2006年02月28日

北欧の酒〜アクアビット(2)

リニア・アクアヴィット 41.5度 700ml解説すると、この北欧の酒は芋から作る蒸留酒で、キャラウェイ、クミン、アニスといったスパイスで香りがつけてある(確か白濁すると記憶しているが、どうだったろう?)

Aquavitという名前は"Aqua-vitae"というラテン語起源で「命の水」の意。
16世紀ごろにノルウェーから北欧全体に伝わったものだ。

ヨーロッパ経由でワインが入り、ワインを蒸留して作るブランデー(ブランデーはそもそも"brandwijn"という「焼いたワイン」という言葉からきている)の製造法が伝わり、草もろくに生えんところで葡萄が採れるわけはないので、山ほど取れる「ジャガイモ」を原料とした、というのが元らしい。

現地では、恐ろしいことにビールをチェイサーにするそうである。

また、酒の蒸留法の起源は中世アラブ世界にある。
この辺は第35話をご参照いただきたく。

で、弟に「北欧の各国国民性」について問い質したところ、
「え〜、大体おんなじ、って感じじゃないの」
と、いい加減なことをいう。

そもそも、どうして北欧でアクアビットに遭遇しなかったのだ。
「カネ、なかったもん」

そうか、まあそれはわかる気がするな・・・。

「ん〜、でもねえ、そうそう、フィンランドは別ね。
人も言葉も文化も違うみたい。
スウェーデンはオシャレでスマートで、かっこいいけど、ノルウェーはちょっと田舎っぽいかなあ。
で、デンマークはなんか結構無理してる感じがした。どっちかっつーと、ベネルクス向いてる?
気のせいかもしれないけど」

ふうん、そうか、どうもありがとう。

「たまには俺んちのほうに飲みにこいよ」
「遠いからやだ」
「でも、このバーのマスター、かっこいいんだぜ」
「花見のころに考えよう」

さすが血を分けた弟、鋭いところをついてくるのである。

そういうわけで、とりあえず北欧酒事情はすばやく抑えたのではあった。
弟よ、そっちにいったら、かっこいいマスターに紹介してね。  

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2006年02月27日

北欧の酒〜アクアビット(1)

「北欧各国の国民性調査」ということで、あちらこちらに聞いて回ってみた。
その一人は弟だ。
彼は昔、ナホトカからシベリア鉄道経由、という超古典的なルートでヨーロッパに出かけたことがあるのだ。その後、カイロに流れ着いて我が家に転がり込んだりしたのは、以前お話ししたとおり。

このルートだと、否が応でも北欧三カ国を通ることになるし、地を這うような貧乏旅行だけに他の人とは違う視点があるかも、と思ったのである。

で、早速電話がかかってきた。

「おや、早いレスだね」
「いやさあ、今いつもくるバーで飲んでんだけど、北欧って言うからさ、ちょっと教えてあげよーかと思って」

ちょいといいご機嫌で、しかも得意気。
バーのカウンターにぶら下がってご機嫌がよくなる体質は、さすが血を分けた弟といえる。

「教えてよ」
「マスターに言ったら、北欧の酒があるって出してくれたのよ」
「アクアビット?(なんとシンプルな・・・)」
「なんだ、知ってんのかよ。結構うまいな、この酒。
あ〜あ、たまにはちょっとオネイチャンにウンチクたれちゃおうと思ったのになぁ」
「百年早えぇよ。パパが好きだったじゃない、て言ってもあんたは覚えてないか。
とにかくさ、私の師匠が誰だったか忘れないでちょうだいよね」

私の酒の師匠は、恐るべきことに父親である。
この父というのが、世の酒は何でも美味い美味いと喜んで飲む人で、高校生くらいの時からあれやこれやと面白いお酒をずいぶん飲ませてくれたのだ。
弟が父とお酒を飲める年(成人とか未成年とかいう意味ではなく)には世を去ってしまったので、直弟子は兄弟姉妹で長女の私だけ、ということになる。

高校生のころは、ちょっとでも美味い安い酒を、親に見つからずに家に秘匿する方法ばかり考えていた。既に自分の部屋はアウトとなっており(こういうことに、わが母は絶妙な勘が働くのである)、父のキャビネットからくすねるにも限界がきていた。
こっそり舐める程度は見逃してくれていたが、「舐める程度」がエスカレートするにつれ、腹立たしくもボトルにマジックで線が引かれるようになった。
で、ちょっと飲みすぎちゃったから、量を調整するために高級なウィスキーに水を入れるという暴挙に及んで
「俺の酒に触れることまかりならず。バレたら小遣い全面差し止め!」
と言い渡されてしまったワタシなのであった(私が親でも、これは許すまい。正しい躾だと思う)。

