2006年05月31日

金子貴一氏、テレビ出演情報

先日「神田カブール食堂」の取材に同行させてもらった、金子貴一氏の「アフガニスタン料理特集」が放映されます。
皆様、是非ご覧ください。

詳細は以下です。
http://diary.jp.aol.com/v8puyc3tkc/32.html

うちは、BSすらない環境です。
だから当日は寝ています。

普通の人も寝ている時間だと思いますが、録画、という手段はありそうな・・・。

いえ、まあ、是非観て下さいませ。

  

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カイロの街角にて 高級果物店

カイロの高級果物店
露天ではまた違う風景ですが、なぜかこういう高級住宅地にある果物屋に限らず、カイロじゃとっても綺麗に果物を並べます。
一個とったら、全部崩れるんでないか、と不安になるほどです。

こういう熱意と几帳面さが、あの国民のどこから出てくるのか、
時々私は不思議に思います。

尚、この写真はまだ春先で、それほど果物が出回っていないころ。
それでもこんなに色々そろっています。

私がいたころは、スイカ一個50円とかでした。
オレンジ1キロ30円、とか。

日本帰国後、しばらく野菜や果物が買えなかった私です・・・。
  
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2006年05月30日

カイロの『7月26日通り』

カイロの青山通り??
これがカイロの青山通りでございます。

カイロ位置の高級住宅地、ザマレクを突っ切っている目抜き通り。
正式には『7月26日通り』と呼ばれております。

いやあ、実に小奇麗になったものです。
野犬一匹転がってないし。
でも、確かこの過度あたり、野菜売りのオバサンたちがいたと思うけれど、
どこにいっちゃったんだろう?

車も全体に高級化しました。
道路中央にあるのは「パーキング」です。
誰がどう管理しているのか不明ですが、車を出そうとすると誰か彼かが
出てくるので、小銭を支払います。

1980年代末ごろは、タクシーのドアが閉まんなくて
「ネエさん、ちょいとおさえといてくれや」
なんて言われたこともありましたが。

ちなみに、スーダンはカルトゥームあたりだと、
相変わらずそんな調子のようです。


  
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2006年05月29日

普通の肉屋さん 〜カイロの街角にて〜

カイロの南青山(まだ言うか!)、ザマレク地区にて夫が撮影。

肉屋
フツウの肉屋です。大きいのが牛、小さいのが羊。

ちなみに、通常はガラスの向こうに「丸ごとの鶏(羽をむしったもの)」が山積みになっているものですが、ないのは鶏インフルエンザの影響でしょうか。


カイロ滞在中、日本にいたら絶対に覚えなかったことをひとつ覚えました。
「丸ごとの鶏のさばき方」です。
休みの日、丸ごと何羽か買ってきて、包丁振り回して部位別に分けて冷凍しとくのです。

日本じゃ普通に部位別で買えるんで、ほんとに便利。
  
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2006年05月28日

芍薬

芍薬
「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」というと、
昔から佳人の定型表現になっている。

芍薬は縦にすっと伸び、牡丹は横に広がるので最初の二つができたらしいが、
この二種はどちらも「牡丹科」で、お身内だそうな。
道理で、見てもどっちがどっちだか良くわからないわけだ。

ところで、最後になんで百合が入っているのかは、良くわからない。
同じ初夏に咲く花で、巧く調子が合って、かつ姿のいいのが百合だったから?

根拠なしです。すみません。

牡丹同様、中国から日本に来た花。
「芍薬」というだけに、根に鎮痛、沈静などの薬効があって漢方でよく使われている。

ちなみに、洋名は「ペオニア」で、ギリシャ神話の医の神「Paeon」に由来がある。
薬効は西洋でも古くから広く認められていたそうだ。

だとすると、起源は中国なのか、ギリシャなのか?
ご存知の方、教えてください。

「芍薬やつくえの上の紅楼夢」
         永井荷風  
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嗚呼、イスタンブル! 【第57話】〜後編〜

(前編http://arima.livedoor.biz/archives/50486707.htmlからの続き)

●そして、イスタンブル・・・

今まで住んで、どこが一番居心地がよかったか、と言われると、私にとっては
イスタンブルになる。

今もそう変わっていないようだが、やはり旧ローマ帝国の街の迫力というのは、
ひしひしと肌身に感じるものがあって、この誇り高き「古都」の空気は、
ミュンヘンにもカイロにもないものだ。

本来、今まで行った町で一番好きになって、恋情すら覚えるのが「ローマ」。
実はローマに行ったのは、イスタンブルからカイロに引っ越したあとなのだが、
はじめてローマの街を歩いたときの、あの胸の高鳴りは忘れられない。
だから、イスタンブルに惚れるのも無理はないわけだ(?)。

いろいろな意味で、いい街だった。
何しろ若い連中が元気なのである。
そして私もまだ三十路を超えていなかった(遠い目・・・)。

映画はヨーロッパあたりとほぼ同時に封切りだし、街のヘソになるタキシム広場
にあるホールでは、しょっちゅうオペラだコンサートだとイベントをやっている。

実は一度モーツァルトの『魔笛』を観に行っただけだが、一番いい席でも1000円
もしない。
安い席は300円くらいらしくて、学生と思しき若い連中が、普通に普段着で
観に来ていたのが印象的だった。

その『魔笛』がまた、トルコ語版だ。
元が皆目わからないような演目じゃなくて良かったと思ったものだ。

クラシックもそんな具合に、わりあい自然に溶け込んでいたし、ジャズのライブ
もなかなか迫力があった。
ホテルの同僚に連れられて行った、巨大なライブハウスはヘビメタ専門で、
その日に市内のドームでコンサートをやった「メカニカ」というグループが
深夜過ぎくらいに現れて、突然にわかライブがかかっていたこともある。

