エジプトでは初夏から夏にかけてよく食べます。
この料理で一番大変なのが、葉っぱをむしって細かく刻む作業。
最近は現地でも、フードプロセッサーなんて便利ものも出回っているようだけれど、
やはり庶民はひたすらひたすら刻みます。
うまくしたもので、エジプト現地では「モロヘイヤ刻み専用包丁」がちゃんとあります。

なんと23エジプトポンド(500円弱くらいでしょうか)。
カバー付きの高級品です!!

ごく庶民的なものだと、たぶんその半額以下で買えます。
大きさは横25センチくらいでしょうか?
関係ないけど、なんとなく大きさ比較用に置いた「ねこバスのペンケース」は頭から尻尾まで約23センチ。

古典的なやつは一枚刃だから、威力がちがうのだ、と思いますたぶん。
たぶん・・・というのは、実はモロヘイヤは、フードプロセッサーで処理していたからで・・・。
挙句、好きだと聞きつけたオットの会社の人の奥さんが、刻んだのを定期的に差し入れてくれてたものだから、モロヘイヤを手で刻んだことのない駄目な奴なんでした。
スミマセン。

ううむ、これならザクザクいけそうだなあ。
エジプトはこういう鍋釜類は、普通のシンプルなものなら非常に安いから、お料理好きな方は、現地にいったら、高級スーパーマーケットの類でもいいから覗いてみてください。
結構面白いんですよ。
「子羊でも丸ごと煮るのかい?!」と思いたくなるような、馬鹿でかい鍋が「家庭用」だったりします。業務用でなくて。
モロヘイヤ・スープのレシピは、以前もご紹介したけれど以下参照。
http://arima.livedoor.biz/archives/50121436.html

「バステト」という女神の像です。
何の神様か、というところはいまひとつ曖昧で、一応「恋と音楽の神」とか「母性の神」などといわれていますが、そんなに大げさな神様ではなくて、ギリシャ神話のミューズに近いかもしれません。
ともあれ、猫が古来可愛がられていたのが良くわかります。
この辺の詳しい話は『中東犬猫話』ということで連載記事にしたことがあります。
関心ある方は以下をご参照ください。
http://arima.livedoor.biz/archives/cat_50005203.html