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虫喰いについて
(*注意*: 以下は、冗談抜きな「ゲテモノ食い話」になるので、そういうものが弱い方は、ここで読むのをやめておくことをオススメします。
本人書いていてぞっとしないんで、悪い夢を見たくなければやめておいてください。
読んでしまった方は、書いた私を恨まないで下さい。
一応、ご注意申し上げて、主題に参ります)
先日、横浜某所で「蚕のさなぎの串焼き」を食べた。
別に好きで食べたわけではないし、是非また食べたいとも思わない(きっぱり)。
ただそのとき、同じメイドを使っていた御縁などもあって、昔カイロで何度かご一緒した作家の田中真知氏が、ザイールに行った時の話を思い出した。
まあ、中東と関係もないけど、食文化の一例、ということでご紹介しておく。
横浜での顛末は、以下を御参照のほど・・・。
http://honyarara.livedoor.biz/archives/50651582.html
田中さんは、新婚旅行がスーダンはカルツームだったという人だ。
そしてあるとき奥様と一緒に、カヌーでコンゴ川を下る、という旅に出た。
途中までは、大きな客船で移動したそうだ。
客船といえども「いつ来るかわからぬ謎の船」なのだそうで、来るそのときまでナントナク何日でも待つ、というシステム(?)だとか。
「来るぞ!」という情報は、太鼓の音で伝言ゲーム式に伝達されてくる。
ホレ、来るよ、といわれて河岸で待っていると、本当にしばらくして出現するそうだ。
乗り込むと、色々なものを売りに、船のまわりにボートが群がってくる。
食料品ももちろんあって、その中に「生きた芋虫」(キロ単位で売っている)、猿の燻製などなど、なんともいえぬアイテムもある。
芋虫の食べ方は、蚕のさなぎと同じようなもので、焼いたり茹でたり揚げたりする。
出来上がり品ももちろん串に刺したりして売ってるが「生きてるほうが長持ちする(冷蔵庫なんぞない環境だ)」ので、生きているものを買い求める人々が結構いたとやら。
大きさは、蚕のさなぎよりひとまわり大きい。
赤ん坊の拳くらい、なのだろうか・・・?
猿の燻製の場合は、なんともたまらんことに「苦しみもがいた死相」までリアルに浮かんだ姿で売っているそうだ。
こうなってくると、人類に近いだけに、慣れぬ日本人には相当辛い光景らしい。
中国あたりは「美味美食」のために、相当珍奇なものを食するそうだが、アフリカ大陸ではまた事情が違うのではあろう。
でも、現地の人たちは好んで喜んで食べているというから、所変われば・・・なのだろうか?
尚、田中さんの旅の話やエッセイなどは、大変面白い。
是非御一読をお勧めする。
アフリカ旅物語 中南部編
アフリカ旅物語〈北東部編〉
ある夜、ピラミッドで
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Posted by arimaburabura at 16:59│
Comments(19)│
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おひさしぶりです。
私のブログのほうにもいただいたコメントへの返事を書かせていただきました。
本まで紹介していただきありがとうございます。
お元気そうでなによりです。
うちは奥さん、むすこともどもなんとかやっております。むすこが来年高校受験となり、疾風のように時がたっていくのを感じます。
去年の夏、数年ぶりにエジプトや中東あたりを一ヶ月ほどまわりました。
エジプトのビールの種類が増え、しかも日本のプレミアムビールなみのおいしさなのに驚きました。カイロといえば、かわえくんはアメ大を出て、マーク・レーナーの下で働いており、いまでは3人の男の子のお父さんです。なんだか私信になってしまったな。
虫食の話も書いたのですが、字数が多くて送れないという表示が出てしまった。
田中さん
おお、ご返信をありがとうございます。
ご活躍のご様子で、嬉しい限りです。
しかし、息子さん、高校受験ですか・・・!
本当におっしゃる通り「疾風のように」時が過ぎて行きますね。
かわえクン、マーク・レーナー氏のもとへ、ですか!
初志貫徹ですね。カイロにやってきたころが昨日のようですが。
ビールは美味しくなったときいております。
再訪を、と思いつつ、最近腰が重くなってなかなか実現しません。
虫食のお話、是非ゼヒ書き込んでください。
コメント何個か使っていただいて結構ですよー。
ではでは。
このお題だとなかなかレスが付きづらいですねぇ。
「ほにゃらら」の方にも書きましたが僕は「虫」が嫌いです。でも嫌いな理由があるのです。こんな嫌な思いをしたら誰だって「虫」はきらいになるはず。
↓
http://homepage2.nifty.com/TUBA/kenya.htm
で、これ以降の記事は気の弱い方は読まないでください。
アフリカ同様南米の一部でもサルを焼いて食べるそうですが、もうこんなんのは聞くだけでおぞましい!