とある友人は(ゲイだった)、家に山ほど映画館用のフィルムを抱え込んでいて、
ちょっと親しくなった友人は誰でもよんで、自宅で上映会をやっていた。
で、おのおのが持参した食べ物や酒でちょいと飲み会をやって解散、なんていう
面白い集まりもあった。

フィルムはどうしたのか聞いてみたら、トルコの映画会社というのは価値が
わからないから、ちょいとした伝を頼って「オクレ」と言えば、二束三文で
譲ってくれるんだそうだ。
今はどうだか知らないけれど、おかげでもう二度と観る機会はないかなあと
思っていた、黒澤明の『デルス・ウザーラ』なんかみせてもらった。
「お別れ会」という名目だったんだけれど。

結局、ひとつの街への思い入れというのは、街自体の魅力半分だが、あとは
個人的な体験で決まるものなのだろう。
イスタンブルでは、本当にいい仲間に恵まれて、楽しい遊び場も山ほどあって、
Mr.ヤマグチと結婚に至ってなかったら、今でもまだいたかもしれないと
思うことがある。

蛇足だが、5月29日は、奇しくもうちの夫婦の結婚記念日でもある。
陥落したのはどっちで、させたのはどっちだ、という話は、
とりあえず突っ込まないでおこうと思う。
どっちみち、もう13回目だ。

ただ、ウェディングドレスのまま式などを仕切り倒したのは、このワタシ。
式のあとの新郎挨拶では、下を向いて神妙なふりをしながら「黒子」をやった。
白いウェディングドレスの黒子というのは、言い得て妙だが、
私と親しい友人らは「アリーマが、いつマイクをふんだくって
自分でしゃべりだすかと気が気ではなかった」と口をそろえていっていた。

う〜ん、下を向いていたのに、空気でわかったのかなあ?

今年は、イスラム教徒の皆さんには申し訳ないが、豚肉料理の名店にて
祝う予定になっている。



  
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2006年05月27日

オススメ本

『村田エフェンディ滞土録』
梨木香歩(著) 角川書店

19世紀末のトルコの空気が伝わってくる佳作。
あくまで小説ですが、一読をお勧めいたします。



『山川世界史総合図録』
 
すみません、高校生って、すごく高度な知識に触れているんですね・・・。
思いつきで手元においてみたら、これが実に役に立ちます。
さすが「お受験」というターゲットにむけて、きっちりと横並びに整理された
年表や図録は、眺めていると思わぬ発見があります。
  
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嗚呼、イスタンブル! 【第57話】〜前編〜

●5月29日

この日は何の日か?
オスマン・トルコがコンスタンティノープルを陥落した日だ。

コンスタンティノープルというのは、ギリシャ語ではコンスタンティノポリス
といって『コンスタンティヌスの町』という意味。
この辺、読み方がギリシャ語、ラテン語、英語と交錯していて、
いちいち説明をつけているときりがないので、コンスタンティノープルに
コンスタンティンで統一してしまう。悪しからず。

ここでいうコンスタンティヌスとは、勿論かつて東ローマ帝国を建国した
コンスタンティン大帝のことだ。

ちょうどヨーロッパとアジアの分岐点にあり、北に中央アジア、南にアラブから
アフリカへつながる通商路の、丁度交差する地点にある。
よくぞここを選んだものだと思う。


●「イスタンブル」か「イスタンブール」か?

その都市名の変遷をたどると、三回や四回ではすまないし、そういう本は山ほど
あるので、近代にいきなり飛ぶ。

日本でひとつ、国としての見識を感じるのは「各都市や国家は現地語読み」
という原則だ。
ただ、誤って入ってきて長く呼び習わされると、それで定着してしまうことも
ある。イスタンブールがいい例だ。

昔々(になるのだろうな、やっぱり)、庄野真代という歌手が歌って流行った
『飛んでイスタンブール』という歌があった。
この「飛んでイスタ〜ンブ〜ル〜〜」というサビが、実にポップかつ演歌調で
秀逸だったせいか、日本人の頭にこの都市名は「イスタンブール」と完全に
インプットされてしまったくらいだった。
でも、原語主義を採るのならば正確には「イスタンブル」が正しい。

では、なぜ「イスタンブール」と伸びてしまったのか、と、ふと不思議に
思って調べたら、ペルシャ語やアラビア語では伸ばしているのである。
たぶんその影響なのだと思う。

でも、トルコ語では「イスタンブル」だ。

*注:尚、この『飛んでイスタンブール』は『異邦人』同様、カラオケで入ると
問答無用で私がマイクをふんだくることにしている。



●「イスタンブル」の意味するところ

これは諸説あって、どれも微妙に無理があるようにも筋が通っているようにも
思えるから不思議である。

ただ、意外や「イスタンブル」という都市名が正式名称となったのは、
1923年にムスタファ・ケマル初代大統領がトルコ共和国を創立した、
その10年後の1933年となる。
それまでは「スタンブル」だの「クスタンティニーヤ」と呼ばれていたそうだ。
いずれもアラビア語で、前者は「コンスタンティノープル」の「スタン」と
「プル」がくっついた略称が定着したもの。
アラビア語では「p」を「b」と発音する癖があるので「プル」→「ブル」と
変成したのだろう。