そんなある日「我が家の巨大冷凍庫の奥深くにストリチナヤを隠す」という絶妙のアイディアが天啓の如く閃いたのである。
とろりと凍ったウォッカは、大層美味かった。
深夜こっそりと、冷蔵庫のハムやサラミなど引っ張り出してはチビチビ楽しんでいた。
しょうのない高校生女子もいたもんである。

しかし、侮るなかれ母の勘。
過去何年も「食物の墓場」と化していた冷凍庫を、何を思ったんだか、ある日突然きれいに片付けてくれたのである。

「こらっ!これはなんですっ!!」

ワインやビールには割合と寛容な母だったが、コニャック以外の蒸留酒は「下品」と刷り込まれていたのである。
戦前派の彼女の認識では、ウォッカは焼酎の同義語で、つまり「下品の最たるもの」なのであった。
その時まで知らなかったのだけれど。

ん〜と、あ〜と、あ、それパパじゃない?
ワタシじゃないよ、知らないよ・・・。

と、いい加減な言い逃れを始めたころ、なんと間の悪いことに父、ご帰還。

「ちょっと、アナタも言ってやってくださいっ!
この子ったらもう、こんなところにウォッカなんて隠して!!」

すると父
「なに、冷凍庫にストリチナヤ?
お前もなかなか洒落たこと知ってるじゃないか。
美味そうだな、一杯よこせ。
ばか、そっちの小さいグラスに注ぐんだ、そうそうヨシヨシ」

脱線してしまったが、そういう父なのでアクアビットも好きだった。
長年触れてもいないが、こういうときには思い出すものだ。

  
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2006年02月25日

『イスタンブル物語』 森川久美

絶版になった漫画で、全6巻。
これが実に面白い。ケマル・アタチュルクがトルコ共和国を成立させんと、
ボスフォラス海峡をはさんで大英帝国と睨み合っていた時代のトルコが舞台。

基本は恋あり冒険ありの少女漫画なので、少女漫画に抵抗のない方に
オススメなのだけれど、いかんせん絶版。
復刊ドットコムで探してみたら現在投票中でした。
ということで、読者の皆様にご協力をお願いする次第。

イスタンブル物語
著者:森川久美


復刊に関しては、ブノアメシャンの著作についても以前お願いしたけれど、
こちらも引き続き、ご支援のほどを!

http://arima.livedoor.biz/archives/50108406.html  
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イナバウアー症候群

イナバウアー(写真は、ライブドアスポーツより)

荒川静香選手、本当に美しかった。
もう全身からオーラを放っている。
眠い目こすりながら、実にいいもの見せてもらいました。

で、喚起に沸く東京は神田界隈の金曜日(夫の勤務地周辺)。
事務所の雑居ビルの廊下、オフィス内などで「イナバウアー」をやってるオヤジがあっちこっちに。
街にランチに出れば、街角でも。
挙句は駅のホームでも・・・(落ちないでね)。

このにわか「イナバウアー症候群」、やってるのがオヤジばっかりなのが哀愁をそそったそうだ。
しかも、赤坂、青山、丸の内、大手町とかではなく「神田」というところが泣かせます。

今ごろ、あの辺りのしょぼい居酒屋とかじゃ、オヤジの群れが反りまくってんのかなあ。
もう遅いだろうけど「イナバウアーでホーム転落」なんて記事が出ないように、帰りの電車は気をつけてほしいなあ、と思う私なのであった。

  
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2006年02月24日

中東治安事情 其の二 〜『治安』と『危険』の感覚 (2)〜 【第45話】

●再び、治安について

前回、預言者ムハンマド風刺画問題を突然取り上げて、こっちの話題は
一ヶ月以上前に「つづく」としてそのまんまになっていた。

風刺画問題とヨーロッパの移民状況を、北欧を中心に考える・・・というテーマ
も、やっぱり「つづく」なのだが、何冊か本を手に入れて、情報は読者の方や
知人友人家族など、いろいろ話を聞いているところ。
だから、先にきた「つづく」を続けることにした次第。

