2005年05月02日

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カイロの自爆テロがらみの補足情報です。

あの後、テロの主犯とその家族が住んでいたショブラ地区(鉄道の始発、ラムシス中央駅の裏手あたり。中流以下の庶民層が多い)の一角で、大々的なローラー式の「手入れ」があったそうで、200人以上が捜査の対象になったとか。おそらく彼らの親類縁者や友人たちが相当引っ張られているでしょう。いわゆる「見せしめ」捜査です。

今回の事件、ひとつすっきりこないのは、こういうことのできる政府が、どうして既にマークしていた犯人とその家族を泳がせていて、こういう事件を再び起きるに任せたか、という部分です。
想像たくましい話ではありますが、何か事を起こすまで追い詰めてから、今回の一斉掃討作戦に出たのでは、という気がしないでもありません。

エジプトという国は、対外的にはさえないけれど、国内諜報にかけては相当なものなのです。
報道によれば「既にマークされていた」というけど、それなら簡単に、問答無用で引っ張れたはずなのです。

容疑あり、というだけで拘禁・拘束・尋問というのは、この国の官憲が昔から(これこそ戒厳令以前から)やってきたことで、なぜそうならなかったか、と考えると、裏に何か意図があった可能性はあります。あくまで憶測ですが。


今回の件に関する見かたはこちらです
 →http://blog.livedoor.jp/arimaburabura/archives/20634403.html

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アラブ諸国に広がるテロ思想の背景とは?ー自爆テロの容認【世界日報サポートセンター】at 2005年05月05日 18:00

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