2006年09月06日

猫らの近況 ヒメちゃんの憂鬱

ここのところ、食べものやら日常の四方山話やらが、なんとなく「子ブログ」に引っ越してしまった。
花は、海外の読者の方のため、ということでこちらに残してあるが、他になかったっけ、と思ったら、久しく忘れていた「我が家の猫話」があった。

連中は、イスタンブル生まれのカイロ育ちだから「中東系のトピック」に、無理やりこじつけている(いわゆる「帰国子女」というやつで・・・)。
今後もそうしようと思う。

長男タケゾウは、長い旅にでてしまった。
音沙汰なしだ。
きっと元気にやっているのだと思う。

ハナちゃんは、年末に別のお医者さんにかかりはじめてから、随分元気になった。
6年ほど前に交通事故で右顔面を車に強打されて、右目がほとんど潰れたような状態になっていたのだが、最近自宅近くに開院した獣医さんに診てもらったら、少しはよくなる可能性アリ、という診立てだった。

「でも、一日五回目薬をささなきゃいけないのです。まあ、ご主人と二人なら何とかなるでしょうが・・・」
「まあ、やってみます」

と、いうことで、最初は阿鼻叫喚の騒ぎになっていたが、なんと私は「猫の目薬さし」を結局のところ習得してしまったのである。

前のお医者さんは「素人さんに目薬は無理です」とキッパリ断言していたし、今の先生も
「え?! 一人でやってるんですか??!!」と驚いていたから、特殊技術なのだと思う。
履歴書に「猫の目薬さし」と明記できるくらい、この特技が市民権を得てくれないものだろうか。

右目は全快こそしなかったが、かなり視力が戻って、随分元気になった。
前のお医者さんもいい先生だったが、人間同様にセカンド・オピニオンは重要だ、
と痛感した次第。

himeさて、なんだか柄にもなくアンニュイなヒメちゃん。
「アルカイダの特攻隊」「極道の姐猫」などと、基本的にケンカ馬鹿一代な強気キャラクターなのに、なんでこういうことになっているのかと言うと・・・

彼女はこの日、生まれて初めて「病院で採血」という経験をしたのである。
予防注射くらいならともかく、採血ともなるとある程度の時間じっとしていてもらわなければならない。

猫にしてはまあ高齢な13歳になったので、一度くらい健康診断をしてもいいか、と、予防注射かたがた採血してもらったのだ。

ハナちゃんは3.5キロと並の体格だが、ヒメのほうは5.5キロ(これでも少し、ダイエットさせて痩せた)と雌離れしていて、力も強ければ戦闘能力も高い。
それの採血ということで、先生に助手の方と私の三人で抑えにかかったら、突然パニックを起こしてオシッコをもらしたあげく、ケージに駆け戻って「いやっ!オウチに帰るっ!!」と騒ぎまくるヒメちゃん・・・豪傑なコだと思っていたら、案外怖がりだったのか・・・知らなかったな。

そう、うっかりしていたが、ヒメちゃんは病院に慣れていない。
三週間入院して、以来しげしげ病院通いをしているものだから、診療台の上で大の字でリラックスできるハナとはワケが違う。
ケンカは界隈で一番強いから怪我とは無縁だし、病気ひとつしたことがない。
故に、あっち向いてホイで猫だまし状態の予防注射以外の経験はしたことがない。

結局、てんやわんやの末に無事採血できたのだが、なにしろオシッコもらして泣き喚いた醜態を、いつも小馬鹿にしているハナちゃんに、ケージ越しとはいえ一部始終見られてしまったのはまずかった。

姐さんの権威、大失墜である。
普段は先に食べるご飯も、フンという顔で先にハナちゃんに食べられてしまうし、自分でも相当恥ずかしいことをやった自覚があるようなのだ。

そういうわけで、ヒメちゃんはちょっとアンニュイ。
そこを思いっきり馬鹿にするハナちゃんも、案外ヒトが悪いコ(?)だなあ、
とは思うのだけれども、とりあえず目下はハナちゃんの三日天下中である。

猫の面子も、人間並みに色々あるものだ。

ところで、ヒメちゃんときたら、その晩、ワタシのベッドのど真ん中に「仕返しオシッコ」をしてくれた。
まったくもう・・・。

健康診断の結果を聞きに行くのに、同伴しないで飼い主だけでよいのはありがたい。

ところで、彼の地の猫らは、相対に足長め、顔小さめでスタイルがよい。
オスも体格骨格がかなりがっちりしている。
でも、トルコの場合「アジア系の血」が強いのもいて、ハナちゃんは標準的な日本の猫となんら変わらない。
お医者さんは「なんか、トルコ生まれなのに、日本猫と何にも変わりませんねえ」
と、なんだか不満そうだ・・・。

尚、同行した夫いわく「キミの狂犬病の予防注射は?」
「ついでにアナタの健康診断もお願いしたけれど『巨大動物』は扱ってないんですってっ!」

・・・不毛な会話である・・・。

  

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2006年04月10日

相変わらずのヒメ

060323ヒメ1で、ヒメちゃんは相変わらず。
やっぱりボスは彼女だ。体重差2キロは如何にハナちゃんがパワーアップしてもどうにもならず。。

あったかくなって、少しやせたか…な?