これは会社の先輩に直接聞いた話ですが、昔ベトナムで工事でいた時、現地の中華系ベトナム人が供したのがナント
生きたサルの「脳みそ」。頭蓋骨を割ってテーブルの上にその「脳みそ」が。スプーンでつつくとテーブル下のサルが大暴れする。ああ、これ以上ダメ・・・
min-minさん
あ〜、大きなテーブルの真ん中に、小さな穴が空いていて、そこから可愛い子猿が顔を出せるようになっており・・・なんて話も聞きました。
これは中国です。
「羊肉がキライ」とかいっている人たちには、これを機会に心を入れ替えてもらいたい!と切に願います(???)
はじめまして。エジプト好きの大阪在住者です。
時折、こちらの日記を拝見させて頂いております。
田中真知氏のファンなので、今回コメントを寄せさせて
頂きました。諸事事情の為、アフリカ方面への旅行が
難しい私にとっては、こちらの日記や田中真知氏の体験談
は大変楽しいものです。いつもありがとうございます。
かまるサマ
ご愛読、ありがとうございます。
田中真知サンのファンの方に読んでいただけていたとは、光栄至極です。
しばらく休みがちになっておりましたが、ボチボチと復帰しようと思って下ります。
なにか知りたいテーマなどあれば、是非お寄せください。
今後もよろしくお願い申し上げます。
「中国人恐るべし」その1
>あ〜、大きなテーブルの真ん中に、(中略)
>これは中国です。
中国人、恐るべし!と思ったのはガキンチョの頃、テレビ番組の「兼高かおる世界の旅」(もうこの辺りで世代踏み絵を踏んでいる・・ワハハ)というのがあってその香港編。
兼高かおる女史があの御行儀が良い物腰と言葉使いとで優雅に「何の肉か分からない料理」食べていらっしゃる。食べ終わった時点で初めて何の料理であったか知らしめる段取り。
で、それは「ジャコウネコ」が主人公であった。
To be continued
「中国人恐るべし」その2
さて、その調理法とは
1.生きたまま金網の檻にいれ、幾本もの棒でもって身動きできないようにする。
2.赤ワイン1本を強制的に飲ませる。
3.グツグツと煮だった釜へ一挙に沈める。
4.頃合いをみて引き上げる。
5.毛をむしる。
6.解体、料理する。
ジャコウネコの固有のニオイをかくも見事に消し、かつ毛をむしり易くする。何という合理的?な方法であろうか。
このVTRを見せられた時の兼高女史の顔を今でも覚えておりまする。げに恐ろしきは「中国人」!の巻きでした。チャンチャン♪
min-minさん
「あの番組」でそんなもん放映してたことがある、というほうがオドロキですが・・・。
猫はやめて・・・お願い・・・。
やっぱり、世界で一番凄いのは中国の人たちかも。
グルメの行き着く所って、そういうものなのでしょうか?
ちがいますよねぇ。違うと言って〜〜!!
アリーマさんが、芋虫や猫を食べる姿を想像したくない〜〜!
でも蚕までは行ってますから、時間の問題かも…?
cotyママさま
蚕は一度で十分です・・・。
犬猫は、問題外です!
子供のころから犬猫飼ってますので。
そういえば、昔、南アフリカで「駝鳥のステーキ」を食べようかと思ったことがありましたが、その前に「オースリッチパーク」に出かけて散々駝鳥と遊んでしまい、ランチで「で、食べる気?」とオットに言われて「・・・ヤダ・・・」と言ったことがあります。
まあ、気分の問題なのではありましょうが。
あと、ワタシは喰い意地が張りまくっているだけで、グルメなどと言うものではありません・・・やっぱり豚足くらいが関の山です。
では、虫食の話を、と思って来てみたら、たくさんコメントがついていますね。
「ファン」の方までいらっしゃり、ありがとうございます。
「王様の耳そうじ」のほうでお待ちしております。
アフリカでは虫を常食している地域は少なくないと思います。
ケニアやエチオピアでも羽化したばかりの羽アリを集めて食べています。
たしかクンビクンビと呼ばれていたと思います。
ちなみにコンゴの芋虫は「マコロコロ」といいます。音はかわいらしいのですが。
ジンバブエのスーパーでは乾燥芋虫の袋詰めがパスタと同じ棚に売っていました。
でも、やはりコンゴがすごかったな。
地方空港でも、バケツに生きた芋虫を山盛りにして売りにきていて、スーツ姿の紳士が買っていた。でも、手荷物にはしないでほしかった。。。
田中さん
乾燥芋虫・・・戻すとどうなるのでしょうか?
