2007年04月01日

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カイロの紫の・・・まぐろ 〜カイロ日本食事情〜

カイロにも日本食の店はある。
もう過去20年以上もの間、さまざまな紆余曲折有為転変を経て、結局のところ
めざましくレベルアップした、ということはなさそうである。

地元のエジプト人の食志向がいたって保守的で、生の魚どころか魚が全部ダメ、という
人が結構いるくらいだ。
どうしても現地在住の日本人に、マーケットがほぼ限定されてしまう。
私がいた当時で、最大700人くらいになったことはあるが、今はどうなのだろう?

まあ、とりあえず「田舎の小さな村に食堂が何軒かある」と思えばよい。
そういう村では「食事は家でするもの」となりがちで、勢い「外食グルメ」などという
発想は薄くなり・・・といった状況を想像していただけると、まあまあ近い線かと思う。
とりあえずはカイロの「日本食」に限った話だ。
他の料理が素晴らしく美味いか、というと、また色々言いたいことはあるが、今回は
割愛する。きっぱりと。

カイロの日本食は、そういうわけで需給のバランスが反映して結構高い(味や質を
云々するのは敢えてやめておく)。
時々瞬間的に良心的な素晴らしい板前さんが、どこかしらに現れることもあるが、
まあこれは長い歴史の中(?)では「夢の一瞬」でたいてい終わる。
過去も現在も、その繰り返しらしい。

だから、自炊さえできれば敢えて外で日本食を、とは思わなくなってくるのだが、
ここで困るのは料理の苦手な独身者や単身者(男女問わず)、そして日本からのお客を
接待しなければいけない駐在員・出張者だろう。

しょうがないので、そういう日本食のレストランに出かけては「諸々の感慨」を抱えて
店をでる。
私もそういう場にいたことがあるが、ある日「あの魚は何ですか?」と寿司ネタのケース
の「紫色の物体X」を指差してたずね、

「メジマグロです!」

と元気よく答えてもらったときには、かなり萎えた(為念言っておくが、この店は
もうない)。

その時まで「茶色くなったマグロなんて最低だ」と思っていたのだが、
「それならばまだ許容範囲。紫はダメ」という幅の広さが身に付いた経験ではあった。

さて、そんな時代から早くも10年近くが経過。
最近はマリオット、ハイアットといった一流ホテル内にも日本食レストランができて、
選択の幅は一応増えたらしい。

Luxorザマレク地区にマリオット・ホテルがある。
そこでオットが「新作のビール」を
撮影してきてくれた。
「ルクソール」という。なんとヴァイツェンだ。
まあまあよかった、との由。
最近ビールの種類も増えている。

Meister Maxこちらも同じレストランで、
「Meister Max」というもの。
「どうだったの?」
「うん、まあいいんじゃないか」
・・・まあ、わざわざ写真を撮ってきてくれた、
という事実に感謝すべきなのであろう。

(どなたか飲んで前向きな感想のある方、お知らせください)

しかし、テーブルの上に立っている「腹減った」というのはなんです?
そうたずねたら「日本食屋だったんだ」との由。
マリオットの「とりい」なるレストランで「寿司食べ放題」をやっていた、と。

「どうだった?」
「まずかったよ。アレはヒドイね」

打って返すようにストレートな感想だ。
彼がここまで言うとなると、これはひどいに違いない。
詳しく聞いてみる。

「一人LE120(LE=エジプトポンド、1LE=約20円)だけど、なんかワケワカランものが
寿司にのってくるんだ。
シャリはちゃんと炊けてなくて、酢飯にもなってないんだよね」

日本人の板前はいなくて(以前いたという噂を聞いたことがあるが、今はいないの
だろうか?)、東南アジア系のコックが作っているらしい。

なお、手元の資料によると以下のように書かれている。

「座ると暖かい濡れタオルを出してくれる(*注:オシボリのことであろう)。
『センバ・シロー(魚とエビのスープ)』と『アラスカ・ロール(クリームチーズ、キュウリ、魚のペースとサーモンのスシ)』を試してみるべし。カリフォルニア・ロールには、残念ながらアヴォカドが入っていない。テンプラの揚げ具合と塩加減は完璧。サービスは抜群だ」