前回は、湾岸戦争当時に私が肌で感じた状況のことなど書いてみた。
要するに、非常時といっても、案外現地が静かな場合もある、ということだ。

ただし、こればかりは行ってみなければわからない。
あと、行った挙句に半泣き顔でビビりまくるくらいなら、やめとくのがよろしい。
周りの人が迷惑ですからね。

もうひとつ、外務省が明確に「行ってはいけない」という地域には、特殊な職務
や義務を負った例外的な人々以外は「行かない」のが常識だと思う。
冒険心、怖いもの見たさから人道的理由まで、理由はいろいろだろうが、
行った本人の身に何かあったとき、振り回される人間はいるし、外務省が
乗り出す事態になればそこにかかる費用は我々国民の「血税」から出て行く。

エジプトでも、アビドスのオシリス神殿や、デンデラのハトホル神殿が、
かなり長いこと「行ってはいけない地域」に指定されていた。
アビドスの神殿などは、数あるエジプトの神殿群の中でも個人的に一番好きな
神殿で、非常にスピリチュアルな清浄さを感じるものだ。

神殿内部の壁画
神殿内部の壁画
レリーフの色彩が美しい。


歴代のファラオの名を記した『王名表』
歴代のファラオの名を記した『王名表』
ハトシェプスト、ツタンカーメンといった、いわくつきの王名は抜けている。



(いすれも写真は「Osiris Express」より)

ただ、割合と近くにあるアッシュートという町では、キリスト教徒が多く住む
こともあって、イスラーム原理主義の過激派が一時期かなり暴れていたのである。
観光客がそのとばっちりを受けるといけない、ということで、
外務省が「行ってはいけません」としていたわけだ。

しかし、ダメといわれると行きたくなるものなのか、なんとなく行ってきて、
ついでに得意げに「行ってきちゃった」と手記まで出す者がいて、内心憤然と
なったことがある。

行ってアンタが事故やらで死ぬのは勝手だが、そのとばっちりはコチトラ観光業
関係者にくるんだっ!

いや、実に身勝手な「経済的理由」なのだが、観光関係者一同の血の滲むような
努力で、ようやく日本人の観光が戻ってきつつあったころだ。
それが、すべて水の泡になりかねないのである。

ついでに大変心の狭いところを告白すれば、私だってもう一度行きたいのを
必死で我慢しているんだぁ! というのもある。

まあ、後者の理由はどうでもいいとして、要するに、
いわゆる危険地にひとたび入れば、あなたの命はあなただけのものでなくなる、
と、ここのところを一度、声を大にして言いたかったわけだ。

「オメエのお遊びに使う、国費はネェ!」だ。
(知っている人は『次長課長』の「タンメン」でやってください・・・)

なお、念のため、アビドスもデンデラも現在は
「行っても良いが、きちんと警察の先導と護衛をつけて行動すること」
となっている。
また、この護衛のコンボイは、さすが観光大国エジプト(?)、有料である。
具体的にいくらか聞いたことはないのだが(知ってる方、教えてください)
相当な額が「上納」されるらしい。


●「日常の治安」と「非日常の治安」

以上は、政情的な不安からくる「治安」である。
自爆テロ、爆弾テロなど、テロリズムがらみの事件や事故に巻き込まれる
可能性は、残念ながらゼロにはならない。

ただし、これは何の気休めにもならなかろうが、ゼロじゃないのは世界中同じ
なんである。

これはまた思い出話だけれど、カイロのホテルの営業で日本出張するたびに
「エジプトって危険なイメージでねぇ・・・」
と、毎度渋い顔をされていたものだったが、サリン事件の直後だけは
「日本でも起きるときは起きるではないですか」
と反論できた。

こういう、いってみれば非日常的な事件は、イスラーム原理主義がらみの
テロであれ、そうでないものであれ、世界中どこにいったってある。

まあ、昨今のベイルートなどでは日常的に上空で「ドカン」と爆弾みたいな
音がするんだそうだ。

「あれ、なに?」と驚いて聞いたらば、
「ああ、イスラエルの戦闘機だねえ。音速を超えるときあんな音になるのよ。
困るんだよねえ。威嚇のために飛んでくだけなんだけど、うるさいし
うっとおしいなあ」