なぜにその前に「イ」がついたかは調べ切れなかった。
トルコ語は二重に子音を使うことを嫌うので、特に「トルコ語の純粋化」を推進
していたケマル・パシャが「イ」をつけた、という説はある。
逆に、アラビア語の方言では「イル」という定冠詞をよく使うので、
子音とリエゾンして「ル」が落ちて「イスタンブル」になったのかもしれない。
「The Metoropolitan」というような意味になるから、悪いイメージはない。

後者の「クスタンティニーヤ」は、そのままコンスタンティンの名前が残った
「コンスタンティンの町」という意味。

当時のトルコはギリシャとは見事に仇敵同士だった(今でもそうだけれど)ので、
自然とイスタンブルに収まったのかなあ、と思う。

余談だが、梨木香歩の『村田エフェンディ滞土録』という、ちょっとステキな
幻想小説があるのだが、ここの舞台は1899年の「スタンブル」。
村田という日本人の研究者が、この街に滞在して遭遇するさまざまな出来事を
描いた小説なのだが「あの時代」のにおいが感じられる佳作だ。
オススメである。

(後編に続く)


  
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2006年05月26日

シュウェルマのあるべき姿(参考写真)

先にUPした、痩せ細った肉塊(?)の映像を見ても、何の感慨も沸かないと思うので、一応参考映像添付。

本来はこういう形であるべきだ、ということで・・・。

060403ドネルケバブ
これはトルコのドネルケバブ。
撮影@靖国神社。





ギリシャのGIROこっちはギリシャのGiro(イロ、と読むらしい)。
撮影@伊勢佐木町の街角。






トッピングや使うパンなど、国によってプレゼンはいろいろですが、
基本的に「こういう姿」が本当です。
あの「シュウェルマ」は、ほとんど細りきってしまったあとです。
カイロまで出かけて、現地でわざわざ取った写真がこれでは、やはり悲しい・・・。  
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カイロの街角にて 〜痩せたシュウェルマ〜

このごろ、靖国神社の縁日でも売っているトルコの「ドネルケバブ」。
そして、車で売りに来るギリシャの「GIRO」。

似たようなもんが、カイロにもあります。
痩せたシュウェルマ

本当はもっと太って、肉汁を垂らしているはずです、が、この写真は実に貧相です…嗚呼!
確かにオットに「シュウェルマとってきてね」と頼んだのは私ですが…。

まあ、上記と違うのは、上にテヒーナというゴマだれをかけることでしょうか?
いわゆる「ピタパン」の中に、野菜などと一緒に入れていただきます。

ところで、テヒーナというゴマだれは、カイロでは普通に前菜として出てきてパンにつけて食べますが、湾岸では単に「調味料」です。

これは、日本の練りゴマで結構代用できます。
高くつきますが。  
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2006年05月25日

レバノン料理の会を企画中!

地域的に訴求力が強いか?と『ほにゃらら』のほうに記事を上げました。
こういう料理を日本にいて思いっきり食べるのは難しい!というセレクションで、上記の会を考えています。

以下記事をご参照ください。
http://honyarara.livedoor.biz/archives/50442903.html

とりあえず、詳細見えてきたらまたご案内いたします。  
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牡丹

牡丹

牡丹の種類もいろいろで、色も形もさまざまだ。
冬の花というイメージがあるけれど、春から初夏にかけてもいろいろな種類が咲く。

この花は、ソフトボールくらいの大きさで、見事だった。

中国の国花で、弘法大使が持ち帰ったのが始まり、という説もある。

「一輪の 牡丹かがやく 病間かな」
     正岡子規  
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ウサマ・ビン・ラディン、音声のみで存在をアピール?「ニュースのお時間です」

ウサマ・ビンラディンが、なぜかテープ音声で存在をアピールした。
内容は、終身刑宣告を受けたザカリアス・ムサウィ被告は無実である、とか、その他収監されているものたちも9・11に関係ない、といった内容だそうだが、真実に迫る内容ではないらしい。

以下をご参照。
livedoor ニュース

http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1998233/detail
アルカイダがもうすでに統一性のある組織でなくなっているのは、皆さんよくご存知だと思う。
なんだか一種の「カルト思想」と化しているのだ。
あっちこっちで「アルカイダ」と称するテロは起きているが、本来の実働部隊(まだあるんだろうか?)が動いた様子もない。

先日もナンバー2とされるアイマン・ザワヒリが声明を出していた。
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1898640/detail

どうも奇妙でならないのは、昨今のアルカイダの「核」になる部分の存在感の希薄さだ。本人たちもそれを慮ってこんな声明を出して「オレはここにいるぞ」とやっているのかなあ、などと想像するが、声明の中身が薄いだけに余計存在感が薄れている気がする。

以前から、この「アルカイダ」という組織自体が、何らかの政治的思惑ででっち上げられた「作り物」だという説もでている。

先日のエジプトはシナイ半島のテロにしても、実行組織は明らかにシナイ半島内に拠点を置いていて、アルカイダの指揮下にあるという印象はゼロだ。
これは、単にアルカイダの名を借りた「反ムバラク政権組織」なんじゃないか、と私は想像しているのだけれど。

このあまり意味が感じられないアピールは、いったいなんなのだろう?
第一、なぜ音声だ?
存在感を本気でアピールするなら、映像を出せばいいではないか。

以下には「アルカイダと関連のあるテロ組織」が一応あげられている。
ご参考までに。
http://homepage2.nifty.com/cns/middleeast/alqaida.htm

