしょう。

なお、私のお気に入りは『ピータンスタミナ粥』です。
たいてい一人で行って、スタミナをつけて家に帰り『ぶらぶら』の原稿を書きます・・・。


次回の中華街話は『小龍包』でも・・。

(つづく)

  
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