と、こともなげに現地の人は答えたとやら。
さすがレバノンまでくると「日常と非日常の境」もかなり違うようだ。
でも、実害がない限りは日常の風景となる。
蛇足だが。


●日常の治安、そして住み心地について

さて、そんな状態だから、中東って怖いところだと思われがちである。
女性が一人で住むなど、とてつもなく勇気ある行動のように
驚かれることが多い。

しかし、こういう「非日常的治安」と「日常的治安」は、別物なのである。
私が一人で住んだのは、ミュンヘンとイスタンブルとカイロの三都市だ。
個人的に感じた治安は、

1.カイロ、2.イスタンブル、3.ミュンヘン

というところ。
もちろん「住んでいて安全な順番」である。
とくに「日本女性の一人暮らし」という観点から見ている。

2と3はほぼ同率としてもいいかもしれない。
日本は3位ミュンヘンと同じくらいか。

どの都市にしてみても、基本的な注意を怠らず、物騒なところに出入りしない、
夜道の一人歩きは避ける、戸締りはしっかりと、人ごみなどで携行品には常に
注意を払う、知らない人に声をかけられたら無視して相手にしない・・・と、
普通に日本で生活しているスタンダードを守れば、そんなに怖い思いを
することはない。

ただし、イスタンブルなどトルコの都市部では、観光客目当ての犯罪はかなり
悪質なものがあるので、この辺はミュンヘンや東京より悪いかもしれない。
それでもミュンヘンを下に置いたのは、観光客に限らず、外国人を狙い撃ちに
した暴力事件や嫌がらせが往々にして発生するからだ。

あくまで私が個人的に見たり効いたり感じたりしたことなので、
異論はあるかもしれないし、当時は東西ドイツ再統合の前後で、東ドイツを
はじめとして、東欧から一斉にさまざまな人間が流れ込んで、特に南部国境に
近いミュンヘンは相当混沌としていた感があるから、
今は変わっているかもしれない。


●ミュンヘンでの『わが闘争』

でもとにかく、当時のミュンヘンの場合、スーパーマーケットやら商店やらで
始終釣り銭はごまかされるし、昼間っから怪しげな薬でどこかにイッちゃった
ような、目の焦点の合わない若いのが地下鉄や鉄道駅の地下構内の片隅で
たむろってるし・・・と、トルコやエジプトではない嫌な雰囲気があった。

釣り銭ごまかしなどは、エジプトやトルコでも無くはないけれど、
あからさまに東洋人を狙い撃ちにする、いかにも性の悪そうなレジ打ちの
オバハンなんというのはいない。
日本人はアグレッシブに抗議しないのを見越しての行動だから、悪質だ。

当時の私の場合、どんな時でも絶対にあきらめなかった。
とりあえず「お釣りが少ない」と申し述べ、むやみに早口で攻撃的な返事が
帰ってくると、こっちも大声で

「いくら出して、レシートはいくらで、お釣りはいくらのはずなのに、
あんたはこれしか返してないんだよ! いくらいくら、返せ!!」

と、怒鳴り返す(ついでに、周囲で待ってる人たちにもアピールする)。

尚、この「怒鳴る」という行為が有効なのは、ドイツあたりであって、
エジプトやトルコではよほどでない限り、事態を混乱させるだけだ。
念のため。

ドイツでは、商店の閉店時間が見事なほどタイトに定まっていて、
しかも土曜は昼まで、日曜祝日は休み、というのが徹底している
(だから労働者には優しい国ではある)。
夕刻閉店ぎりぎりともなれば、長蛇の列がイライラしながら順番待ちを
しているのが常だ。

それを見ながら粘るのは、結構疲れることなのだが、
ここで私が泣き寝入りなどしたら、このオババはまた別の東洋人相手に
同じことをやるであろう。
若かったので「我が同胞のためにも、私は戦ってやる!」とか、思ってたのだ。
しかも、当時薄給極貧生活だった私には、500円程度だって重要な生活費。
下手すると一日分の食費に相当する(とほほ)。
若かったから、根性決めて怒鳴りまくる体力もあった。

たいていそうすると、向こうが根負けするか、周囲が「いいかげんにせよ」
とオババを諌めてくれる。
憮然と釣り銭を受け取りながら、やれやれ、と溜息。
下手をすると、ボーっとお釣りを多く渡してしまうカイロの店員が、
ひどく恋しかったものだ。

そういうわけで、ドイツなんて一見スマートで文化性に満ち溢れて見える国が
案外住みにいこともある。

カイロなど、確かにそれなりに町のルールがあって、慣れないと戸惑うけれど、
外国人には親切だし、日本の女性には特に親切だし(時に過剰なほど・・・)、
日常生活については気楽な国だ。

だから、私が犯罪の被害にあったことが全然ない、というわけでもない。
この話は、また改めて・・・。

(つづく→そのうちにまた、インシャアッラー)  
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2006年02月22日

最近のハナちゃん

060221ハナちゃん近影元気になって、ちょっと強気な顔のハナちゃんです。
相変わらず威張ってるのはヒメちゃんですが…。
こればかりは、体重差二キロの壁が厚い。ハナちゃん、ぽっちゃり見えるけど4キロ弱。


060221ハナちゃん2頭のところに「北海道産」とありますが、実はトルコ産です。


060221箱入りハナちゃんヒメちゃんは、箱があると入ります。
そこに箱があるから、だそうです?
  
