『トルコで私も考えた』(1)〜(4) 高橋 由佳利(著)ヤングユーコミックスワイド版
漫画なので、実際の生活の様子などがビジュアルに楽しくわかる。
描かれている人々や生活スタイルは『庶民層』のそれで、作者の見た世界がすべてではない、という印象はあるが、作者の視点が飄々としていて嫌味がないので好感が持てる。第1巻は1996年出版で、最近第4巻が出た。こちらは未読だが、早く読みたい。
(追記 5/12)
この4巻は未読だったが、この前読んだ。
巻を追うごとにパワーアップしている。しかもこの4巻目は、現地で結婚して子供をもった女性でなければわからない、男児の割礼の儀式などのエピソードが飄々と明るく描かれている。肩肘張らないニュートラルな視点はもともと好感度が高かったが、内容も益々充実。しかも漫画なので、文字だけでは描けないところをビジュアルに見せてくれる。
中東関係で何か面白い本があったら是非紹介してください。
硬い政治軍事関係は数多あるけれど、ソフトに中東にアプローチした本は、
意外に少なく、是非こちらで取り上げていきたいと思います。
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