最近ますます謎を深める「アルカイダ」なのである。
  
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2006年05月24日

カイロの街角にて 〜道行く女性の姿に・・・〜

写真はクリックすると拡大します。
オットに頼んで撮ってきてもらった、カイロの風景をご紹介します。

カイロの街角にて
街角のキオスク。飴だのガムだのティッシュだのジュースだの・・・と、こまこましたものをあれこれと売ってます。
いったいどのくらい儲けになるのかは不明。
こういう店ではいつも店員が一人暇そうに店番をしているのだが、暇ついでに通りかかってきれいな女性を半分口あけて眺めていますね、このニイさん。
そう、老若とわず、エジプトの男はこんな状態でしょっちゅう女性を眺めておるのです。
頭の中にどんな妄想が渦巻いているかは、ご想像ください。

髪にスカーフを巻いている女性を「ムハッカバ」と言いまして、かなり真面目に信心している人です。
エジプトの場合、イランやサウジなどとは違ってムハッカバは自由意志。
スカーフの形態も国によっていろいろです。

エジプトの場合、髪を出している女性も多いけれど、結婚を機にムハッカバになるケースもあります。
別に髪を覆っていないから不信心な人だ、ということではなくて、このあたりは家庭の事情や本人の気持ちの問題。

ただし、一度ムハッカバになった女性がスカーフを脱ぎ捨てるのは、非常に恥ずべきことといわれています。
最初からかぶらないのはOKだけれど、後戻りはNGなわけです。
だから、外国人の女性が、面白がってムハッカバの格好をしたりしなかったりすると、これはひどく非難されます。
あくまで宗教的な思いがあるもので、単なる民族衣装じゃありませんから、なんちゃってムハッカバはやめましょう。

で、ムハッカバの女性ですら、ちょっと綺麗だと口半開きですから、肌をやたらと露出した女性なんか通ろうもんなら、妄想がピークを超えて、生臭い視線がネバネバとまとわりつくのはしょうがないですね。
「うざい」などといって怒る外国人女性がいますが、本人の自業自得です。
そういう国なのですよ。
気にしないでいるか、郷に入れば…で現地のドレスコードに合わせるか、そのどちらかです。ただ、気にしないで肌出して歩いて、詰まらんセクハラにあったら、それも自業自得です。

髪をスカーフで覆うというと、まるで色気もそっけもない様に思われがちだけれど、巻き方にもいろいろと流行があって、それぞれ工夫してお洒落に手間ひまかけています。

左側の女性は、パステル・イエローのスカーフに同色の長袖Tシャツ、その上に黒の半そでTシャツを重ね着して、ちょっと細めの黒いパンツに(このくらいならセーフだけど、本来はパンツはNG)、黒いサンダル。靴下はやっぱりイエロー。
お洒落にコーディネートが決まってます。

中央の女性は、青いスカーフを後ろへ長く垂らして、同色スカートとコーディネート。
本当はこのくらいの長いスカートが正しいのではあります。
しかし、カイロじゃ最近長袖の上に半そでの重ね着がはやってるんでしょうか?

尚、イスラーム圏の男性の嫉妬深さは並じゃなく、男性が横に連れている女性をネバネバと見ないのはエチケットのようです。
女性をやたらと外に出したがらない男性も多くて、これはやっぱり自分がどういう目で女性を見るか、実感実体験として認識しているからでしょう。

尚、場所はザマレク。
カイロ随一の高級住宅街です。
カイロの南青山、とでも言いましょうか。
いや、知ってる人は「言うのは勝手だ」とかいいそうですが…。

以上、イスラーム・ファッション評論家、ドン・アリーマでした(?)。
  
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2006年05月23日

藤


藤の花を見るたび、何かに似ているなあと思っていたら、マメ科と聞いて「はあ、なるほど」と思った。
豆と聞くと食べるほうばっかりつい考えてしまうが、豆の花というのは結構かわいらしいのだ。
それが葡萄の房のように集まって枝垂れる。
日本の花だなあ、と、しみじみ思う。

盛りは過ぎてしまったが、まだそこここに、咲き残りがある。
以下は、万葉集から。

妹(いも)が家に、伊久里(いくり)の杜(もり)の、藤の花、今来む春も、常かくし見む

  
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2006年05月22日

アフガニスタン料理『神田カブール食堂』

神田カブール食堂
最寄駅:竹橋 / 神保町 / 小川町 / 淡路町 / 新御茶ノ水
料理:エスニック一般
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):3,000円〜5,000円
用途:夕食


これこれ、書く場所を間違えているのじゃないの。
ここは『中東ぶらぶら』だ。
『横浜ほにゃらら』ではなくて・・・というのはわかっているが、
本人もどっちにしようか迷った結果、こちらに上げようと思った。
まあ、やっぱり中東の料理などの話だから『ぶらぶら』だろうなあ、と。

カンダハルにアフガニスタン料理を食べに行く、というと物騒な感じだが、
行く先は語尾の「ハル」ぬきで「神田」だから平和なものだ。
電車でいけるし、命もかからん。
初めて食べる料理だから、興味津々。

中東ジャーナリズム界のパパイヤ鈴木こと金子貴一が「取材」に誘ってくれたのだ。
何でもスカパーの『フーディーズ』なる番組で朝4時から一時間、アフガニスタン料理の話をすることになったとやら。

ほぉ、テレビの取材…ということは何でも無料食い放題!
と、ニコニコしながら出かけた私は甘かった。
この妙に清貧なジャーナリストは「自費取材」の経費をワリカン効果で削減するために私を誘ったのである。狡猾なのか真面目で誠意があるのか、境目のよくわからんところは実にエジプト人らしい。
いや、本人は日本人ではあるのだけれど、なぜか20年ほど前にエジプト人に生まれ変わってしまった珍種なのだ。