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2006年02月21日

梅が咲きました

060218梅梅は咲いたか
桜はまだかいな

今年はこの一節がしみじみと胸に来る。
街角でやっとちらほら咲き始めたのを見つけてほっとした。

梅が綻べば春まであと一息だ。
柔らかな香もしんみりと良い。

梅が香るのは、まだまだ寒い時期、できる限り虫や鳥たちを招き寄せるためとやら。

なるほど確かに、梅より蝋梅の方が強く香るし、桜は香らない。

だから、毎年梅を見るたび、さてもうちょっと頑張ろうか、という気分になる。

もうすぐ、春だ。
  
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2006年02月20日

金子貴一公式ブログ

いつもおんぶに抱っこでお世話になっている、金子貴一氏がついに公式ブログ
をスタート!!
皆様是非お立ち寄りくださいませ。

http://diary.jp.aol.com/v8puyc3tkc/

「ジャーナリスト、秘境添乗員、英語アラビア語通訳と、三つの草鞋を履く男」
なのであります。
これがただのキャッチじゃなくて、非常に謙遜した状態なのだから、
本当に怪しい人です(?)
どのくらい怪しいかは、是非ブログを訪問してお確かめくださいまし。  
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2006年02月19日

どうでも良い近況と、一夫多妻に関するどうでも良い考察、など

生まれた時から秘蔵っ子だった、長男タケゾウ(猫♂去勢済み)が
旅に出てしまい、心の中に北風が吹くような日々。
しかも本当に寒いとくる。
北アフリカ生活が長い身には、梅雨と同様つらい季節。

さみ〜しさにぃ〜まけたぁ〜
そぉ、寒さにもまけたぁ〜

猫がいなくなっちゃったから、というだけでなく、
諸々あって年明けからなんとなく『平成枯れすすき』状態に陥っておりました。
いまさらですが、お詫び申し上げます。

なにを言っているか良くわからない、若い読者の皆さんは
『昭和枯れすすき』をまずネットで検索してください。

なに言ってんだこら、とおっしゃる皆様・・・ごめんなさい・・・。

『枯れすすき』というよりも『布団芋虫』状態の日々でした。
なぜか私が寝ていると、必ず大姐のヒメが添い寝をしており、
飼い主も猫も重量を増す中、まるでダブル芋虫の日々?をしばらく過ごしました。

一方で、最近お世話になり始めた獣医さんにアドバイスをいただき、
昔の交通事故で右目が半壊状態だったハナ(♀)が急に元気になってきました。

「目をお湯で温めたペーパータオルでホットパックしてから、
一日できるだけ何回も目薬二種類をさしてあげてください」

最初は要領がつかめなくて苦労したけれど、一ヶ月どうにかこうにかやったら、
なんと何時の間にか塞がっていた右目が開いた。
おや、まあ。

目が良くなるにつれて元気になること。
そう、確かにもともとは強気で元気な子だったのに、交通事故以来
引きこもり状態になって、はや五年。

最近は泣こうが騒ごうがうまく組み伏せて、ちゃっちゃと目薬さし…
と、こうするうちに、ワタクシのほうも元気をもらっていたようです。

最近は、残った二匹(ヒメ&ハナ♀)が私をはさんだ三角関係になって、
ちょっと辛いものが…この辺、タケゾウがいた時はそう感じなかったけれど。
一応、彼がバランスを取っていてくれたんだねえ・・・(遠い目)。

そう、ハナと姉妹のヒメは、私が目薬さしのためにハナをなだめていると、
ブンブン怒ります。
当初はヒメの目を盗んで、こっそり逢引目薬さしの私たちでしたが、
一室にこもってこそこそとしていると「ふたりでナニやってんのよう!!」と
外でギャンギャン騒ぐヒメ・・・。