ただし、乱暴者ながら、ヒメちゃんの偉いのは「いってらっしゃい」と「おかえりなさい」を大抵欠かさないところ。

でも、普通「ネコちゃんのお見送り」なんていえば、いわゆる「萌え系」な世界なのに、彼女の場合、なんかちょっと腰を割ってるイメージ。

「萌え」じゃないんです。

え?飼い主の問題??
…違うと思いますけど…。

とにかくヒメちゃんは、ピンポ〜ンと誰かくるたびに走って玄関にいかなくてもよろしい。
とりあえず「玄関先に出る」というのが、自分の使命と思ってるとこがあるんです・・・。  
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2006年04月09日

元気になったハナ

060323ハナ1一日五回、目薬さしを年明けから続けていたら、ハナちゃんがずいぶん元気になった。交通事故で痛めた右目の状態が、びっくりするほど良くなったのだ。最近は近所のオスと喧嘩までしてくる。

別の獣医さんでは、諦めるよりない、と言われて、この五年間ばかりすっかり「暗いキャラ」が定着していたが、そういえば元々は強気な子だったっけ。

目が余程辛かったのだろう。

前の先生も大変いい方だったけれど、しかしセカンド・オピニオンというのは大切だなあ、とつくづく思った。

それにしても、ハナちゃん、鼻に喧嘩傷をつけている。
ヒメちゃんなんて、一時眉間に眠狂四郎ばりの向こう傷をつけていた。

獣医さん曰く、
「しかし、喧嘩傷って、特にメスは、普通オシリや首の辺りにつけてくるものなんですけどねぇ…顔っていうことは、相手はかなりやられてそうだなあ。
珍しいですねえ」

ここでワタシが赤面する必要は、ない、と思いたい。  
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2006年03月26日

イヌバウアー・コンテスト その後・・・

ついに
「腰に悪いから気をつけましょう」
という医師の警告まで出た、かのイナバウアー現象。
案外全国的に「反りまくってる」人たちが蔓延したけれど、
梅が散り、桜咲き始める昨今は、ようやく一段落したようで・・・。

一応記事で出しちゃったから、もう忘れている人もいるかもしれないけど
「結果発表」をご覧ください・・・。

ちなみに、無意味に出しちゃったウチの家出息子は見事落選でした。
でも、なぜか掲載されております。

http://www.petoffice.co.jp/cargo/super.cgi?shop=honten&drc=inubauer_result

やっぱり圧倒的に、反るのは猫の得意技ですね。
体、柔らかいですからね・・・。

以上、ご報告まで。
  
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2006年02月22日

最近のハナちゃん

060221ハナちゃん近影元気になって、ちょっと強気な顔のハナちゃんです。
相変わらず威張ってるのはヒメちゃんですが…。
こればかりは、体重差二キロの壁が厚い。ハナちゃん、ぽっちゃり見えるけど4キロ弱。


060221ハナちゃん2頭のところに「北海道産」とありますが、実はトルコ産です。


060221箱入りハナちゃんヒメちゃんは、箱があると入ります。
そこに箱があるから、だそうです?
  
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2005年12月27日

最近のタケゾウ

タケゾウ箱座り近影。六月にアップした写真を見ると、確かに太ってはいるけど、ガタイもいいし、なにしろ顔がでかいのでデブ目立たず。
でも語彙豊富だったのに、最近は"腹減った"、"ゴハンまだ?"に限定されつつあります…

(後記)現在タケゾウは行方不明です。見かけた方はご一報ください。(涙)


  
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2005年12月01日

相変わらずのハナ

051121ハナちゃんハナちゃんは、相変わらず。て、いうか、元々ぽっちゃり系だから、丸々してもあんまり目立たない。  
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2005年11月29日

最近のヒメ

ヒメちゃん横顔後ろ姿で、よそのデブ猫がうちに入り込んだか?とおもったら…ヒ、ヒメちゃん!

なまじ土台が小顔なだけに、なにやらツチノコぽい。
一ヶ月でぐっと冬に近付いたなあと思いつつ、自分も体重測ったら三キロ増。あーあ。

ヒメちゃん背中2トルコ生まれのヒメちゃんは、スレンダーで筋肉質な肢体に超小顔。
超粗暴かつ天然ボケなキャラさえ目をつぶれば、人間だったらスーパーモデル…だった。
しかし12才を越え、立派なババさまとなりつつある今年…

ヒメちゃん1年前ちなみに、一ヶ月前は、こんなでした…

尚、タケゾウは元々ガテン系の体格だから、あまり目立たないのでした  
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2005年09月27日

ヴァン猫と茶々

しつこいようだが我が家の猫らは、トルコ生まれのエジプト育ち。

「トルコ生まれ」と言うと、世間の猫好きは「え、だってあれって・・・!」と絶句する。
「あれは、国外連れ出し禁止なんじゃ・・・!!」

そう、「あのヴァン猫」は確かに国外連れ出し(持ち出し?)禁止。
ヴァン湖という、東トルコ奥地産のブランド猫。
あの辺は絨毯の名産地でもあるので、絨毯屋で客引きとして珍重されているらしい(?)。

姿形はこちらを参照・・・
http://www.vantasia.org/turks.html
(う・・・カワイイ・・・!)

