要するに、韓国のモツ鍋だ。コプチャンは牛の小腸。
ちなみに私はモツ・ハツ・レバ・生肉の類はもう異常に好きなのである。
カイロの"PAXY"という韓国料理屋で覚えて以来、冬になると衝動的に食べたくなる。
ここのレストランは、安価でサービスが良くてしかも自宅に近かったので、ほとんどセカンド・ダイニング・ルームと化していた。
で、ある寒い日、夫婦でふらふらと出かけていったら、オーナーの家族がぐつぐつ煮えた見るからに美味しそうな赤い汁鍋を囲んでいたのだ。
「それちょうだい!」と叫んだら、ハイハイと出してくれた。
メニューにないけど、まあ食べてみてよ、ということだ。
横浜には知る人ぞ知る「コリアンストリート」がある。
韓国系のスーパーが並び、ビデオ屋にバーにクラブに、もちろん各種韓国料理店が軒を連ねる。
場所は『福富町』という、XXX系エリア。
中華街のような健全な観光地ムードはゼロだから、いきなり初めてのデートなどで突入しないことをお勧めします。念のため。
出撃したのは『李さんの台所』というお店。
http://gourmet.yahoo.co.jp/gourmet/restaurant/Kanto/Kanagawa/guide/0302/M0014010429.html
くにゅくにゅと柔らかなコプチャンの舌触り。
真っ赤な汁は一瞬熱く辛いが旨みと甘味と絡まりあって至福である。
うっすら甘いマッコリが合う。
難をいえば、もうちょっと野菜をたくさん入れてほしかったが、欲が満たされてトルコ敗戦の憂さも少しは晴れたかな、という気はする。

まあ、飲食店では小売の三倍で値付け・・・というような理屈はわからないではないけど、某所では450円くらいまで落ちることを知ってる身には「ちょっとボッタクリ過ぎだよね〜」と、納得のいかない思いが残るのではある。

このレストランじゃないので、どんな内容かはなんとも言えませんが。