さて『神田カブール食堂』。
神田カブール食堂
看板がいい味を出している。
在日15年のユノスさんがサービスを、奥さんがお料理を担当。
イスラム教徒がきても問題ないように、料理はすべて「ハラール」。
つまり、イスラームの教義にのっとって処理された肉しか使っていない。

アフガニスタンという国は、イラン、パキスタンに挟まれて、中央アジア各国とも国境を接し、欧米の過去の政治的な思惑で、盲腸のような領土が無理やり中国ともくっついている。
だから、基本はアラブ料理だが、周辺各国の影響は強い。
 
アラブ料理というと、どれも似たようなものだというイメージがあるかもしれないけれど、意外に各国各様。基本はレバノンとトルコで、この両国の料理が双璧だ。

一方でアフガニスタンの場合、いまひとつ「美食の国」というイメージからは遠い。
行ったことがないからなんともいえないが、現地にいた人の話など聞いても、アラブ圏でお料理対決のリーグ戦をやったら、エジプトともども真っ先に予選落ちしそうな感じがする。

以下、お料理の紹介。
珍しく真面目に写真をとってきた。
普通は食べるのが先で、気がついたころにはもう皿はカラ、というパターンだが、
何しろ「ジャーナリストの取材」なので、お料理を前に「お預けタイム(写真撮影)」があったのだ。
だから、黙ってみているのも馬鹿馬鹿しいので、写真を撮った。

いつもの携帯で撮ったやつではないので、クリックすると拡大します。
拡大して写真の質が上がるか、というとそうでもないですが、まあご参考までに。
 
パラウ
パラウという、いわゆるピラフが(ちなみにピラフの語源はトルコのpilav)家庭的な味で美味しい。パラウはインディカ米で、これはインド・パキスタン風。
 
ナンやパラウを添えて食べる。ここではナンは「ウズベキスタン風」と普通のインド風の二種類あった。実はナンというのは、インドあたりではなくてアフガニスタンが発祥なのだそうだ。


 
いろいろ
中央上から、ヨーグルト、ナスの煮込み、レンズマメのカレー、パラウ。

ほうれん草の煮込み
ほうれん草の煮込み。アラブ圏ではよく見かける料理だ。






煮込み
麦のスープ(写真右側)は中央アジア風な味。酸味があって、さっぱりしている。
中央はナスのトマト煮込みにヨーグルトをかけたもの。
トマトが基本、というあたり、アラブ料理らしい。
ヨーグルトをなんにでもかけるのは、トルコやイランでも同じだが、これは中央アジアの影響とのこと。

余談だが、頻度や密度は薄まるが、湾岸諸国くらいまではヨーグルトが結構出てくる。基本的に遊牧民のものなのかなあ、などと考える。
エジプトにくるとほとんど見かけない。
もちろん食べることは食べるが、基本調味料、というイメージは消える。


カライイ
野菜や肉を煮込んで鍋のまま出す「カライイ」は、いかにもアラブの家庭料理風で懐かしい味。卵が一個割落とされていて、エジプトの「シャクシューカ」という料理になんだか似ている。





レンズマメのカレー
その他アラブ県の料理と
ちょっと違うのは、カレーがあることだろう。これはレンズマメのカレー。



豆などのいろいろ
特に豆のカレーが種類豊富。ただし、インドやパキスタンのような強烈さはなく、マイルドだ。アラブ料理は一般に、辛味であれ香味であれ、あまり極端にスパイシーにしないから、日本人の口には合いやすい。
でも、いわゆるエスニックな刺激を求める人には物足りないかもしれない。

 

そして、これは明らかに中央アジア系の「乳酒」がある。
日本で作っているのだそうだ。
乳を発酵させた酒で、好き嫌いは分かれそう。
韓国のマッコリを、もっとこってり酸っぱくしたような感じだろうか?
え、イスラム教徒は禁酒のはず?
いやまあ、そうだけど、人類の欲望ってどこも結局同じなんですよ・・・。
 
食後に緑茶にカルダモンを入れたものを飲む。
中国とアラブやインドの折衷だなあ、と面白い。
 
全体に味付けは家庭的で素朴だ。
冒頭にも書いたが、レバノンやトルコと違って本来が美食の国というわけではないので、極端に変わったものが出てこない代わり、目からうろこが落ちるような美食との遭遇はない。もともとそういうシンプルな料理なのだと思う。
 
味付けは全体に塩が強めだが、ユノスさんによると、それがアフガニスタン料理の特徴だとか。
 
店内はテーブル席がいくつかと、現地風に床に座って食べる席があって、こじんまりとまとまった雰囲気でリラックスできる。
メニューにない料理も、事前に相談すれば作ってもらえる。
「マントゥ」というアイテムを金子貴一の資料から発見して、きゃいきゃいと騒いだが「予約してもらえれば…」ということだった。
うう、これはぜひとも食べてみたい。

値段は良心的。
私は個人的に塩気の強いものが苦手なので、ちょっと塩辛いなあとは思ったが、
一般にはOKな範疇だろう。

しかし、香辛料などの違いは多少あれど、様々な野菜を使う割りにどれもトマト味でがっちり煮込むあたり、なんだかエジプト料理のようで、清貧なるジャーナリストと「おお、なんか懐かしいね」と、二人でちょっとノスタルジーに浸った次第である。