「センバ・シロー」なるものは、ここのオリジナルらしい。

資料はちなみに"Egypy Today"という英語の現地在住外国人向けの月刊誌(2007年3月号)。
いろいろな意味で結構面白いので、たまに誰かいくと買ってきてもらうことにして
いるのだが、レストランガイドは「参考情報程度」にしかならない。

だって、英語圏といえばイギリス人かアメリカ人で、それがエジプト人と一緒に書く
グルメ記事なのだから、期待のしようがないではないか。
その他の特集などはなかなか面白いので、カイロに行くことがあればとりあえず最新号を一冊買って読むとよいかもしれない。

まあ、そんなようなこんなようなわけで、カイロのビール事情はよくなっているが、
「日本食事情」は相変わらずらしい。

イスタンブルや湾岸諸国などには、かなりグレードの高い日本食レストランがあるので、
やっぱりこれも「エジプト的お国事情」なのだろうな・・・。


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この記事へのコメント
It works! には驚きました。
サーバーダウンか?どうしたんだろうと心配していました。
でも、原因がわかって復旧してよかったですね。

 カイロのメジマグロの話、同感です。ず〜っと以前ですがカイロの日本料理や出刺身とおぼしきものが出たんですが、どの刺身も日本だったら刺身と呼ぶことに料理人が納得しないようなものばかりでした。以来、他国で日本食をおいしく食べようなどという幻想は持たなくなっています。
 それで射て本格的においしいところがあったりすると、ラッキーと思うことにしています。

 では、またぶらぶら回想記を楽しみにしています。
Posted by miriyun at 2007年04月02日 23:05
miriyunさん

ご心配おかけしまして、申し訳ありません。

カイロの日本料理屋でも、時にマトモな刺身が食べられたりすることもなくはないので、その幻を求めて現れるケースもあるのでしょうね・・・しかし、紫マグロには参りましたが。

またボチボチ更新してまいります。ぶらぶらモード、ですが・・・。
Posted by アリーマ at 2007年04月03日 13:19
アリーマ山口さん
はじめまして、ですかね。
感想がおもいつかないので、貴女のブログで少し話題にあがっている
「It works!」について。
最初に見た時は、管理人が出張しますとサーバーに連絡すると、自動的に
接続できないようになる意味だと思いました。すごい機能だ。
 あとは、特別何も気にしませんでした。ごめんなさい。



Posted by ぺけ助 at 2007年04月03日 18:43
ペケ助さま

>最初に見た時は、管理人が出張しますとサーバーに連絡すると、自動的に
接続できないようになる意味だと思いました。すごい機能だ。

そういう機能が必要なサイトって、あるんですかねえ・・・?

>あとは、特別何も気にしませんでした。ごめんなさい。

いえいえ、お気になさらずに。
Posted by アリーマ at 2007年04月03日 20:53
はじめまして。

私は「脅威のゴルフ上達法」というブログ及を運営
しておりますサカモトと申します。

本日、ブログにコメントを書かせていただきましたのは、
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結構ですので。

それでは、お忙しいところ失礼いたしました。
Posted by サカモト at 2007年04月04日 13:35
サカモトさま

・・・ランキングが上がるサイトかどうか、とりあえずよくよく検討してからコメントを入れては・・・まあ、いいですけど。
Posted by アリーマ at 2007年04月05日 01:04
はじめまして

えっと、アレクサンドリアの海鮮魚店の謎についてもご教授してくださいm(__)m。

高級料理店でなくて、庶民的な店でも、何故、アレクの海鮮魚店では日本語が通じるのでしょうか???

「ジャンバリ〜♪ クラム〜♪ それともパーチ????」とか聞かれず、いきなり「エビ〜♪ カニ〜♪ それとも アサリ〜♪」とか、アレクで聞かれた時の衝撃・・・。 

べっくらしましただ・・・。
Posted by sloth at 2007年04月05日 01:55
slothさま

アレキの市場や海鮮レストランには、日本人の駐在員がこっそりと長年押し寄せているのです。
カイロの雑踏を離れてアレキ、というのも、まあ休日のいい息抜きですしね。

ちなみに彼らは、魚の名前だけは10ヶ国語対応は可能です(多分)。

わたしの友人知人でまめな人は、休日朝から車を飛ばして、アレキの市場まで出かけて、夜みなを呼び集めて宴会をしたりしていました。

ワタシは・・・常にオヨバレするだけでしたが・・・。
Posted by アリーマ at 2007年04月05日 02:11

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