2006年03月19日

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梅、満開の後、強風

去年の梅は、例年になく長かった気がする。
今年はいつまでたっても咲きはじめなくて、やっと満開!と思ったら、
今日などひどいお天気で風が吹きまくっているので、もう終わりかけている。

さて、桜はどうなるだろう・・・?

とりあえず、せめても、というのも変ですが、三年前の写真をご覧ください。
場所は湯島天神。

湯島の梅

実は泉鏡花『婦系図』の、あの湯島天神だから結構期待したのですが、
きれいに刈り込まれすぎて、今ひとつ風情がなし。
ちょっとがっかりしたのを覚えています。

ところで、かの『湯島の白梅』の

「別れろ切れろは、芸者の時にいう言葉・・・」

という新派の名台詞、舞台用のシーンで、原作にはないのだそうです。
「だそうです」というのは、岩波文庫の『婦系図』全三巻は、高校生の時から今現在にいたるまで、私の手元に「積んである」だけだからです。

さて、この神社はかの学問の神様、菅原道真公を祀っているので、絵馬など見ると、受験生の悲願が怒号のように渦巻いています。
で、受験生といえば若いコですから、子供向けに『おみくじロボット』までが。

湯島天神おみくじロボット

湯島天神おみくじロボット2
風情あるべきところで風情ないものを見ると、ちょっとがっくりします。

「東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ」

菅公ゆかりの地は、いまやすっかりカンコー地なのでした。
おあとがよろしいようで。





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この記事へのコメント
おみくじロボットなるものが3年前にもうあったのですか。驚きました〜。小鳥のおみくじ引きはとリを訓練する技術が途絶えてしまったのですが、そうするといつか各地の神社でロボットがいっぱいになるかも知れません。思わずその情景を想像してしまいました。
Posted by miriyun at 2006年03月19日 16:01
miriyunさま

お蔦と早瀬の愁嘆場があった、あの境内に『おみくじロボット』。
かんべんしてくれろ、と思いました。

別れろ切れろは芸者の時にいう言葉。
今のあたしにゃ、せめて「死ね」といってくださいまし・・・。

そんな空気、無し!

菅公も苦笑いでしょうねぇ。
Posted by アリーマ at 2006年03月19日 19:02
アリーマさんに座布団2枚!

やですよ、ロボットじゃ。
時代の流れで仕方がないのかなあ。
昔のからくり人形だと思えばいいんでしょうけどね。
菅公さんも平賀源内さんも苦笑しているんじゃない?

Posted by madamkase at 2006年03月20日 00:15
madamkaseさま

ですよね〜。
しかも「獅子舞」ってセンスがよくわかりません。
いっそお受験のお子さん用に、菅公のからくり人形とかが「学術成就祈願!」とかいいながら拾った御神籤出てくる・・・なんてほうがまだ・・・やだな。

座布団二枚、ありがとうございます。
わたしのポジションは、真ん中へんの『黄色い人』でしょうか。
どう考えてもその辺だなー。

それにつけても、林家木久蔵一門が真島茂樹に振付けてもらった「いやんばかん音頭(?)」を踊ってるところ、是非一回「笑点」でやってほしい、と思ってるのはわたしだけですか?

Posted by アリーマ at 2006年03月20日 00:44

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