生きたのを空港で売っているというのが、凄いですね。
手荷物で・・・ううむ。
手荷物で冷蔵庫背負った人は、中東のどこかで見たことがあるけど、やはりアフリカはディープですね・・・。
たしかに、虫って栄養価がありそうだけど、やはり「美食」にならないのは結局美味くないからなのでしょうか?
実際に食べた人からの御感想をお待ちします。
田中さん、貴重なエピソードをありがとうございました。
ところで、田中さんは実際に召し上がったんですか?
虫はみなうまそうに食べているので、きっと味は悪くないのだと思います。
生のやつを生きたまま子供が食べていましたが、やっぱりうまいからでしょうね。
南太平洋の島々でも、サゴヤシに巣くう芋虫は甘くておいしいそうです。
南太平洋といえば、前に書いたイルカの話もあります。
私のブログの「最近の記事」のなかの「イルカの来る渚に感動は待っているのか」というタイトルのやつです。よかったら読んでみてください。
で、私はというと、芋虫も猿も結局食べる勇気がもてませんでした。
それしか食べるものがなかったら食べたかもしれませんが、ほかに食べるものがあったので。
ダチョウやワニは食べたことがありますが、これはふつうにおいしいお肉でした。
イルカのお話、読みました。
私も「現地の人とのふれあい」なる、やけに美しくもいい加減な表現が大嫌いです。
「現地の人とのふれあいを大切に」なんていう「道徳の教科書」じみたお題目のおかげで、観光で行った先でヘンな輩に引っかかる日本人観光客が後を絶たないんですよね。しょせん、ロクデナシはどこの国にいったってロクデナシだろう。街で観光客にすりよってくる「現地の人」なんて、ろくなやつがいるわけないだろう!
イルカの映像については、実に現実を見据えたいい作品だな、と感じます。
血まみれ系が苦手なので、積極的に見ようとは思わないのではありますが。
こちらのお話は、コメント部分が非常に面白いので、某所の連載で田中さんのサイトと合わせてご紹介させていただきますね。
でも、こういう形でまたお便りできて、嬉しい限りです。
なんだかすごいことになっていますね。
虫は嫌ですが、犬を食べるか虫を食べるかと迫られたら虫を食べます。。。
犬猫は家族であって食物ではない。。。ということから。。。
ところで、中国恐るべし。。。ですが、私はあんまり変わったものは食べないようにしていますが、1年くらい前に中国に行った時に、らくだの肉球を食べました。
まずかった〜。。。。。とにかく臭くってなきそうになりました。
ラクダ肉は、エジプト辺りでは、比較的貧しい層の食肉としてけっこう出回っているらしいです。
ワタシはとうとう食べずじまいだったけど・・・だってみんなが口を揃えて「まずい」って言うんだもん。
食肉としては美味な動物ではないらしいから、肉球もそうなんでしょうねー(でも何故あえて肉球なんだろう?)
面白がって食べされられたとしか思えません。。。
だって、その後別の中国人の子たちと話したら、ラクダの肉球なんで食べたこと無いって笑われましたから。。。。。(;_;
ちなみに見た目は青物と茸と肉球が層になったものに、とろ〜りお醤油系の色したアンがかかっていて美味しそうです。
(後ほど自分のブログに写真アップします。。。)
で、実際アンも青物もきのこもとっても美味しいのですが、肉球だけがなんともいえぬ食感と臭みで涙がこみ上げてきます。。。
チャンスがあったら是非!
蓮さん
そうでしたか・・・ワタシは「肉球」と言われれば「猫」に連想がいくのですが・・・今日しみじみウチのヒメちゃん(武闘派)の肉球をプニプニしてたら、何故か張り倒されました(食べれんの、これ?なんて、夢にも考えてないよーヒメちゃん・・・)。