1993年当時、この地域は外務省の渡航自粛がかかっていたけれど、
それでも私と夫は「ヴァン猫見たさ」に、行こうとしていたのである。
一応「黒海の辺までとりあえず」と、トラブゾンまで出かけたけれど、
あまりに交通の便が悪いので「まあいいか」となんとなく戻ってきたことがある。

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2005年09月13日

猫の予防注射

我が家には三匹猫がいる。
タケゾウ(♂)、ハナ(♀)、そしてヒメ(♀)。
トルコ生まれのエジプト育ち。

私が独身でトルコにいた時に飼っていて、結婚したからエジプトに移動するとき、まとめてついてきたのである。そういう意味では「連れ子」だし、唯一の「嫁入り道具」でもある。

どうでも良かろうが、うちのオットは猫好きで、猫話が盛り上がっているうちに結婚に至ったようなものなので、我が家の場合「ネコはかすがい」なのだ。
たとえ、婚約当時は食べちゃいたいほど可愛かった子猫たちが、いまや12歳という立派なジジババ年齢に達して、時に飼い主に懇々と説教をたれるような「スゲえウザイ」状況になっても、家族は家族なのだ。

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2005年07月29日

寝ぼけるタケゾウ、視線を合わせないハナちゃん、ヒメちゃんは相変わらず強気

●ハナちゃん
視線を合わせないハナちゃんハナちゃん、なかなか写真を撮らせてくれません。ヒメちゃんは即カメラ目線なのに…。


ハナちゃんは目が・・・実は、連載のトルコのパンの話で出てきた、交通事故で死にかけたパン食い猫がこのハナちゃん。以来右目が不自由なので、ちょっと内気になってしまったが、たまに脈絡なく強気になります。


●ヒメちゃん
ヒメちゃんは巣づくり一方で、常に強気な界隈の女ボスは、何故か台所の片隅が定位置に。袋を散らかさないで!と叱られたら、山を崩さないようそっと乗る…この蒸し暑い中、何故? 尚、ベッドでの定位置は、ど真ん中です。どかすと怒る。


●タケゾウ
寝ぼけるタケゾウ1タケゾウは、暑い時も寒い時も、必ず私のベッドを暖めておいてくれる。どかしても、ヒメちゃんのように喧嘩ごしにはならないが、代わりに喉を掻け、次は首、ほれ耳も…と、うるさいのだ。
無視すると、腕にしがみつき喉まで引き寄せて、ほれほれ、という。ここまでやる猫は初めてだが、もう一つ妙なのは、寝起きが悪くてたまにご飯を食べ損なうことだ。ぐっすり寝てる時、起こすと文句をいわれるのだ…
  
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2005年06月27日

ねこばなし

タケゾウの寝言音声でコミュニケーションをとるのは人間の特徴で、猫が声を出すのは威嚇、求愛など、言葉というよりは符合の様なものだそうだ。でも何をどうしたのやら、人間相手の時だけ、しゃべる猫がたまにいる。

どうも、人に飼われて育った猫がそうなるようだ。よくしゃべる猫とそうでないのがいる。我が家のタケゾウは、ホントに呆れる程のお喋りで、用も無いのに横に来てはフニャフニャと際限なくしゃべっていたりする。挙げ句、草木も眠る丑三時に、突然ミャウニャウ、ウーミーと始まり、見るとぐっすり寝ていたりする。寝言だ。いったいどんな夢をみているのだろう? もっとひどい時は、突然シャァーーッ!ウウウゥゥゥと何かを威嚇する声。まさか狐憑きのネコ?と、恐々起こしたら、んーあー?と寝惚けた顔。深夜に脅かすのだけはやめてほしい…。


ヒメちゃん1一方で、たいして喋らないが、相変わらず行動が妙な子もいる…。

ヒメちゃん2だから、やめてよ、ヒメちゃん


  
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2005年06月17日

我が家の3きょうだい

ヒメちゃんヒメちゃん近影
我が家キッチンの片隅にて。今日はパスタなのでひときわ暑い。彼女の頭の上では鍋とフライパンがぐらぐらぶつぶつ。わざわざ積み重ねたビニール袋をかきわけて、この状態。理由不明。やめよ、と言うのに…!



たけぞう雨降りのタケゾウ
今日は雨だったので、終日外出。何故か雨の日は必ず出かける。気が付けば濡れた体でベッドにいる。ナンなんだ、オマエは?



ハナちゃん地味に暮らすハナちゃん
物置が好きな、ハナちゃん。何故か敢えてくらーい物陰に潜んで、家族を驚かせる。ここまでやると、趣味か?と思う。


  
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