生まれた時から秘蔵っ子だった、長男タケゾウ(猫♂去勢済み)が
旅に出てしまい、心の中に北風が吹くような日々。
しかも本当に寒いとくる。
北アフリカ生活が長い身には、梅雨と同様つらい季節。
さみ〜しさにぃ〜まけたぁ〜
そぉ、寒さにもまけたぁ〜
猫がいなくなっちゃったから、というだけでなく、
諸々あって年明けからなんとなく『平成枯れすすき』状態に陥っておりました。
いまさらですが、お詫び申し上げます。
なにを言っているか良くわからない、若い読者の皆さんは
『昭和枯れすすき』をまずネットで検索してください。
なに言ってんだこら、とおっしゃる皆様・・・ごめんなさい・・・。
『枯れすすき』というよりも『布団芋虫』状態の日々でした。
なぜか私が寝ていると、必ず大姐のヒメが添い寝をしており、
飼い主も猫も重量を増す中、まるでダブル芋虫の日々?をしばらく過ごしました。
一方で、最近お世話になり始めた獣医さんにアドバイスをいただき、
昔の交通事故で右目が半壊状態だったハナ(♀)が急に元気になってきました。
「目をお湯で温めたペーパータオルでホットパックしてから、
一日できるだけ何回も目薬二種類をさしてあげてください」
最初は要領がつかめなくて苦労したけれど、一ヶ月どうにかこうにかやったら、
なんと何時の間にか塞がっていた右目が開いた。
おや、まあ。
目が良くなるにつれて元気になること。
そう、確かにもともとは強気で元気な子だったのに、交通事故以来
引きこもり状態になって、はや五年。
最近は泣こうが騒ごうがうまく組み伏せて、ちゃっちゃと目薬さし…
と、こうするうちに、ワタクシのほうも元気をもらっていたようです。
最近は、残った二匹(ヒメ&ハナ♀)が私をはさんだ三角関係になって、
ちょっと辛いものが…この辺、タケゾウがいた時はそう感じなかったけれど。
一応、彼がバランスを取っていてくれたんだねえ・・・(遠い目)。
そう、ハナと姉妹のヒメは、私が目薬さしのためにハナをなだめていると、
ブンブン怒ります。
当初はヒメの目を盗んで、こっそり逢引目薬さしの私たちでしたが、
一室にこもってこそこそとしていると「ふたりでナニやってんのよう!!」と
外でギャンギャン騒ぐヒメ・・・。
「キミのことだって、愛しているんだ、ヒメちゃん!!」
と、必死でフォローするワタシ。
一方で、最初はおびえて逃げようとしていたのに、かつての滅法強気なキャラ
が復活したハナは「こっちくるんじゃないわよっ! シャァッ!」と怒る。
「いいかげんにせんかいっ!」
と、ワタクシ結局ぶち切れましたところ、この頃なんだか比較的平和に
目薬がさせるようになった次第。
だからなんなんだよ!!と、お怒りの向きは、再々ご容赦ください。
全然関係ないけど、イスラム教徒の男性が複数の妻をもつ場合、しかも同じ屋
根の下の場合、
男性は結構大変な思いをしているに違いないなあ、とつくづく思ったのです。
最後でかろうじて中東の話にきましたが、これは実感でもあります・・・。
なお、このような「複数夫人同居」というケース、都市部ではまれなことも一
応申しそえておきます。
そう、妻が四人でハーレム生活、なんてまだ思っている殿方、
猫二匹でこの状態である、というあたりを、じっくり検証してから憧れて下さい。
そういう意味では、最近話題になった某ハーレムおやじは、ある意味立派です。
しかし、あの騒がれように叩かれよう。
ホリエモン騒動でも思いますが、女のやきもちなど可愛いもの。
本当に怖いのは男の嫉妬とひがみだわねぇ・・・と痛感しました。