  
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イスラエル/パレスチナで現代版ロミオとジュリエット?!「ニュースのお時間です」

お互いにもう理由や理屈を超えた憎しみを増幅させているイスラエルとパレスチナ。
でも、男と女がいる限り「愛」がすべてを超えられることもある。
しかしあってないような国境が越えられない・・・という話。

以下ご参照。
livedoor ニュース


二人ともアーティストだというから、一般庶民とはまた違う感覚があったのだろうが、しかし大変な話だ。
女性のほうはユダヤ教からイスラム教に改宗までしている。

本来、ユダヤ教徒とキリスト教徒は、女性であれば改宗せずにイスラム教徒の男性と結婚できるはずなのだが、現実的な例を聞くと、結局女性が「便宜上」改宗するケースが多いらしい。

実際にキリスト教徒(彼女はギリシャ正教)だけれども、イスラームに改宗した日本人の友人によると「不可能じゃないけど、おっそろしく面倒くさい」というのが現実との由。
欧米系の場合も、イスラームに改宗している女性が多い。
相手の家族と付き合っていく上で、女性が改宗したほうが諸々スムースだ、という事情もあるのだろうか?

月並みなことしかいえないが、記事の二人が平和に暮らせる日が早く来ることを祈る。


  
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2006年05月20日

『イスラエル建国記念日』への思いはいろいろ「ニュースのお時間です」

イスラエル建国記念日は、イスラエル人には「記念日」だが、パレスチナ人には「敗北の日」だという話。
livedoor ニュース


イスラエルは、欧米諸国の政治的思惑の元に建国したような経緯があるから、もういまさら歴史的経緯を語るのもナンセンスだ。
そんなことをいったら、世界地図は全部書き直さなきゃいけなくなるじゃないか。

確かにパレスチナがテロに走った事実は消せないし、肯定もできないが、
アメリカに引っ張られて、報道は親イスラエル的になりがちだ。
でも、イスラエルがパレスチナの住民にどれほどの無体を働いたか、という部分は、
あまり報道されていない。

私がアラブ世界に長かったせいも大いにあるのだろうし、アメリカの「世界戦略」にすっかり嫌気がさしていることもあって、どうしても気持ちとしてはパレスチナに傾いてしまいますが。

まあ、カタイ話ばかりも何なので、ジョークでも。

→先日、ジョークの話が出たが、その時ご紹介した本からちょっと引用。

其の一

シャロンとアラファトがパレスチナ問題解決の交渉の場を持った。
まずシャロンが言った。
「本格的な議論の前に、ちょっとお話をしてもよろしいですかな?」
「どうぞ」
「ユダヤ人であるモーゼは、多くの人々を連れて約束の地を目指し、旅していました。焼けつく暑さの中、喉の渇きが限界にきたまさにその時に、突如目の前に清らかな小川が現れたのです。彼らは水を飲み、体を洗いました。モーゼもです。しかし、モーゼが小川から出てきた時、彼の服が盗まれていました。それを盗んだのがパレスチナ人です」
アラファトは首を大きく横に振りながら大声で言った。
「それは嘘だ!なぜなら、モーゼの時代に我々パレスチナ人はこのよにいなかった!」

シャロンは一つうなずいて言った。
「なるほど。ではそろそろ交渉をはじめましょうか」


其の二
問い:アリエル・シャロンの肖像を印刷した切手が、封筒に付かないと苦情が殺到。
    なぜか?
答え:肖像画のほうに唾を付けてしまうから。


もっと読みたい方は、先日ご紹介した『ジョークでわかるイスラム社会』早坂隆(著)
を、お買い求めください。
ジョークの本、と馬鹿にできない内容の濃さです。
しかも、かなり笑える。おすすめです。
どうせなら一冊かってお手元に、とお勧めしたい一冊。

詳しくは、5月13日の記事をご参照ください。
(URLを入れようとしたけど、なぜか反映されないのですよ・・・どうしてかしら)

ついでにもうひとつ、これは最近のものを・・・。

テルアビブ発ニューヨーク行きの旅客機が離陸すると、イスラエル人の乗客がトイレに入って出てこなかった。
パレスチナ人の乗客がノックすると、ドアにはこう書かれていた。

 "Occupied"(占領中)
  
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国旗で一色しか使っていない国はどこでしょう?

どうでもいいような「トリビア」だが、世界で唯一単色の国旗を使っている国がある。
以下のとおり。

リビアの国旗


最初は「なんじゃこりゃ?」と、深く考えなかったが、調べたら世界で唯一の単色国旗なんだそうな。

これが、リビアの国旗。

なお、緑はイスラームの象徴的な色。
預言者ムハンマドのターバンが緑色だったことで、神聖な色とされているし、
砂漠で生まれた宗教だけに「緑」は生命の色でもある。

これがホントの「ト『リビア』」と、いうことで・・・。  
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2006年05月19日

フランスで移民法案改正「ニュースのお時間です」

これは相当おセンチな「人道派」が騒ぎそうだ。
しかし、あえて「これは正解だ」と私は言ってしまう。

昨今の経済状況下、どこの国だって自分の国を維持して自国民を養うだけで大変なのだ。
まあ「下級労働を移民にやらせて安い労働力もついでに確保する」なんていう、
いかにもヨーロッパ的な、安直で傲慢な発想が始まりだから、自業自得ではあるけれど。
それに40年かけてやっとオチがついた格好だが、とりあえず改正に踏み切ったフランス。次はどこが続くだろう。