「キミのことだって、愛しているんだ、ヒメちゃん!!」
と、必死でフォローするワタシ。

一方で、最初はおびえて逃げようとしていたのに、かつての滅法強気なキャラ
が復活したハナは「こっちくるんじゃないわよっ! シャァッ!」と怒る。

「いいかげんにせんかいっ!」

と、ワタクシ結局ぶち切れましたところ、この頃なんだか比較的平和に
目薬がさせるようになった次第。

だからなんなんだよ!!と、お怒りの向きは、再々ご容赦ください。

全然関係ないけど、イスラム教徒の男性が複数の妻をもつ場合、しかも同じ屋
根の下の場合、
男性は結構大変な思いをしているに違いないなあ、とつくづく思ったのです。
最後でかろうじて中東の話にきましたが、これは実感でもあります・・・。

なお、このような「複数夫人同居」というケース、都市部ではまれなことも一
応申しそえておきます。

そう、妻が四人でハーレム生活、なんてまだ思っている殿方、
猫二匹でこの状態である、というあたりを、じっくり検証してから憧れて下さい。

そういう意味では、最近話題になった某ハーレムおやじは、ある意味立派です。
しかし、あの騒がれように叩かれよう。
ホリエモン騒動でも思いますが、女のやきもちなど可愛いもの。
本当に怖いのは男の嫉妬とひがみだわねぇ・・・と痛感しました。  
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2006年02月18日

北欧の人たち〜思い出話

さて、北欧事情を考えるにあたって、他の人ばかり当てにしていないで、私も過去の交遊録をひっくり返して「北欧北欧・・・」と記憶をたどっている。

ドイツに語学留学した時のスウェーデン人の長身美人ルームメイト。
その名もヘルガ。子供のころ飼っていた犬と同じ名前(言わなかったけど)。
妹とその彼氏と他友達数名が数日押しかけ逗留して、狭いところに大型美形が寝巻きでうろうろウヨウヨひしめいていると、かなりうっとうしいことがわかった(「すごい格好」だったし)。
長身八頭身の美女が美しく見えるには、それなりのスペースが必要だ。

そこで同級生だったアイスランド人は、美形のお兄さんだったが「アイスな国のクールな人」というニュートラルな印象。

学生時代に二三度デートしたノルウェー人のビジネスマン。
思いっきり高いメシを何度かおごってもらっただけだが、本人ノルウェーでも北の果ての人で、今考えてみても「のんびりした田舎の人」だった。

リュック背負ってヨーロッパをうろうろしてた時に二日くらいユースホステル(ああ、懐かしい響き)で一緒になったフィンランドの女の子はいい子だったなあ。
フィン語で"Hi!"は「ヘイ!」で、"Bye!"は「ヘイヘイ!」だと教えてくれたけど、あれ、ホントかなあ。
一応「ヘイヘイ!」と言いながらハグして別れたから、本当なんだろうか。

ヨルダンでたまたま一緒に数日行動する羽目に落ちた、自称ジャーナリストのデンマーク人カップル。なんだかやたらに理屈っぽく押し付けがましく、勝手にその他一名のアメリカ人青年も混ぜて「うちのグループ」などと言い出したから、全力を振り絞ってルート変更して逃れたっけ。
大げさだけど、そこまでしないと「なぜ一緒に来ない?!」と迫りよってくるのだ。
あ〜めんどくさかったな、と。

以上、幼稚な思い出ばかりで、情けなくも懐かしいだけである。
でも一応主要各国はそろった。
やればできるじゃないか(?)

でも「それなりに」大人になってからは、エジプトあたりで遠目にツーリストのグループを眺めるくらいで、見事に仕事上のお付き合いは発生しなかった。
そうそう、紅海リゾートといえば、エジプトはひたすらドイツ人とイタリア人まみれだったけど、海をわたってヨルダンのアカバあたりに行くと、やけに北欧系が多かった。
でも個人的なコンタクトはゼロだから参考対象外。

おお、そうだ!
忘れてはいけない、カイロのホテル勤務時代に日本出張して、一緒に営業をやったヘルシンキのホテルの部長職二人。
一人は40代半ば、もう一人は30代はじめだったが、地味そうに見えて実は良い意味でアグレッシブな営業スタイルで、結構仕事を決めていたっけ。

でもある時、5月中旬の名古屋で顔合わせをしたら、もうグニャグニャ状態で目の焦点があってなかった。
「どうしたの?」
「・・・暑い・・・ナンダこの暑さは・・・」
「そう? うん、ちょっと蒸し暑いかも・・・」
「あ〜つ〜い〜ん〜だ〜〜〜」