詳細は以下を。
livedoor ニュース


「選良以外を受け入れないのか!」とフランスの野党が騒いでいるそうだが、
イエス、当たり前だろう。
その国に貢献できるだけの高度な技術能力のない外国人が、居住と労働を認められるということ事態が不自然なのである。

実際に自分でも海外数ヶ国で働いたから思うが、どこに行ってもかなり厳しい審査があった。当時はたまたま「日本人で日本語がしゃべれる」というだけで「特殊技能」だから滞在と労働が認められたが、それでも必ずきちんとスーツを着て、好印象を与えるようにかなり努力して入管との面談に臨んだものだ。
げっそりくるほど厳しくて意地が悪いのはドイツだったが、トルコでもエジプトでもそれなりにいろいろと審査をされた。

外国で住んで働く、というのは、どこの国の人間がどんな国で働こうと、早々簡単なことではない。
移民で成立しているような、アメリカやオーストラリアのような国ですら、就労ビザの確保は簡単ではないのだ、という事実は案外知られていない。

そして、フランスでこういう状況になった。
日本では最近妙に情緒的な「経済難民」の受け入れ肯定論が出ているようだけれど、
数十年先を見据えた上でそんなことを言っているのだろうか?

もちろん例外的に認められるべきは「政治難民」で、これは「単なる出稼ぎ」でないことを審査した上で受け入れるのは正解だろう。
人道的配慮が必要なケースが、ただの出稼ぎと一緒くたにされる状況は間違っている。
ただし、日本のような不安定な国にできることには限度がある、というところはしっかり考えてほしい。

また、日本の国益につながる有能な人材は、逆に積極的に受け入れるべきだ。

最近は日本でも、いわゆる「出稼ぎ外国人」の安い労働力がないと仕事が成立しない業種があるとは聞くが、これこそ一種の差別で搾取だ!と、私は考える。

ただ「優秀な料理人」は、必ず選良のカテゴリーに入れてもらいたい、と思う。
是非そうしてほしい。
なんのかんの言って、焼きギョーザ、ラーメン、チャーハンにせいぜい酢豚、という状況がこの20年ほどで長足の進歩を遂げた事実は、ごくワタクシ的には嬉しいことだと思っているので・・・。
  
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羽衣ジャスミン

羽衣ジャスミン
羽衣ジャスミンが、一斉に香り始めた。
初夏の香りだ。

エジプトは太古の昔から香料用ジャスミン精油の最大輸出国。
確かに、ジャスミンの花輪を露天でよく売っていた。
ただし日本で見かけるものとは、同じモクセイ科でも種類が違うようだ。

ジャスミンもバラと並んで、中世中東世界で愛され珍重された花だ。
催淫効果があるということで、地中海からインドにいたるまで広く用いられたという。

ふふん「夜の香り」ね、と馬鹿にできない。
クレオパトラがカエサルやアントニウスを陥落するのに用いたというから、
歴史までをも変えた香りなのである。

ジャスミンの語源はアラビア語の「ヤスミン」。
これはアラブ世界の女性の名前にも多い。

 「真珠のようなジャスミンは
  羊毛で出来た貝からでたようだ」
    マハムード・アブルワファー


  
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2006年05月18日

リビアとの雪解けに、やはり出てきた反論「ニュースのお時間です」

やはり異論反論反感は、様々に出てきそうだ。
過去の罪はそう簡単に漱がれない、と考える人たちはいる。

以下参照。
livedoor ニュース


アメリカがリビアとの国交正常化を急ぐのは、石油資源狙い、という見方はある意味正しいだろう。
確かに、すっかりスレッカラシになった湾岸方面の石油長者らよりも、素朴でつい合いやすいかもしれないし。

しかし「アメリカが中東を民主化する」なんていうのは、まことに大きなお世話だ。
アメリカという国は、最近どんどん「自国至上主義」と「勘違い度」を深めているなぁ、としみじみ思う。
世界がアメリカナイズすることがグローバリゼーションだ、という、ほとんどカルト信仰に近い極端な思い込みが、このところどんどん深まっているように見える。

まあ、これは考えてみれば今に始まったことじゃない。
どうでもいい例を出して申し訳ないが、20年以上前に映画『スーパーマン』を観にいって「なんじゃこりゃ??」と思ったものだ。

だって、宇宙からの侵略者が「地球の代表者を出せ」と言ったら、なんでだかアタリマエみたいにアメリカ大統領が土下座していておどろいたもの・・・昔からそういう国だけれど、いまや親分が親分なんで知性的な部分までが崩壊しているのかなあ。
困ったもんだ。

確かにリビアの穏健化を手放しで喜び迎えるには、まだ早いかもしれないが、何事も一歩を踏み出さなければ変わらない。
だいいち、鎖国同然だった国が、いきなりきちんと「欧米的に」オーガナイズされた計画など出せるはずないではないか。
その辺を踏まえたうえで、対等な目線で話し合ってほしいものだ。

時代は変わり、世代が交代していく中で、今の世の中では独裁政権が通用しないことを理解している中東各国の「独裁者たち」が、どう変容していくか。
それはこれからの課題だろう。

それと同時に、アメリカ自体にもアメリカの世論にも、もう少し視野を広げてグローバルな意味で成長してもらわないと困るのである。
なんだかこっちのほうが難しそうな気がしてならないのだけれど。
  
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史上最年少のイングランド代表の上品な英語「ニュースのお時間です」

イングランド代表23名に、史上最年少のテオ・ウォルコットが選ばれた。

大方は以下のとおり。
livedoor ニュース

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20060510-00000021-spnavi-spo.html

私が面白いなと思ったのは、このサプライズ自体より、イギリスのマスコミの反応だ。
15日日経の夕刊に出ていたのだが、
「初の記者会見でウォルコットが『ラグビーやクリケットの選手がしゃべるような』知性あふれる上品な英語を話した」との由。

はぁ、イギリスは階級社会ときいてはいたけど、スポーツにもそういうところがあったわけね、と、初めて知った。
特に「ラグビー」というのが面白い。
日本的感覚では、サッカー選手もラグビー選手も、行動や話し方にあからさまな違いがあるとは思えないけれど、発祥の国ではそうじゃないわけだ。
へぇ。

私自身はロンドンに何回か数日滞在した程度で、イギリスの事情は疎い。
ただ、昔の中東の職場でボスが三代続けてイギリス人で、一時はボスのそのまた上のボスまでイギリス人だったころがある。
もちろん皆、それなりに育ちの良い人ばかりだ。

そして、この大ボスが実に典型的な上流タイプだった。
カイロからの日本出張に何度も同行して鞄持ちをやったものだ。

当時の勤務先は、グループ全体が日本の某Sグループ傘下にあって、ここが飛ぶ鳥を落とさんばかりの勢いで幅を利かせていた時代だった(いまや見る影もないのをみると、つくづく時代の流れを感じてしまう)。

さて、そんなわけで、当時は世界各国からお偉いさんたちが日本へぞろぞろやってきていた。そして、このグループの総裁T氏とその御曹司が歓迎レセプションにお出ましになって「わざわざ中東アフリカ(くんだり)から御苦労にも(ぞろぞろ)やってきた」
と、グループの全員がお声かけをいただいた。

その後、私とも日本語で言葉を交わしたのだが、T氏が離れるなり大ボス曰く
「彼の日本語は、どうだった?」
「は、と、いいますと・・・?」
「だから、どういうアクセントだったかときいているのだ」
「標準語でした」
「そうではなくて、あれだ、いわゆる『上流』の言葉だったのか?」
「はぁ、なるほど。ええとですね、日本語というのはそういう言葉の棲み分けが薄い言語でして・・・」とか言ってるうちに、カクテルパーティーの席上のことでもあって、話はうやむやになってしまった。
大ボスにしてみれば、T氏の一族がただの成り上がりなのか、それともまっとうな上流の人間なのか、興味があったのだろうと思う。
大層ブリティッシュな関心ではある。
ふうん、そういうものなの、と軽く納得したのを覚えている。

ウォルコットの話をきいて、そのことを思い出した次第。

確かに、そういわれてみれば、例えばベッカムのしゃべる英語というのは
さっぱりわからない。
ほかの選手も色とりどりというのか、聞いたこともない妙なアクセント満載なので、
前のワールドカップで、イギリスチームのインタビューは結構面白かったのを覚えている。

もうひとつ余談だが、中田英寿のイタリア語のことを、日本でも指折りというイタリア語通訳の方に尋ねたことがある。
ほとんどわからない人間にしてみれば、まるで鳥が歌うような中田のイタリア語は見事なものに思えたのだけれど、実際のところプロの耳にはどう聞こえるのか興味があったのだ。

彼によると「サッカーっていうのは、町のニィちゃんレベルの選手が多くて、その辺といつも一緒にいて覚えたイタリア語だから、確かにうまいけど、あんまり上品ではないね」ということだった。

別に中田選手をどうの、というつもりはない。
ただ、ヨーロッパとサッカーと階級階層意識、などという三つ巴を漠然と思ってみただけのこと。
それだけです。


  
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2006年05月17日

クールビズをアジアに・・・って・・・「ニュースのお時間です」

『COOL ASIA (クールアジア)2006』なるイベントを、環境省主導でやるんだそうだ。

以下参照。
livedoor ニュース


日本でうまくいったクールビズをアジアにも、っていうけど、これってまことに大きなお世話で、トンマな勘違いイベントですね。

腐りそうに蒸し暑い中、タイとジャケットに固執してたのは世界でも日本人くらいだって・・・。

ジャケットなしとか、夏にノータイなんて、世界各地の暑いところでは普通にやっていることだと思う。
国によっては、そんな時期に下手にタイジャケットで行くと馬鹿にされて仕事にならなくなる、といっているビジネスマンもいる。
うちのオットですが(急に信憑性が薄れるのはなぜでしょう?)。

もちろんTPOは大事で、きっちり決める時は決めなきゃいけないし、業種でもいろいろだけれど、暑い時期の普段の仕事はスマートカジュアルが普通じゃないだろうか?

まあ、イベントとしては各国大使がモデルで出たりするから、面白いかもしれないけれど、なんだか非常に馬鹿馬鹿しくて笑ってしまいました。  
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薔薇の季節

060516薔薇見事に満開の薔薇。
初夏の柔らかな陽光に良く映える。

薔薇の起源は多様で、現在の栽培種の元になった野生種は世界各地にあるのだが、西アジア原産のものが多いそうだ。
中世の中東世界で非常に愛され、特にペルシア文学では欠かせないものとなっている。
イランのシーラーズには、今でも見事な薔薇園があるそうだ。

アッバス朝の医師は、薔薇は胃と肝臓によく、鎮静効果があるとしており、エッセンスが薬用にも用いられた。レバノン料理では食後のデザートにバラ水を入れるが、その名残かもしれない。
中世以来、香油の原料としても珍重されている。

「薔薇に浮かれた鴬は
 パフラビィ語で
 酒のめと 声ふりしぼることしきり」

         オマル・ハイヤーム  
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