そういえば、カイロとヘルシンキが一緒に仲良く名古屋で営業して歩くというのも、考えてみれば変だけど、五月のヘルシンキからいきなり名古屋にくれば、それはさぞや辛かろう、かわいそうに・・・と同情したのを覚えている。

以上、普通の思い出話でした。
思い出せる限り、北欧の人と私の関わりは、このくらいだ。

と、いうわけで、そういう「ベタな印象」でいいので、是非ぜひコメントをお寄せください。
お待ち申し上げております。

また、早速コメントを下さった「フィンランドファン」さま、ありがとうございました。  
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2006年02月17日

ムハンマド風刺画問題〜『クーリエ・ジャポン』の特集

この問題について記事を配信した16日木曜日、近所のコンビニにおやつを探しにでかけた。

と、早速『クーリエ・ジャポン』という隔週刊のニュース誌がこの話の特集を組んでいるではないか。
ありゃ、これまた間がいいと言おうかなんと言おうか・・・と、とりあえず買って帰った。
欧州各国マスコミの論説や事態の経緯など、当然のことながら私の書いた中途半端な作文なんかと違う、遥かに良くできたものが読める(ははは)。

発行されたばかりなので、ご関心のある向きは是非一読をお勧めする。

これは読者のmarumiさんという方にコメントでもお知らせいただいたが、記事の中に『欧州各国におけるイスラム教徒の数』というチャートが出ており、この情報源となった"MUSLIM POPULATION WORLDWIDE"(http://www.islamicpopulation.com/)というサイトがなかなか面白かった。

各国のイスラーム事情も記事としていろいろ出ており、特にデンマークのもの(http://www.islamicpopulation.com/Denmark_islam.html)は、ちょうど知りたかった内容がきれいにまとめられていて、なるほどなるほど、と読んだ。

長くなるのでこのあたりは、来週のマガジンのほうの記事として取り上げようかと思っているが、おかげさまで記事を書きながらうっすら感じていたことが、少し像を結んできた気がする。

いくつかあげると、例えば「北欧とひとくくりにしてしまったけれど、これは違うのではないだろうか?」ということ。件の特集でも出ていたが、イスラーム/非イスラームを問わず、移民や自国に入り込む異文化への感情は、同じ北欧でも結構温度差があるようだ。
多分国民性も相当違うのだろう。

日本・中国・韓国をひとくくりにして「同じような国」と言った様なものだ。
お恥ずかしい・・・。

もうひとつ、デンマークの状況は、海を隔ててお隣のドイツと妙に重なる感じがしていたのだが、上記記事を読む限りでは歴史的経緯はやっぱり似ている。
国力、人口、歴史など考えれば、当然同列で全て語れるものではないが、なんだか不思議と似ているような気がする。

「寒くて物価高くて、メシがまずくてろくな酒のない北欧なんぞ、
ワタシにとっちゃ世界の反対側よ!」
などと食わず嫌いしていたツケが見事に回ってきたな・・・と思いつつ、
来週までの宿題にしている次第。

北欧各国の人々の国民性・・・ざっくりしたイメージだけでも知りたいのだけれど、ご存知の方がいらしたら是非教えてくださいまし。

  
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2006年02月16日

北欧のイスラーム人口

私自身は北欧と縁がなかったので、すっかり視野から抜け落ちていましたが、
これを機会にちょっと調べてみたいと思っています。
どなたか参考情報などご存知の方、是非教えてください。  
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預言者ムハンマドの風刺画  【第44話(番外編)】

●事の顛末

昨年末頃に始まったこの話、あちこち飛び火してえらい騒ぎになっている。

ぼんやりと野次馬を決め込んでいたのだが、相互リンクをいただいている
『アラビア語に興味があります』というブログの記事に掲載された件の絵をみ
て、
ナンダコリャ?!と今更ながらあきれてしまった。
そこで自分のために、何がどうしてどうなったのかまとめようと考えた次第。

いまさら何を寝惚けているのだ? という方には、お詫び申し上げます。

一番問題になっているKurt Westergaard氏による風刺画は、
なにやら中国/日本風な墨絵のタッチですらある(上記記事の冒頭参照)。
馬鹿にされてるのは、イスラームだけじゃないよ、これ、と思う。
所詮スカンジナビアって、この程度の国際感覚しかないのかい!と情け無い。
あまりに薄っぺらくて、知性のかけらも感じられない。

そもそもはデンマークのJyllands-Posten(ユランズ・ポステン紙)が、昨年9
月30日に12名の漫画家に預言者ムハンマドのひとコマ漫画を書かせて出したの
が発端だ。
以下のように、ずらりと一面に並べてある。

http://en.wikipedia.org/wiki/Image:Jyllands-Posten_Muhammad_drawings.jpg

この新聞は、Wikipediaによると1871年創業の一応は歴史のある新聞。
『保守右翼系』なのだそうだ。さもありなん、というところか。

デンマーク国内のイスラーム協会などの激しい抗議運動が起こり、アラブ諸国
の駐デンマーク大使らがデンマーク首相に直接抗議しようとするも、あっさり
と面会拒否。

その後10月17日に、Al Fagrというエジプトの新聞が一面で取り上げ(こちら
は2005年5月創刊の新しい週刊新聞)、このあたりからイスラーム圏全体に怒
りと抗議が巻き起こり、あっちでもこっちでも大騒ぎになって現在に至る。

尚、件のJyllands-Posten紙は今年一月末に、諸々の抗議に対して「問題とな
っている風刺画は穏健で無害なものである」と改めて「釈明記事」を出したと
の由。
しょうもない新聞らしい、ということは強く感じられる。


●欧米圏でのイスラーム対クリスチャン対立の構図

まことに物知らずなことだが、実は今回の騒ぎの発端が、割合とリベラルで穏
健なイメージの北欧で、しかもかなり過激な反イスラーム感情が社会的に潜在
しているらしい、という事実に驚いた。

とりあえずあれこれ検索するにあたって、一番問題となっている風刺画を描い
たKurt Westergaardをみたらば、以下の記事に行き当たった(ていうか、最初
に出てきた。大変いいかげんな情報収集でスミマセン・・・しかし便利な世の
中になったものです)。

http://bibelen.blogspot.com/2005/12/drawings-of-mohammed.html

こちらには、問題となった12人の作家の作品が名前つきで上がっているので、
とりあえず一覧用に引用する。しかし、記事の内容としてはげっそりするほど
ひどいものだ。
その上、書き込まれたコメントの半分ほどは、ほとんどぶっ壊れた英語で「ム
スリムなんて全員テロリストだ!」「やつらは全員殲滅すべし!」といったト
ーン。
やれやれ。

まあ、このブログ自体が反イスラームを前面に出しているのだし、これをもっ
て全てと思う気もないが、日本人が想像する以上に、イスラーム系住民という
のは欧米各地で反感を、それも非常に幼いくらい原始的なレベルの反感を買っ
て生きているらしい。

一方のイスラーム世界の反応も、悪質なアジテーターが背後に間違いなくいる
とはいえ、非常に感情的である。
偶像崇拝を厳に禁ずる宗教でもっとも「聖」である人物が戯画化されたのだか
ら、激するのは当然だろうが、描いたほうの馬鹿さ加減と無知さを笑う余裕が
もう少しあってもいいかなあ、と感じる。
実際、発表された風刺画の中には、怒り狂う同胞に別のイスラム教徒が「まあ
まあ、落ち着けよ。所詮はヨーロッパ北田舎の不信心な馬鹿もんがやってるこ
った」なんていっているものもあったし。

まあ、欧米社会でイエス・キリストを真っ向切って同じようにコケにしたら、
一体どういうことになるか?!なんて、想像しただけで恐ろしいことだから、
そのあたりの欧米的無知無教養と傲岸不遜さは限りなく不愉快だ。それは間違
いない。
アメリカ人の集団ヒステリー型の傲慢さも嫌いだが、ヨーロッパ人(特に中欧
以北)の妙に小理屈の多い白人優越感覚もいやなものだ。
どちらもあくまで私の個人的な気持ちに過ぎないけれど。

くどいようだし、くどくいうほど真面目さに縁がないながら、
私は一応クリスチャンである。
だから、欧米メディアが他宗教の「聖」とするものを面白半分にいじる行為は、
単なるジョークを超えた悪意を感じる。

イエス・キリストの教えの基は「愛し、許し、受け入れ、与えること」じゃな
いのか。
だとすると、昨今の欧米キリスト教徒の一部は、かなり道を踏み間違っている。

とにかくお願いだから、宗教を悪意の道具に使わないでほしい、と願うワタシ
ではある。


(2006年2月16日配信)  
Posted by arimaburabura at 17:41Comments(13)TrackBack(1) | Amazon.co.jp | 楽天市場 | ブログ